芹澤恵のレビュー一覧

  • フランケンシュタイン

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    1994年にロバート・デ・ニーロ主演で公開された「フランケンシュタイン」
    公開当時に劇場で観た後に原作を読んだ記憶

    30年前に読んだ内容は記憶から綺麗に消えて、まるで新しい本を読んだ気分

    映画と本がかなり違う印象を受けた事だけは記憶していた

    世の中に溢れるフランケンシュタインのイメージは造られた怪物

    しかし本当はフランケンシュタインとは怪物を造りあげた博士の名前

    なぜこのような間違いがこんなにも世の中に浸透してるのかが不思議で仕方ないけど、きっと映画のせいですね

    命を創り上げたい熱情に浮かされたフランケンシュタインは運悪く、奇跡的に成功してしまう

    フランケンシュタインの物語は「命

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    2025年01月09日
  • フロスト始末 上

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    入院していると暇だろうって旦那が病院に持ってきたので、読んでました。入院中は時間があるけど、元気がないので、この内容だと、読んでいるうちに自分も何だか疲れてしまって退院してから読み終わりました。退院後、すっかり元通り元気になるわけでなく、早く下巻を読みたいけど、なかなか読み進めることができずにいます。

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    2025年01月03日
  • クリスマスのフロスト

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    ブク友さん達の本棚で知って、ずっと読んでみたかったフロスト。
    もうすぐクリスマスなのでちょうど良い。

    よれよれのレインコートにえび茶のマフラーがトレードマークのフロスト。

    服装はコロンボと似てるけど全然違う。
    コロンボのように戦略的な見せかけの愚鈍ではなくて、フロストは素で不器用。ヘマもする。
    そして下品で際どい冗談ばかり言う。
    勘頼りで行き当たりばったり、書類仕事は大の苦手で後回し。でも全然気にしない。

    悲惨な事件の割にフロストはずっと冗談ばかり言って緊張感ゼロなので、こちらも力を抜いて楽しんでるうちに不思議とフロストの魅力に引き込まれてしまう。

    大きな事件を軸に、フロストが行く先々

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    2024年12月22日
  • クリスマスのフロスト

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    冒頭、クライマックスの場面から入る展開が巧妙で、フロストとは一体どういう警部なのか気になるし、一気に引き込まれる。
    その後、時系列順に物語が描かれるのだが、なかなかフロスト警部が出て来ないというのも憎い演出であり、満を持して登場した暁には待ち焦がれていて、いよっ!待ってましたと拍手喝采せずにはいられないだろう。
    その後は完全にフロストのペースというか、小気味良いジョークを交えつつその強烈なキャラクター性に魅了されていった。
    勿論ミステリとしても一級品であり、最初から最後まで飽きずに楽しむ事ができたのである。

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    2024年12月21日
  • フランケンシュタイン

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     伝説的怪物の出る、フランケンシュタインを読み終えました。好きな漫画家がこの作者を題材に作品を書いていて、友達も読んだというので読んで見ました。内容は悲しみに満ちていて、色々な歯車の掛け違いが最終的な結末になるのだなと思いました。恐怖というより、悲壮。フランケンシュタインは怪物の想像主で、このフランケンシュタインの作者は女性であるということに驚きました。漫画を読んだ時に驚きました。

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    2024年11月25日
  • フランケンシュタイン

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    全てが詰まってたし、新しく感じる。
    古典はすげぇなぁ。

    映画と全く違う。

    ・再生の構造は伏せられてる
    錬金術を求めていたフランケンシュタインが科学に行き着く過程は時代によって信奉される基軸が変わっていく成り変わりを表現
    そもそも別の主人公がフランケンを見つけ出すという過程の語り。幽霊譚。ラストで怪物が合流して初めて目視する。
    名前さえもない怪物はここが元ネタになっていたし、彼が言葉を段々と覚えていく過程は『哀れなきものたち』の意味がよくわかるパート。
    ・めちゃくちゃ喋るのだけど、めちゃくちゃ喋れるからこそ切ない!1人目の少女は濡れ衣だったり、自分がどのような人生を送っていたか?を語るのが…

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    2024年09月14日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    ネタバレ

    いかにも映画化されそうな、不遇を切り抜けそれぞれのハッピーエンドを手に入れる系の物語。
    不遇とはいえ経済的には安定が確保されたどん底とまではいかない環境、これまでほったらかされていたから見出されていなかったけど実はこれこれ然々の才能あり、みたいな都合の良さが鼻につく部分もあるのだが、やっぱり前向きに道を切り開いていく物語は気持ち良い。

    タイトルがキャッチーな割にどんな物語なのか想像がつかなかったが、蓋を開けてみれば実はそのまんま。
    かつては今ここにいる場所から抜け出してやろうと全力で人生に立ち向かっていたが、一度のトラブルからレールを外れ(戻ったと言うべきか)、マリファナ片手にくすぶる日々を

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    2024年08月31日
  • フロスト日和

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    前作のテキトー感から、引き込まれ要素がかなり進化してる。相変わらずのミスリードざんまいだけんど、フロストのキャラがイイし、最後の収束もステキ♥


    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)フロスト=(ニアイコール)コロンボ+寅さんだわよ♥

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    2024年08月24日
  • 夜のフロスト

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    前の感想にも書いたけど、フロストは道化でいくつもの事件をジャグリングしつつ綱渡りをして(途中居眠りしたり、セクシーなお姉さんをガン見したりしつつ)事件を解決していく感じでした。
    絶望的だけど、進んでいくのをやめないのが良い。

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    2024年08月19日
  • クラーク・アンド・ディヴィジョン

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    1940年代にシカゴに「再移住」した日系ニセイの女性が主人公のミステリー風小説。日米の開戦により始まった沢山の苦難、しかも唯一無二の存在の姉を失う喪失感の中で、姉の死が自殺ではなく他殺なのでは、と、それだけが原動力になり、当時の日系社会の様子を背景に、自ら探偵の様に情報を集めていく。とても生々しく、特に収容所の辺りから読めなくなった。敵国なのに、イタリアやドイツ人は収容されないのに、なぜ日系人だけが、との思いも共感できた。姉に囚われ過ぎて周りさえ危険に晒すのが唯一の残念な点。

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    2024年07月12日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    ネタバレ

    女王陛下と秘書官補、またまた謎解き。

    女王の信頼厚いハウスキーパーが変死した。周囲からは煙たがられていた彼女は数々の嫌がらせを受けていた。しかし嫌がらせを受けていたのは彼女だけではなかった。ブレグジットに揺れ、アメリカ大統領選挙に気を取られ、世界の変化を感じる女王陛下は自分の所有物である絵が思いも寄らないところにあった謎を解くためにロージーに依頼をしていた。すべてが繋がったときに見えてきたものは——。

    前巻もそうだが、女性の戦いを描いた小説だと言ってもいい。女性だから、と扱われること。たとえ君主が女性の国でも、あまく見られたり不名誉な言葉で表現されたりはするのだ。それを女性同士の連帯でしな

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    2024年07月07日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ネタバレ

    女王陛下は名探偵!

    エリザベス2世の愛するウィンザー城で若いピアニストが変死した。心を痛める女王陛下を気遣いながら捜査が進められているはずだった——ナイジェリアにルーツを持つ秘書官補のロージーは上司にも秘密の任務に選ばれる。それは"ボス"女王陛下の推理を手伝うこと!

    すごい。イメージするエリザベス2世がそこにいて、推理を働かせていく。もちろん女王陛下なので足を使って手がかりを集めるわけではない。バディとなるのは秘書官補のロージー。タフでクールなヒーロー。しかもこのバディ制度は前から続いていたものらしい。そんなのいくらでも過去に遡ってエピソードが書けてしまう。こんなに楽し

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    2024年07月06日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王の若い頃の設定だと思って読んだら違っててびっくり。89歳のエリザベス女王が登場。物語の中で90歳を迎えるんだけど、わりと最近の設定。ロイヤルファミリーや各国のお偉いさんの名前がそのまま出てくるので、読んでて顔が頭に浮かんで、物語に入り込みやすかったかな。これ実際あったことではないか、と思ってしまう。

    エリザベス女王のお気に入りのウィンザー城で事件が起きます。その事件解決のためにエリザベス女王が動きます。秘書官補のロージーがアシスタントしてます。安楽椅子探偵なのかな?と思ってだけど、違います。女王自ら現場を見に行ったりとなかなかの行動派。ロージーは女王が動きが取れないときに、秘密

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    2024年05月22日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    実在する人たちと、実在する場所や建物で起こる殺人事件。ワクワクが詰まっている。
    女王陛下のチャーミングさと温かさにほっこりして、ミステリーなのにいつまでも読んでいたくなるような不思議な感覚。

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    2024年04月28日
  • 地球の中心までトンネルを掘る

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    11作の短編集。最後の話では、ハゲに悩む若者が主人公だったが、アメリカ人でもハゲに悩むのかと新鮮な驚き。ハゲは世界共通のお悩みか。
    チアリーダーに仕方なく入っている少女の話も面白い。全然話した事がない同級生と、あるきっかけで急に距離が縮まる感じ(本命ではない)や、スポーツでの治安の悪さが、読んでいて面白かった。

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    2024年03月25日
  • フランケンシュタイン

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    フランケンシュタインとは、怪物のことではなかったのか。

    怪物を生み出したのだから、人間であり、怪物でもあるのか。

    周りはこうなのに自分はどうだ、
    それは不幸の道に足をかけてしまっている証だ。

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    2024年03月20日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    ネタバレ

    主人公の性格や口調が好きで人が燃えるというリアルじゃありえない描写があるところ、どの人物もキャラだっているところから是非早く映画化して欲しいストーリーでした。良かった。

    無愛想だけど優しいところもあるカールが推しです。主人公とカールがくっついて欲しいと思いながら読んだが真逆というか、。「ああ、だよね〜」な主人公の好みに少し勝手にがっかりしてしまった。笑

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    2024年01月21日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    現代の感覚ではベタすぎと思うのもあるが、よく考えたらいくつかはそもそもどこかですでに読んでたかも。
    日本人にとってはショートショートといえば星新一たが、あちらの研ぎ澄まされた理系チックな雰囲気と比べると、読者への呼びかけなどいちいち詩的なのが印象的。

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    2023年10月09日
  • 地球の中心までトンネルを掘る

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    十一編収録されている短編集。タイトルに惹かれて読んでみたけれど、表題作はもちろん、他の作品もとても魅力的で楽しかった。孤独や不安を抱えてる主人公が多く、他者との違いに悩んでいたりもするのだけれどそれを徐々に認め受け入れていく過程がいい。代理祖父母を派遣する会社で働く女性を描く「替え玉」、クイズ大会のチームメイトでモテない男子二人の魔が差した瞬間からの関係性を描く「モータルコンバット」、転校先の高校でチアリーディングを始めたペニーが12歳の男の子と交流を描く「ゴー・ファイト・ウィン」。この三編がとくに印象的で読み終わった後もたくさんの場面が残り続けている。

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    2023年10月09日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    ネタバレ

    とっってもよかった……。映画化しないかな。
    夏がいつ終わるのか何度も確める双子が愛おしい。大事にしたい一冊になった。

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    2023年09月06日