芹澤恵のレビュー一覧

  • クリスマスのフロスト

    Posted by ブクログ

    イギリスの作家「R・D・ウィングフィールド」の長篇ミステリ作品『クリスマスのフロスト(原題:Frost at Christmas)』を読みました。

    『東西ミステリーベスト100』で海外篇の43位として紹介されていた作品、、、

    「オリヴァー・ハリス」、「ジム・ケリー」、「P・D・ジェイムズ」に続き、イギリスのミステリ作品です。

    -----story-------------
    ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難問が持ちあがる。
    日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物。
    続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にし

    0
    2023年02月15日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    フロストは裏切らない。 マレットのしつこい嫌味も今回助っ人として戻って来たキャシデの自己中で自分勝手性格も、勢いが増している。フロストのだらしなさやお下劣で下品なジョークも健在だ。しかも上下巻なので長い!全てが盛り盛り。ゲップが出る程盛りだくさんである。でも…なんだろう…フロストの人間性や心根の温かさが根底に流れていて…やっぱりフロストは面白い。

    0
    2023年01月27日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    正確な分類はよく知らないけど、私の中ではこれは青春小説。しかも極上のやつである。

    ストーリーはシンプルだが、この小説の魅力はとにかく登場人物すべてが愛おしいというところに尽きる。主人公のリリアンはこれまで思うような人生を歩むことができずにぐずついていた、一方で親友のマディソンは大金持ちで上院議員夫人。そのマディソンからひと夏の家庭教師を頼まれた双子のベッシーとローランド、だがこの双子は興奮すると”燃える”というとんでもない子供たちだった。悪戦苦闘するリリアンだったが、そこには徐々に強い絆が生まれていった。

    作者であるケヴィン・ウィルソンの技巧が随所に光る。脇を固める登場人物もみな魅力的、お

    0
    2023年01月09日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

    Posted by ブクログ

     2022年は多くの著名人が鬼籍に入った年だったように思う。
     イギリスのエリザベス二世女王陛下は我々の多くが生まれた時から女王であり、日本でも親しまれた方だった。
     本書はもちろんフィクションではあるが、実際の各国の首脳が登場したりと現実の皇室もこのような日常なのかと想像することが出来て楽しい。
     著者が女性ということもあるだろうが、女王を含めた女性陣は生き生きと描かれ羨ましくなる一方で、男性陣の女王を侮った態度に、いわゆるざまぁ展開を期待し
    たが女王の器広い!と、新年から自分の狭量さを反省させられた…。

    0
    2023年01月04日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。

    リリアンの自虐的なところと観察眼が良かった。わざわざ口に出さなくても、心で思う気まずさが良い。

    マディンソンとの関係も良かった。マディンソン大統領になって欲しいな。
    ジャスパーはクズくて良かった。本人はクズだと自覚してないクズ。ジェイン・オースティンの小説に出てきそうなクズ。

    双子達は聡明で良かった。愚かではない。
    その気になれば、火をつけまわって、社会を混乱に陥れられる能力だし、良い能力でもあるけど、コントロールがな、難しいよな。
    発火能力。障害であり、個性であり、問題であり、自然なものだなと感じた。

    海外翻訳本は、読みにくいものにあたってて、億劫だったけど、これは批判

    0
    2022年12月10日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    怪物誕生は何を意味するか。『フランケンシュタイン』は、子供を産むことに対する母親の不安を描いた「出産神話」であるとする考察がある。確かに、作者メアリは、自身の誕生により母親を亡くし、彼女自身も度重なる流産を経験していることから、出産に対するトラウマを怪物誕生のドラマとして具現化したと考えることも十分可能であろう。そのような観点から見ると、他の小説には無い独創性を持つ作品だと感じられる。

    0
    2022年11月30日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    翻訳特有の言い回しや、横文字の名前が苦手な私だけど、これは読みやすかったし、面白かった。
    双子と会うまでは少しだらけたけど、そこからは一気にスピードアップ。リリアンと双子はもちろん、他のキャラクターもみんなクセつよで、読んでて印象に残る。ハッピーエンド(=波乱の幕開け)で良かった。ムームー着てみたい。

    0
    2022年09月09日
  • フロスト気質 下

    購入済み

    中盤まで読み進めた段階で、フロストシリーズってこんな感じだったっけ?と少し違和感があった。
    シリーズを続けて読んでいるわけではなく、思い出したように続巻を読んでいるので記憶違いしているかもしれないが、こんなに事件が絡まりながら進むようなシリーズという印象がない。これまでも1作品内で複数の事件は発生していたが、それらの関連性は薄く、もっと淡白なストーリー構成だったような。
    それが、本作はいろんな事件や登場人物たちが複雑に絡まりながら話が進んでいく。

    しかし、だから今回はストーリーが面白い。これまでは、フロストのキャラで読んでいたような感じだったのが、本作はストーリーにも引っ張られて読ん

    0
    2022年08月18日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

    Posted by ブクログ

    ハンドレタリング風の表紙が目を引く絵本。
    実在する100人の勇敢な女性のストーリーを、ページごとに異なるクリエイターのイラストで紹介しています。子どもだけでなく、大人が読んでも勇気付けられる本です。

    0
    2022年08月15日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めっちゃ可愛いな!どいつもこいつも。

    発火する双子ってだけですでに面白いのに、双子以外も実に魅力溢れる登場人物たちで楽しかった。
    リリアンから見た人物評もユーモア溢れる表現で面白い。カールやジャスパーですら多面的に描かれると可愛い。なんかこう、とても素敵な物語を読んだなという感覚。
    発火するけど、まぁなんとかなるんじゃない?と思わせるリリアンの語り口が頼もしくて、でも甘くみてて、そのユルさというか、総じて可愛いよみんな。色々ままならないけど、まぁなるようになるよね。

    0
    2022年08月05日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『人体自然発火現象の対処法を知りたい人へ…いないか』

    なにこの面白さ!!!世界中の不幸をすべて背負い込んだようなリリアン。ひょんなことから燃える双子のお世話をすることに… とにかく、読んでいてリリアンが可哀想でしかないけど、文句をブツブツ言いながらも双子のために頑張る姿に、ついつい応援に力が入る!いや〜、面白かった!

    0
    2022年08月05日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

    Posted by ブクログ

    とってもおもしろかった!!
    今年の個人的ベスト5に入るし棺桶本としても追加したい一冊。

    大好きな作家さんがおもしろいと仰っていたので息をするようにポチッとしたのだけど、本当に読めてよかったと思えるいとおしい物語。

    人間嫌いのリリアンが10歳の双子と過ごす一夏の物語と言ってしまえば、どこにでもあるような物語に聞こえるけれど、これはどこにもない唯一の物語だし、発火体質という特異な要素がありながらも、ファンタジーではなく、あくまでリアリティのある物語。

    子どもの描かれ方もとても好きで、余計な美しさもわざとらしい子どもらしさもなく、双子たちの描かれ方がナチュラル。アンナチュラルな発火という要素が

    0
    2022年07月24日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フロスト警部シリーズの4作目。

    今回も同時並行で様々な事件が舞い込む。
    ゴミ山に放置された死体に少女誘拐事件、老人ばかりを狙う強盗、腐乱死体などなど。
    相変わらずデントン市って治安が悪い笑

    起きてる事件は凄惨なものが多い中、フロスト警部の捜査が面白おかしく描かれる。ここまで笑いながら読める海外ミステリもそうそうない。
    日本語訳の秀逸さではトップでなかろうか。

    相変わらずのセクハラ親父でどうしようもないけど、魅力たっぷりなフロスト警部シリーズも残すところ2作。ゆっくりと楽しみたい。

    0
    2022年07月21日
  • 夜のフロスト

    Posted by ブクログ

    フロスト警部シリーズ3冊目。お下劣で事務処理大嫌い、そしてお高く留まった権威も大嫌い、何より、悪い奴らが大嫌い。犯罪捜査からは絶対に逃げないワーカホリック。そして、心には寂しさも抱えている、実はとっても暖かい人、フロスト。
    流感が流行り人員が足りない中で起きる連続殺人。最後、息もつかせぬ展開。750ページの長編ですが、あっという間に読みました。

    0
    2022年07月13日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    今回の相棒はウェールズの芋にいちゃん。非常にどんくさく女に目がなくしくじったり遊んでサボってばかり。

    終盤今までのシリーズの中にはなかった展開。どうなるフロスト警部。

    0
    2022年06月19日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    フロスの毎度はずれる直感をそのまま丁寧に書いているので、捜査が空振りに終わっている時間が長い。その試行錯誤いいのかもしれないが。
    すべての事件がテーマで結ばれ一貫している。これだけ長い小説の色々な事件がすべてまとまっているのは見事という他ない。
    次は「冬のフロスト」を読む。

    0
    2022年06月11日
  • フロスト気質 上

    Posted by ブクログ

    久しぶりのフロスト警部。翻訳が素晴らしいということに気がついた。
    相変わらず次々と事件が起きる。そして恵まれない社会の底辺に近い人々が多く出てくるが湿っぽくならず生き生きと描かれている。
    こんなに長いのに細々した印象がなく楽しく読める。面白い。

    0
    2022年06月01日
  • ヒロシマ・ボーイ

    Posted by ブクログ

    2つの意味で面白い作品だった。
    まずは設定がなかなか斬新!主人公は80代後半の偏屈でネガティブ思考な日系人男性。しぶしぶ向かった自分のルーツがある広島で、はからずも事件に巻き込まれる。文字通り老体にむちうちながら、走り回ったり若者に痛めつけられたりコンビニ食ばっかり食べているし、で、基本的に心の中は「用事済ましてとっととアメリカ帰りて〜」。
    それから、翻訳が巧みであった。翻訳っぽさがない。翻訳っぽさを楽しむのが翻訳作品の楽しみである場合もあるれど、広島の田舎の島で起きた物語を語にはそれは不要だと思う。登場人物たちが方言を話し老人ホームの描写なんか本当にリアルなので、翻訳作品であることをすっかり

    0
    2022年05月29日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

    Posted by ブクログ

    Persons who made an impression on me:
    -Artemisia Gentileschi
    -Catherine the Great
    -Ann Makosinski
    -王貞儀
    -Grace O’Malley
    -Nancy Wake
    -Nelly Bly
    -Maria Montessori
    -Maud Stevens Wagner

    0
    2022年05月07日
  • フロスト始末 上

    Posted by ブクログ

    今回も最高に面白かったフロスト警部だが、これが遺作でシリーズが終わるのがとても残念です。
    訳者の芹澤恵さんのインタヴュー記事で「この訳で本当に合ってるのかな?」と思うとありましたが、気持ちがよく分かります(笑)。

    0
    2022年04月10日