芹澤恵のレビュー一覧

  • 冬のフロスト 下

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    危機一髪から始まった下巻。最後まで大忙しのフロスト警部ですが、本編は本当に最後の最後まで引っ張ります。フロストの、身内に見せる優しさや情も見どころ。

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    2018年12月21日
  • クリスマスのフロスト

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    「フロスト始末」が「このミス1位」を取り、一度もこのシリーズを読んだことがなかったため、まずは第一弾の本書を読んでみた。
    最後まで飽きずに楽しめる。
    第二弾以降も読んでみたい。

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    2018年12月20日
  • 冬のフロスト 上

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    相変わらず安定感抜群の面白さ。リーダビリティ高くぐいぐい読ませます。まだ上巻ですが、結構な危機に陥るフロスト警部。下巻での大逆転を楽しみにしています。

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    2018年12月13日
  • フロスト始末 上

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    相変わらずデントン署は人手不足で不眠不休のフロスト。
    とにかく寝てほしいと毎回願い、読んでいるこっちまで疲労がw
    今回はフロストお得意の例の件がバレ、フロスト大ピンチ。どうなることやらとヒヤヒヤ。
    最後の最後まで面白かった。

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    2018年12月09日
  • クリスマスのフロスト

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    一応、「海外ミステリーもけっこう好き」と自認する以上は、以前から気になっていた一冊。読んでみたら、大当たり。2018年最高の発見かも知れません。
     イギリスの作家ウィングフィールドさんの著作。随所にやっぱりイギリスらしい「ちょっとひねくれた、皮肉な、ウィットに富んだ世界観」みたいなものがあって、それ自体が素晴らしい訳では無いですが、この作品の出来は極上。
     ジャック・フロストという、40代後半あるいは50代とおぼしきおっさんの刑事が活躍する、警察ものです。

     舞台は、どうやら「地方都市」という感じの架空の街。読んでいくと、日本に例えると「藤沢市」とか「高崎」とかそういうくらいのレベルの街なの

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    2018年10月10日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    Dear for Rebel Girls!

    好きな服を着ること。
    勉強すること。
    スポーツをすること。
    絵を描くこと。
    好きな職業に就くこと。
    自分の意見を言うこと。

    そんなの当たり前。
    でも、かつて女の子はそのどれも認められていなかった。
    もしかしたら、今も。

    女の子はこうあるべき、そう誰かに言われた時、「そうね、その通りよ」なんて言って疑いもせずにあなたは頷ける?
    あれもこれもやっちゃダメ、そんなのが当たり前だなんて思える?
    絶対おかしいよね?
    だって、男の子はそのどれもできるんだから。
    男の子と女の子の違いって、体の作り以外に何かある?

    ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth

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    2018年07月29日
  • フロスト気質 上

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    面白くて一気読み。
    今回もあまりの空振り続きにハラハラ。
    今度こそ証拠見つかって欲しいと祈るような気持ちで読んだ。
    そして大変な時でもユーモアを忘れない心大切!

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    2018年06月30日
  • フロスト始末 下

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    遂に読み終わってしまった。一気読みしてしまった。作者逝去によりフロスト警部最終作となった本書。足掛け20年近くかけて読んだ、僕の人生トップ5入りの名シリーズ。ぐっちゃぐちゃの展開も、主要登場人物も、いとおしくてたまりません。
    抜群に面白かった。惜しむらくは、今作はおそらくシリーズ最グロで、気分が悪くなる描写が多いうえ、サラリーマン小説史上屈指のくそ上司マレット警視がわりとマトモに見えてユーモア部分が食い足りなかった点。とはいえ、できるならば一生読み続けたいシリーズなので、贅沢言ってる場合じゃない。
    また20年かけて読み直そうかな。テレビ版は一度もみたことないので、Huluでじっくり見ていくのも

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    2018年04月07日
  • フロスト始末 下

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    ネタバレ

    R・D・ウィングフィールドが亡くなられたことは大変残念です。
    フロスト警部が活躍する場面をもっと読みたかったです。

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    2018年04月06日
  • クリスマスのフロスト

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    結構分厚い本だったけれども、飽きることなく、中弛みをすることもなく一気に面白く読みきれました。様々な書評にあるように、いい加減だし下品だし・・・。でも、事件に対する真面目さと時折見せる心の底。ギャップがあって引き付けられる人物です。

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    2018年04月03日
  • クリスマスのフロスト

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    事件が絡まっているようだが、ごちゃまぜになってしまうことはなく、読み易かった。電車に乗っていても思わず吹き出してしまう小ネタがちりばめらられていて、あまり読み慣れていないミステリーではあったものの、とても楽しめた。続編も読みたい。

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    2018年03月14日
  • 夜のフロスト

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    相変わらず睡眠時間が少ないフロスト警部。
    デントン署は流感で人手も少ない中次々と事件が。
    どんな時でもお下品な冗談を言うフロストだけどそうでもしないとやってられないというのは理解できるような気も。
    最後はハラハラ。
    そしてこの本の分厚さに満足。

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    2018年02月23日
  • フロスト日和

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    最近こういうがさつキャラが好きかもしれない。
    面白かった!
    いくつもの事件を抱え常に寝不足、しかしどんな時もユーモアを忘れず人間味あふれるフロストに夢中になりそうだ。

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    2018年01月27日
  • フロスト始末 上

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    今回もフロスト警部に殺人、強姦、失踪と、様々な事件を担当させられ、のらりくらりと活躍します。マレット署長と新任のスキナー主任警部の企みから逃げ回るフロストは魅力的で思わず応援したくなります。

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    2017年12月16日
  • クリスマスのフロスト

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     クリスマスが近いということで読んだ本。
     
     私は皆さんにお詫びしなければなりません。
     
     今から20年以上も前にこれほどの傑作が刊行されていたにも関わらず、今日までご紹介することをできませんでした。(だってさっき読み終えたんだもん!)
     
     自らの不明を恥じております。書店員として失格です!

      読んでいないのに知ったかぶって、ああ、フロストね、いいよね、あれ、なんて顔もできなくもないのです。それなりの読書修行も積んだつもりです。
     
     が!しかし、この作品だけはごまかせません!
     
     にやりと不敵な笑みを浮かべることは、この本を読み終えないとできないのです。
     
     一体どんな主人公な

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    2024年04月30日
  • フロスト日和

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    いきあたりばったりだしだらしなくて下ネタ満載だし、読みたくなくなる一歩手前ぐらいまで行ってそうなんだけど、面白いんだよなあ。口幅ったいことはひとつも言わないけど、フロスト警部の小さき者、弱き者への愛情はなかなかのもの。お役所的、機械的なローラー作戦なんかやらず、カンに頼りがちなのも、そういう底辺の住人たちとの有機的な繋がりがあればこそなのだ。

    翻訳は、下ネタの処理のうまさが取り上げられがちだけど、細部まで本当にこまやかですばらしい。何より、フロスト警部の人物像が手に取るように伝わってくるセリフ回しにノックアウトされます。

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    2017年11月07日
  • フロスト始末 下

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    フロストシリーズは、自分にとってライナスの毛布です。著者が亡くなったので、これが最後のフロストだと思うと泣けてくる。

    でも笑ってしまうけど。

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    2017年11月10日
  • フロスト始末 下

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    相変わらずのフロスト警部、ではあるが昔の感傷に浸って涙ぐむなどらしくない面も見せる。事件は次々と起こるが解決の気配もみせないまま最終章へ。
    イギリスらしい皮肉とユーモアが溢れていて事件そっちのけで楽しい。
    作者は亡くなってしまったので最新刊は読めないが、別の人がフロスト警部の若い頃を書いているらしいので翻訳されるのを楽しみにしてる。

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    2017年10月14日
  • フロスト始末 下

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    ネタバレ

    フロスト警部シリーズの最終巻.「完結」というわけではないが,作者のウィングフィールドが10年前に亡くなってしまっているので,本当に最終巻.いや,自分の先が長くないことは分かってたはずなので,「完結」を意識して書いたかもしれないけどね.
    フロストは相変わらず下品で行き当たりばったりで運頼みなんだけど,上下巻構成となった第4弾の「夜のフロスト」あたりから徐々に作品に枯れた雰囲気も漂いはじめ(十分下品なんだが),同僚からも忌み嫌われていたはずが,いつの間にか人気者になってしまい,まあ,この辺が完結の潮時だったのかもしれない.読んでいて先が見えてしまうこともしばしばだし.とはいえ,本書も面白い.面白い

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    2017年08月19日
  • フロスト始末 下

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    20年と少し前、学生だった末の妹が「こんなに大笑いしたミステリは読んだことがない」と言うので、姉妹でこぞって回し読みしたのが、シリーズ第一弾『クリスマスのフロスト』だった。
    それからは姉妹そろって、次の「フロスト」が出るのを今かいまかと待っていたのだ(なんと4,5年に一冊くらいしか出ないのだ)。
    そのフロスト警部シリーズも、今回をもってとうとう最後。
    お約束どおりの展開で、のっけからじゃぶじゃぶ雨は降るし、フロストは寝ようと思ったらたたき起こされるし、ようやく食事をと思うと呼び出される。もう、待ってました!ビバ、マンネリ!である。
    下品なギャグを所かまわずかまし、それでも最後の一線を越えない(

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    2017年08月10日