芹澤恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっと出た、フロストシリーズ最新訳!
内容?内容は、「マンネリ」の一言です。汚いえび茶色のマフラーをしたフロスト警部に、上昇志向のゴマすり署長、気はいいけど冴えない同僚たち、フロストの足ばかりひっぱる部下。そして、今回もフロストはとにかく眠れない。ようやっと深夜に冷たいベッドにもぐりこんだと思ったら新たな事件でたたき起こされ…。
次々起こる事件が多すぎて、読者どころかフロスト当人ですら「いけねえ、すっかり忘れてた」こともしょっちゅう。
しかーし、フロストシリーズに限っては、どれもこれもが「よっ、待ってました!」って感じです。ビバ、マンネリ。
それにしても、今回も翻訳の素晴らしさに舌を巻くばかり -
Posted by ブクログ
待ちに待った新作。
著者はすでに逝去しているため、これがラスト2。
翻訳されるのが遅いので、
次にいつラストの作品を読めるのか分からないため
1行1句、大切に読んだ。
相変わらずの、下品なジョークが本気か分からず人を煙に巻くフロスト。
今回も未解決事件を抱え込み、マレットの監視下にて
なかなか眠れず、捜査に追われる。
>「いい知らせだぞ。ジャック」
「マレットが家に帰ったのか?」
「いや、そこまでよくないけどな。」
>「さしずめ、天に代わりてコールドウェルの不義を討とうした爺婆版ボニーとクライドってとこだな。世の中に正義ってもんが存在するなら、あの爺さんも婆さんも -
Posted by ブクログ
フロスト読み終わりました。大変おもしろかった~
中で、気に入ったフレーズを一つ紹介しましょう。
3、40前の白骨死体が発見された時の彼の言葉です。
「フロストは袋のなかをのぞき込んだ。『なんとまあ』のひと言と共に袋を押しやった。
そいつに伝えてくれ、三週間以内に持ち主が現れなかった場合は、自分のものにしていいって」
その彼は「例によって例のごとく、あの薄汚れたレインコートに、
あの不潔ったらしいえび色マフラーといういでたちだった。」
連続殺人が発生していても、署内は何故かまったりしたムードにつつまれています。
面白いですよ(^o^)初めて読まれる方は「クリスマスのフロスト」お読みになって -
Posted by ブクログ
荻原浩さんの解説に、ウンウンとただ頷くばかり。
ホントに全く、フロスト警部ったら…。
風采の上がらない、なんて言うのはまだ控え目な表現で、実際にこんなオジサンが同じ職場にいたら、女性からは敬遠されること間違いない。服装といい、言葉遣いといい、下品な冗談といい、女性が求める清潔感とは無縁だもの。でも憎めないのは、手柄だとか出世だとかに重きを置いてないから。ずば抜けた推理能力があるわけではなく、誰をも納得させるような理論的思考が出来るわけでもないけれど、 命の尊さや、尊厳や、人間の弱さが分かっているから、いざというときに部下が付いていく、そういう魅力で読者を惹き付ける主人公。
作家は勿論だが、訳者 -
Posted by ブクログ
待ってました〜のジャック・フロスト警部もの。
相変わらず小汚い格好の仕事中毒、どこでも下ネタを連発、上司のたばこを盗むわ、セクハラもするわの困った親父ぶり。
警察上層部が会合後に交通事故で入院という異例な事態に、かって確執のあった同僚キャシディが警部代行として派遣されてくる。
今回、フロストとコンビを組むのは、冷静な若い女性の部長刑事リズ・モード。嬢ちゃん呼ばわりに頭に来つつ、フロストの苦手な面をフォローしてくれるのでけっこう良い組み合わせかも。
捜査も時にはめちゃくちゃになるが、混乱しつつもしっかり働く。そして、インチキはお手の物なので、人情溢れる采配も。