芹澤恵のレビュー一覧
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2018年最大の読書快楽は間違いなくフロスト警部シリーズ。個人的には絶賛絶叫全面肯定感謝感激なのですが、もはやため息をつくしか無い犯罪小説シリーズの多くがそうであるように、フロスト警部シリーズも、あらすじを備忘録にしておこうと思っても、読み終わって2分もすると記憶からすり落ちてしまいます。寝起きの素敵な夢のようですね。ああ、良い夢みたな、と思っても、起き上がって水でも飲む頃にはすっかり忘れてしまう。
「フロスト日和」はシリーズ第2作。だいたいいつも通り女性や子供などの弱者を狙った犯罪が相次ぎ、フロスト警部は寝る間も無く複数の事件と現場への理解や愛の無い上昇志向の上司に怒られ続け、下品極まりな -
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一応、「海外ミステリーもけっこう好き」と自認する以上は、以前から気になっていた一冊。読んでみたら、大当たり。2018年最高の発見かも知れません。
イギリスの作家ウィングフィールドさんの著作。随所にやっぱりイギリスらしい「ちょっとひねくれた、皮肉な、ウィットに富んだ世界観」みたいなものがあって、それ自体が素晴らしい訳では無いですが、この作品の出来は極上。
ジャック・フロストという、40代後半あるいは50代とおぼしきおっさんの刑事が活躍する、警察ものです。
舞台は、どうやら「地方都市」という感じの架空の街。読んでいくと、日本に例えると「藤沢市」とか「高崎」とかそういうくらいのレベルの街なの -
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Dear for Rebel Girls!
好きな服を着ること。
勉強すること。
スポーツをすること。
絵を描くこと。
好きな職業に就くこと。
自分の意見を言うこと。
そんなの当たり前。
でも、かつて女の子はそのどれも認められていなかった。
もしかしたら、今も。
女の子はこうあるべき、そう誰かに言われた時、「そうね、その通りよ」なんて言って疑いもせずにあなたは頷ける?
あれもこれもやっちゃダメ、そんなのが当たり前だなんて思える?
絶対おかしいよね?
だって、男の子はそのどれもできるんだから。
男の子と女の子の違いって、体の作り以外に何かある?
ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth -
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遂に読み終わってしまった。一気読みしてしまった。作者逝去によりフロスト警部最終作となった本書。足掛け20年近くかけて読んだ、僕の人生トップ5入りの名シリーズ。ぐっちゃぐちゃの展開も、主要登場人物も、いとおしくてたまりません。
抜群に面白かった。惜しむらくは、今作はおそらくシリーズ最グロで、気分が悪くなる描写が多いうえ、サラリーマン小説史上屈指のくそ上司マレット警視がわりとマトモに見えてユーモア部分が食い足りなかった点。とはいえ、できるならば一生読み続けたいシリーズなので、贅沢言ってる場合じゃない。
また20年かけて読み直そうかな。テレビ版は一度もみたことないので、Huluでじっくり見ていくのも -
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クリスマスが近いということで読んだ本。
私は皆さんにお詫びしなければなりません。
今から20年以上も前にこれほどの傑作が刊行されていたにも関わらず、今日までご紹介することをできませんでした。(だってさっき読み終えたんだもん!)
自らの不明を恥じております。書店員として失格です!
読んでいないのに知ったかぶって、ああ、フロストね、いいよね、あれ、なんて顔もできなくもないのです。それなりの読書修行も積んだつもりです。
が!しかし、この作品だけはごまかせません!
にやりと不敵な笑みを浮かべることは、この本を読み終えないとできないのです。
一体どんな主人公な -
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ネタバレフロスト警部シリーズの最終巻.「完結」というわけではないが,作者のウィングフィールドが10年前に亡くなってしまっているので,本当に最終巻.いや,自分の先が長くないことは分かってたはずなので,「完結」を意識して書いたかもしれないけどね.
フロストは相変わらず下品で行き当たりばったりで運頼みなんだけど,上下巻構成となった第4弾の「夜のフロスト」あたりから徐々に作品に枯れた雰囲気も漂いはじめ(十分下品なんだが),同僚からも忌み嫌われていたはずが,いつの間にか人気者になってしまい,まあ,この辺が完結の潮時だったのかもしれない.読んでいて先が見えてしまうこともしばしばだし.とはいえ,本書も面白い.面白い