芹澤恵のレビュー一覧

  • フロスト日和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一番最後、犯罪者に語らせる様子が、東野圭吾の「新参者」の雰囲気にも似ているなと感じました。
    フロストはだめなところがたくさんで、だからこそ、犯罪をしたり、浮浪者を選択した人の目線や立ち位置に近くて、町の浮浪者や軽犯罪者のこともよく知っていて、暖かく感じるのだろう、と思いました。
    最後に相棒である坊やが一目置くところも、前作に引き続きぐっときます。
    ますます楽しみなシリーズです。

    0
    2014年08月23日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    下品な冗談も勘頼みの捜査も芋兄ちゃんのダメっぷりも何もかもパワーアップして、分厚さを感じさせない面白さて一気読み。読み終わってから、あれ終わっちゃったと寂しくなる始末。覚えきれない数の事件を並行捜査し、それを全部解決するフロストは、実は凄腕刑事なのではなかろうか。なによりそれをししっかり書ききる作者の腕と訳者の技量が際立つシリーズも、あと一作。心して待とう。

    0
    2014年08月10日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    フロスト警部の下品な下ネタが序盤から炸裂。フロスト警部(というかデントン署)を襲う怒涛の事件。なにもかもが「相変わらず」なのだけど、マンネリに陥らない物語も「相変わらず」。バラバラに見えた事件が実は絡み合った糸のような事件群だったと、上巻を終える頃に見えてくる。下巻を読むのが楽しみ。分厚いけど、あっという間に読める。フロスト警部だけでなく登場人物が生き生きと動き(みんな疲れてるけど)、人間味に溢れているのが特徴。ほんと面白い。あと1作しかないなんて残念極まりない。

    0
    2014年08月10日
  • 傍迷惑(はためいわく)な人々~サーバー短編集~

    Posted by ブクログ

    サーバーのイラストも入っている短編集。
    「傍迷惑な人々」というタイトルの通り、身近にいるちょっとおかしな家族や友人をユーモアたっぷりに描いている短編集。読むと何故だか元気が出る。笑える。
    最後の「本棚の上の女」は自作のイラスト解題なんだけど、あの人喰ったカバの絵とかすごい、あと線のふわっと加減がたまりません。長新太とかジョン・レノンとかサーバーに影響を受けたらしい(絵)。確かに、と思う。

    0
    2014年04月21日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    (上巻より続く)

    後半も、
    史上最低の部下、芋にいちゃんの活躍もあり、
    フロスト警部の暴走もあり、
    大混乱。
    しかもここまで来て?というタイミングで、
    新しい事件が発生したり、
    かなりハードな展開もあり、
    最後まで気が抜けない。

    既刊のフロスト警部シリーズはこれが最後。
    場所をわきまえない、お下品極まりない警部の冗談にも、
    多くの警察署員同様、
    苦笑して流せるようになったのに、
    かなり淋しい。
    もちろん、それでもたまにみぞおちを殴られたように、
    笑いの爆弾を撃ち込まれることもあるが。
    ほんとに可笑しい。

    まだ未訳の作品があることが唯一の望み。
    早く、出版してほしい。

    0
    2014年02月21日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    相変わらず、良いね~。
    世界観というには、
    ハチャメチャすぎて、お下劣すぎるが、
    フロスト警部ワールドが楽しすぎる。

    まだ前半だが、
    カンとはったりで解決するやっつけ仕事が、
    すでに炸裂。

    (下巻に続く)

    0
    2014年02月16日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

     フロストを読むのは実に久しぶり。何を隠そう17年ぶりにこのシリーズの中二作をすっ飛ばして最新翻訳作品に卑しくも手を伸ばしてしまったのだ。そしてこのシリーズの凄みに、まるで今初めて出会ったばかりのように、ぼくは改めて驚愕するのだ。そしてこのシリーズへの評価を新たにする。そしてその手応えの確かさに酔い痴れる。

     このシリーズ、いちいち分厚い翻訳小説である。この厚みと丁寧な翻訳の手仕事こそが、フロストシリーズの翻訳を難航させているのだろうなあ。何しろ、この作品だって、イギリスで刊行されて14年目にして日本にその翻訳の成果が披露されるわけだから。今時の14年と言えば決して短くはなかろう。携帯電話だ

    0
    2014年02月09日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

     フロストを読むのは実に久しぶり。何を隠そう17年ぶりにこのシリーズの中二作をすっ飛ばして最新翻訳作品に卑しくも手を伸ばしてしまったのだ。そしてこのシリーズの凄みに、まるで今初めて出会ったばかりのように、ぼくは改めて驚愕するのだ。そしてこのシリーズへの評価を新たにする。そしてその手応えの確かさに酔い痴れる。

     このシリーズ、いちいち分厚い翻訳小説である。この厚みと丁寧な翻訳の手仕事こそが、フロストシリーズの翻訳を難航させているのだろうなあ。何しろ、この作品だって、イギリスで刊行されて14年目にして日本にその翻訳の成果が披露されるわけだから。今時の14年と言えば決して短くはなかろう。携帯電話だ

    0
    2014年02月09日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    フロスト警部シリーズ第5作、下巻。
    面白かったです!

    人員不足のさなかに次から次へと起きる事件は、硬軟取り混ぜた種類の雑多さがにぎやかで、テンポよく描かれるために事件のひどさはいつまでも残りはしない。
    深刻な事態の中で睡眠不足になりつつも、とんでもないジョークを飛ばして皆をあきれさせるフロスト警部。
    これぐらいタフじゃないと、警官なんてやってられないかも?
    何しろ陣頭指揮をとれるのはフロスト警部ぐらい。

    気が合わないマレット署長は、捜査の失敗をフロストを左遷させる機会ととらえるのだが‥そうは問屋がおろさない?
    どう転ぶかわからない展開で読ませます。
    ふとした機会に見せるフロスト警部の心配り

    0
    2014年01月09日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    上下巻の感想

    人間味あるフロスト警部のダメっぷりが面白い。
    特にフロスト警部の小言(イヤミ、下ネタ)が最高!


    他のフロストシリーズも読んでみたい♪

    0
    2013年09月19日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目。一番面白かった(前のあんま覚えてないけど)。長いので時間かかったけど、下巻からは止まらなくなり思わず夜更かしした。

    0
    2013年09月15日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はっきり言って扱われてる事件は、半端なくエグイ物語です。冒頭から、少女行方不明事件、強盗事件、果ては売春婦殺人は、連続事件に発展し。次から次へとデントン警察、つまりはフロスト警部の肩にのしかかってきます。このようなミステリーはモジュラー型警察小説と言われているそうですが、このフロストシリーズは、その中でも面白さは群を抜いていて、読んだことのない人にもお勧めしたいです。

    事件はひどいが、あえて面白いと言ってしまうのは、

    1. 圧倒的なスピード感、物語の面白さ、文章の面白さです。(これには翻訳者の功績大です)
    この小説は、間違っているかも知れませんが、昔の東宝映画、社長シリーズや無責任男の警察

    0
    2017年11月08日
  • 夜のフロスト

    Posted by ブクログ

    【フロスト警部シリーズ】の三作目です。前作から四年も待っただけあって、今回もまた、相変わらずのフロスト警部は、いろいろとやってくれ ます(笑) 『このミス』海外編では、2002年度の第二位を獲得。三作どれも、そのクオリティを落とさずに、駄作が無いというのも、スゴイことです。だ からこそ、次作の発行を首を長くしながらでも、待ち望んでしまうんですよね。

    0
    2013年09月01日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    大好きすぎて読むのがもったいなく手を付けていませんでしたが、ついに読んでしまった。
    あいかわらずのデントン署。事件を掛け持ちしまくっているフロスト警部に、猿眼鏡のマレット署長、万年巡査部長お茶くみビル・ウェルズ、そして芋兄ちゃんモーガン刑事。
    人手不足はいつものこと、今回はマレット署長の見得のせいで人員を貸し出すことになってさらに...。水戸黄門並みの安定感ですが全く退屈させません。

    読んでいて常々思うこと、それは「フロスト警部の部下として一緒に働きたい!」。あくせく働きながらも、警部のくだらなくて下品なギャグにニタニタ笑っていたい。たまにはビル・ウェルズの愚痴に付き合いましょうか。そしてマ

    0
    2013年08月31日
  • フロスト日和

    Posted by ブクログ

    前作に続く、フロスト警部の破天荒ぶりというか、悪ガキぶりが楽しい。

    そして、相変わらず、たたみかける様に事件が起こって、こんがらがっていくのも楽しい。

    短気で自暴自棄気味な部下が、少し立ち直るのも楽しい。

    ただ今回は、被疑者のひとりを救えなかったことが残念。

    0
    2013年08月27日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    ミステリーに笑いの要素を含めた良質の娯楽作品。ストーリーがしっかりしているのでフロストの下品な言動も生きてくる。終盤の容疑者との対決は一級のサスペンスと思った。
    マレット署長の露骨な自己保身とキャシディ警部代行の出世欲、リズ部長刑事の空回りの描写が面白い。これは翻訳(芹澤恵)のうまさのおかげと思う。このシリーズの魅力は同時にいくつもの事件が起きるなかでの、フロストの四苦八苦ぶり。ドラマ化もされているが、やはり小説のほうが楽しめる。シリーズで残された長編はあと2冊。読み終えるのがもったいない。

    0
    2013年08月26日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    フロストはいい!フロストシリーズは面白い!『フロスト気質』が出てから何年たったのだろうか?やっとの上梓。次、いつ読めるか分からなく、又、作者が亡くなってしまい、実際未翻訳なのは後1冊しかないので、もう一行一句までじっくり、慈しみながら読みたいと思う。
    感想は下巻にて...

    正直、文庫としては、値段が高く、文字も小さいので、若干遠視気味の自分では読みづらかったですが、

    読みだしたら止められない面白さ(それでも上記の通りじっくり読んでいました)

    こんなにも面白い警察小説シリーズを書いてくれた作者、翻訳者、出版社に感謝と敬意をこめて★をつけました。

    0
    2017年11月08日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    あぁおもしろかった。
    今回は前代未聞に冴えない刑事、モーガンにさんざん尻拭いをさせられる哀れなフロスト警部・・・。
    でもそんなダメな部下の失態も自分の落ち度として落ち込む彼が素敵です。

    1つのストーリーの中で、沢山の事件が並行して起こる形式は
    ミステリではあんまりないよなー。
    あってもこんなに面白い小説は他に知らない。

    何と言ってもフロスト警部の人間味あふれる人柄と、下品なジョークがたまらない。
    全体的にコミカルな雰囲気で話が進んでいくのも読んでて飽きません。
    作者はもう他界されているので、翻訳されて新刊で出てくるのはあと1作・・・。
    残念でなりません。

    0
    2013年08月23日
  • フロスト気質 上

    Posted by ブクログ

    フロスト警部シリーズの4作目。5年ぶりに新作を読んだが、やはり面白い。文庫本上下巻合わせて、900ページ程度の長い作品。今、上巻を読み終えたところだが、長さはまったく気にならない。
    フロスト警部シリーズはいわゆるモジュール型警察小説。複数の独立した小さい事件がひとつの作品に収められている。登場人物も多く、またそれぞれの事件に関連性がないので、時間をかけて読んでいると筋を忘れてしまう。読む側にとっては、事件ごとに連作小説にしてくれた方が簡単とも思うが、それではフロスト警部の仕事中毒ぶりや職場の異常な環境が伝わってこない。
    今回も、連続幼児刺傷事件、少年の遺体棄却事件、少女誘拐事件、母子殺人事件と

    0
    2013年08月18日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このくそ忙しいのに,2日で読んでしまった.上巻のレビューでも書いたけど,今回もフロスト警部は絶好調(=絶不調).行き当たりばったりで不眠不休の遠回りを続けたのち,執念が実って最後には“神様が降りてきて”無事事件解決,といいたいところだが,今回は無事でもないか.もう一つの事件も首の皮一枚繋がって何とかゴール,といった感じ.まあ,何とか全て落とし前はつけてくれます.
    しかし,シリーズ当初は署内の鼻つまみ者的描き方だったが,何だか段々デントン署のみんな(マレットを除く)にとっての愛すべき上司になって来ちゃってるなあ.
    次作がいよいよフロスト最終巻,兼,ウィングフィールドの遺作です.翻訳が待ち遠しいよ

    0
    2014年05月06日