芹澤恵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いやぁ、面白かったー。上下巻読むのにどんどん加速されて、昨日から雑事の合間をぬうように、ちまちま読んでいたのが、今日は最後にかけてもう一気読み。読んで、満足です! しかし、何とこの後の2作はまだ翻訳されていないんだった・・・芹澤恵(訳者)さん、お願いします、創元社さん、待っています!! 原作読めって? フロスト警部の妙味は、私のしょぼい英語力より、日本語で堪能したいです。警部の直感のひらめきを翻弄する込み入った事件の数々、保身・名誉第一の俗物上司マレットに酷くたたかれ、いつにもまして迷惑な警部代行キャシディが加わり、原作タイトルどおり“ハード”な状況。しかし、その悪口雑言は衰えを知らず、実は、
-
Posted by ブクログ
3冊目も見事な分厚さで、何回かの中断は避けられなかったが、最後は一気に読んでしまった。やはり、見事なフロスト警部、とはいえ、連続する事件解決への青息吐息の展開に気は抜けず、抜けるのは例のどうしようもない低俗な駄洒落を飛ばすフロストの姿。それを部下に非難された際に、『深刻に受けとめてくよくよしては、やっていけない…、因果な仕事の因果な部分をいくらかでも楽に受けとめるためだ…云々』と言う。確かにフロストの諧謔なくしてはこうも面白く読めないでしょう、そしてそのヨレヨレコートの疲れたおじさんの内に、人知れず?人間性と直感が渋く光っているのが何とも魅力で、飽きません。
-
Posted by ブクログ
長いし登場人物は多くてそれだけで3ページ分あるし、かなりの本読みでないと読まないかも。でもすこぶる面白いです。長いのは、事件が本当に次から次に起こり、メインとなる誘拐殺人事件の他に、というかその捜査の行きがかり上本当に次から次へと事件が起こり、それらを混乱の中でひとつずつ解決したりドジを踏んだりしてゆくから。読み終えて思い出すだけで、ケチな窃盗、傷害、ゆすり、誘拐脅迫、殺人が2件、と数日間にこれだけの事件をほとんど寝ないで担当します。その間も責任は取らず手柄は横取りの官僚署長マレットや昇進の鬼で規則が大好きなキャシディや上昇志向の強い女性刑事をテキトウにあしらい、下品な冗談を飛ばし、と相変わら
-
Posted by ブクログ
1944年、シカゴ。父母とともにカリフォルニア州の強制収容所を出てシカゴに着いた日系二世のアキ・イトウは、一足先に収容所を出てシカゴで新生活を始めていた姉ローズが前日にクラーク・アンド・ディヴィジョン駅で列車に轢かれて死んだと知らされる。警察の自殺説に疑問を感じたアキは、真相を求めて自ら調査を始めるが。
スネークスキン三味線―庭師マス・アライ事件簿では、ややコミカルな印象が強かったが、本編はシリアス。前者の著者表記がカタカナだったので、同一著者とは気づかなかった。太平洋戦争により、アメリカにいながら、ニセイ、イッセイとして差別を受けた移民たちの苦しみがこれでもかとばかり描かれる。
何事に -
-
-
Posted by ブクログ
エリザベス女王にとっては幼い日々の思い出がつまった場所「わが家」であるウィンザー城で若い男の遺体が発見される。
その男は晩餐会に呼ばれた若きロシア人のピアニストだった。
事件についてお城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものとし捜査を始めるが…
なんと〜
難航していたその事件を華麗に解決してみせるのは御年90歳の名探偵、エリザベス女王!
しかも秘書官を使って情報を集め謎解きをする安楽椅子探偵ときた…(笑)
確かに謎解きは平凡だけど、実際の出来事や、実在する人物の登場に陛下の私生活を覗き見れたような気持ち…
そして、
もしかして陛下は本当に普段から謎解きをされているんじゃ -
Posted by ブクログ
舞台の歴史的背景は真珠湾攻撃から2カ月後の1942年2月19日、ルーズヴェルト大統領の大統領令により日本人の血が16分の1以上入っている日系アメリカ人約12万人(うち3分の2は生まれながらの米国民)が強制的に西海岸から収容所に移住させられた戦時下である。国家反逆罪やスパイ活動から守るという名目だったが、ホワイトハウスの「事実調査」部門の主任エージェントのカーティス B. マンソンにより、「反米活動が広まる危険があることを示す証拠は見つからず日系アメリカ人の忠誠心を証明する大量の資料が提出されていた。」にもかかわらず大統領令は発令された。同じ敵国のドイツやイタリア移民には調査も強制収容は適用され
-
Posted by ブクログ
1994年にロバート・デ・ニーロ主演で公開された「フランケンシュタイン」
公開当時に劇場で観た後に原作を読んだ記憶
30年前に読んだ内容は記憶から綺麗に消えて、まるで新しい本を読んだ気分
映画と本がかなり違う印象を受けた事だけは記憶していた
世の中に溢れるフランケンシュタインのイメージは造られた怪物
しかし本当はフランケンシュタインとは怪物を造りあげた博士の名前
なぜこのような間違いがこんなにも世の中に浸透してるのかが不思議で仕方ないけど、きっと映画のせいですね
命を創り上げたい熱情に浮かされたフランケンシュタインは運悪く、奇跡的に成功してしまう
フランケンシュタインの物語は「命 -
Posted by ブクログ
ブク友さん達の本棚で知って、ずっと読んでみたかったフロスト。
もうすぐクリスマスなのでちょうど良い。
よれよれのレインコートにえび茶のマフラーがトレードマークのフロスト。
服装はコロンボと似てるけど全然違う。
コロンボのように戦略的な見せかけの愚鈍ではなくて、フロストは素で不器用。ヘマもする。
そして下品で際どい冗談ばかり言う。
勘頼りで行き当たりばったり、書類仕事は大の苦手で後回し。でも全然気にしない。
悲惨な事件の割にフロストはずっと冗談ばかり言って緊張感ゼロなので、こちらも力を抜いて楽しんでるうちに不思議とフロストの魅力に引き込まれてしまう。
大きな事件を軸に、フロストが行く先々