芹澤恵のレビュー一覧

  • フロスト始末 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    そんな中でも、
    若い女性警官を気遣ったりその警官が気丈にも頑張ったり、
    女性検視官との約束をぶっちぎってそれを許してもらったりと忙しい。

    最後のどんでん返しは、
    人の死がからんでいるのでちょっと酷い。
    でもウィスキーをくすねたのが見つかった時の署長への返しは見事。

    本当にフロスト警部の活躍がもう見られないとは、残念。

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    2017年08月05日
  • フロスト始末 上

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    ネタバレ

    フロスト警部最後の作品。

    待ちに待っていたフロスト警部の最新作、
    でももうその活躍が見られないとは、本当に残念。
    そういう意味では、ちょっと純粋に楽しめなかったかも。

    お話の方は、
    フロスト警部を追い出そうとする新任のスキナー主任警部に追い詰められたり、
    ATMから金を引き出そうとする犯人を何度も取り逃がしたり、
    容疑者に自殺されたりと、散々な展開。

    (下巻に続く)

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    2017年08月05日
  • フロスト始末 上

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    「フロストと連立方程式」

    みなさんは「フロスト病」という病をご記憶でしょうか?
    そう、英国の小説家、R・D・ウィングフィールドの「フロスト警部」シリーズを読みふけることによって、
    夜昼関係なくこの本から目が離せなくなり、途中、奇声を発する方
    はたまた突然、一人でげらげらと大笑いするといった症状がではじめ、
    翌朝には、ぼぉ~っとしたかと思うと、思い出し笑いするなどいろいろな兆候がみられる病なのです。

    その「フロスト」シリーズの遺作、「フロスト始末」がこの度出版されました。
    で、私はこの上下2冊を一気に読み上げましたが、何故かこの度は多少ニンマリすることはあっても、
    声を出して笑うといことはあ

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    2017年07月13日
  • フロスト始末 上

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    お下品なジョーク、会話、不運な運命、相変わらずフロストは楽しませてくれる。しかも、今回は”角縁眼鏡のマネキン野郎”だけでなく”でぶちん大将”まで増えて、さあ大変。事件も相変わらず多発し、全てをどう解決していくか下巻のフロストの活躍が待ちきれない。

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    2017年07月05日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    「賢者の贈り物」 2016/2/16
     日々の暮らしにも事欠くほどの貧しい家庭の夫婦が、お互いにクリスマスプレゼントをするために自分の一番大事で高価な代物を犠牲に、愛するパートナーへの贈り物を買った。その贈り物はお互いの犠牲によって何の意味も価値もないものになってしまったが、本当にそうなのだろうか。その価値のない贈り物をし合った二人を筆者は、聖書に出てくる3人の東方の賢者に例えるほど、彼らを「賢者」であると言っている。彼は何故彼らを「賢者」であるといったのか。「賢者」とはいったい何なのだろうか。
     物語中に「年100万ドルの収入のものと週20ドルの収入の違いとは何であろうか」という問題提起があ

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    2016年02月19日
  • フロスト気質 上

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    何年ぶりか、というほど待ったフロスト警部シリーズ第4弾(かな)。
    作者のウィングフィールド氏はすでにこの世を去っているので、あと2作あるという作品でこのシリーズは強制的に終わってしまうのが悲しい。
    けれど、フロストにはたくさん、早く会いたいので、早く翻訳してほしい。

    相変わらず、下品、お下劣、不潔、がさつ、セクハラ満載な男、フロスト警部。けれどどこか憎めない。そんな彼に今回もさまざまな事件が怒涛のごとく押し寄せる。幼い子供が誘拐、殺害されるという事件を皮切りに、若い娘が誘拐されるわ、ちんけな犯罪者が汚水の中から死体で見つかるわ、それはもうえらいことになっている。
    そしてやっぱり相変わらずデ

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    2015年07月25日
  • 夜のフロスト

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    「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」に続くフロスト警部シリーズ第3弾。過去2作はそれぞれ「週間文春」、「このミステリーがすごい」のランキングで1位を獲得した作品である。
    不屈の仕事中毒(プライベートの時間が描かれたことがない)、下品きわまる田舎町デントンの名物警部フロスト。
    次々と降りかかる事件、ついでに掘り出してくる事件、などいくつもの事件が同時進行して、それをあっちへいったりこっちへいったり、ひっくりかえしながら最後にはきっちり解決するフロスト警部。

    口を開けば下品なオヤジギャグの連発、気を抜いてる奴には浣腸攻撃、上司の命令もおかまいなし。上司や清潔感溢れ野心をみなぎらせた部下

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    2015年07月25日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    なんと言うかラストがすごく光っています。
    もっと早くに出会えていたらな、と思いました。

    表題作の2つはどちらもお勧めです。
    特に後者は確かに結末こそ
    アレなものとなっていますが
    その奥底には考えさせられるものがあります。

    著者は浪費と過度の飲酒により命を
    落とすこととなりました。
    やはり冤罪となった災難が
    そうなる要素を作ってしまったのでしょうか。

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    2015年07月22日
  • 夜のフロスト

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    やっと読み終わりました。750ページは若干骨が折れました。
    フロストシリーズ第3作目。
    よれよれの服装で、頭もさえず、下品な冗談を時と場所構わず連発し、常に煙草をふかしているフロスト警部。彼は一方で驚異のワーカホリック。とにかく現場と関係者の聞き込みが命。
    デントン署は、インフルの影響で署員は半分しか出勤してない状況。でも、そこに起こるのは老女連続殺人、少女失踪殺害、放火殺人、そして闇ポルノ…。
    これらの事件に対する彼の捜査手法は、「勘」と「思い込み」と「運」。自白を引き出すためにはハッタリも厭わない。1週間ぶっ通しで仮眠のみで捜査を続けるフロスト。署員も巻き込み大騒動です。
    最後は全部の事件

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    2019年05月04日
  • 密林の夢

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    読み応えがあって良かった。
    日常を忘れて物語の中に引き込まれました。
    あれがどうなったのか、それはなんだったのか、とかいう突っ込みもあるでしょうが、読者に余白を残したよい小説だと思います。気になるから心にも残るんでしょうね。

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    2015年02月19日
  • 冬のフロスト 下

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    ネタバレ

    お気に入りのフロスト警部シリーズの今のところ最新の邦訳版。本を読んで思わず笑ってしまうことは、めったにないが今回は笑わしてもらいました。ただ、描かれる事件は笑えるような事件ではなく、それも同時進行で、多発するのだが、最後は全て解決してしまうという、作者はどうやって書いているのかと不思議に思う。これがイギリスの良質のミステリー。

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    2014年10月27日
  • 冬のフロスト 下

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    ネタバレ

    よくもこんなに事件が起きるな、と思います。
    それにしてもこのシリーズは、日本語の表現が多彩です。横紙破り、業腹、身空などは普段使わないので勉強になりました。また「掛り合いになりたくない」はずっと「かかわり合いになりたくない」と思ってました。。。訳も秀逸で楽しめるミステリーだと思います。
    あと1シリーズで終わりとは残念すぎます。

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    2014年10月12日
  • 冬のフロスト 上

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    ネタバレ

    よくもこんなに事件が起きるな、と思います。
    それにしてもこのシリーズは、日本語の表現が多彩です。横紙破り、業腹、身空などは普段使わないので勉強になりました。また「掛り合いになりたくない」はずっと「かかわり合いになりたくない」と思ってました。。。訳も秀逸で楽しめるミステリーだと思います。
    あと1シリーズで終わりとは残念すぎます。

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    2014年10月12日
  • フロスト気質 上

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    ネタバレ

    マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
    フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。

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    2014年10月12日
  • フロスト気質 下

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    ネタバレ

    マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
    フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。

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    2014年10月12日
  • フロスト日和

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    ネタバレ

    一番最後、犯罪者に語らせる様子が、東野圭吾の「新参者」の雰囲気にも似ているなと感じました。
    フロストはだめなところがたくさんで、だからこそ、犯罪をしたり、浮浪者を選択した人の目線や立ち位置に近くて、町の浮浪者や軽犯罪者のこともよく知っていて、暖かく感じるのだろう、と思いました。
    最後に相棒である坊やが一目置くところも、前作に引き続きぐっときます。
    ますます楽しみなシリーズです。

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    2014年08月23日
  • 冬のフロスト 下

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    下品な冗談も勘頼みの捜査も芋兄ちゃんのダメっぷりも何もかもパワーアップして、分厚さを感じさせない面白さて一気読み。読み終わってから、あれ終わっちゃったと寂しくなる始末。覚えきれない数の事件を並行捜査し、それを全部解決するフロストは、実は凄腕刑事なのではなかろうか。なによりそれをししっかり書ききる作者の腕と訳者の技量が際立つシリーズも、あと一作。心して待とう。

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    2014年08月10日
  • 冬のフロスト 上

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    フロスト警部の下品な下ネタが序盤から炸裂。フロスト警部(というかデントン署)を襲う怒涛の事件。なにもかもが「相変わらず」なのだけど、マンネリに陥らない物語も「相変わらず」。バラバラに見えた事件が実は絡み合った糸のような事件群だったと、上巻を終える頃に見えてくる。下巻を読むのが楽しみ。分厚いけど、あっという間に読める。フロスト警部だけでなく登場人物が生き生きと動き(みんな疲れてるけど)、人間味に溢れているのが特徴。ほんと面白い。あと1作しかないなんて残念極まりない。

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    2014年08月10日
  • 傍迷惑(はためいわく)な人々~サーバー短編集~

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    サーバーのイラストも入っている短編集。
    「傍迷惑な人々」というタイトルの通り、身近にいるちょっとおかしな家族や友人をユーモアたっぷりに描いている短編集。読むと何故だか元気が出る。笑える。
    最後の「本棚の上の女」は自作のイラスト解題なんだけど、あの人喰ったカバの絵とかすごい、あと線のふわっと加減がたまりません。長新太とかジョン・レノンとかサーバーに影響を受けたらしい(絵)。確かに、と思う。

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    2014年04月21日
  • 冬のフロスト 下

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    (上巻より続く)

    後半も、
    史上最低の部下、芋にいちゃんの活躍もあり、
    フロスト警部の暴走もあり、
    大混乱。
    しかもここまで来て?というタイミングで、
    新しい事件が発生したり、
    かなりハードな展開もあり、
    最後まで気が抜けない。

    既刊のフロスト警部シリーズはこれが最後。
    場所をわきまえない、お下品極まりない警部の冗談にも、
    多くの警察署員同様、
    苦笑して流せるようになったのに、
    かなり淋しい。
    もちろん、それでもたまにみぞおちを殴られたように、
    笑いの爆弾を撃ち込まれることもあるが。
    ほんとに可笑しい。

    まだ未訳の作品があることが唯一の望み。
    早く、出版してほしい。

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    2014年02月21日