芹澤恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフロストシリーズ 最終作。
日本の作品のように 主人公の心の中を描く部分が少なくストーリーを追いかける展開なので、最近は洋書の方が気軽に楽しめるようになった。
そのきっかけがこのシリーズのように思う。
が、このシリーズもこれが最後になり、寂しい気がする。
あとがきに書いてあったのだが、この作者がなくなり、他人がシリーズを引き継ぎ出版されたようだが、日本ではまだ翻訳販売されていないようである。
本書のあらすじは、少女強姦、殺害、スーパーマーケット脅迫など今回も様々で相変わらずフロストが忙しすぎる展開。
今回、新しい上司が現れ、マレットと共にフロストを他の警察署に移動させる企てを施していく -
Posted by ブクログ
大好きな英国警察ミステリーシリーズの第5作目。
主人公のフロストは、架空都市デントンで勤務する中年の下品な警部。このシリーズは、デントン署で立て続けに発生する事件を、フロストが当てずっぽうに解決してゆく顛末を描きます。
我々が目にする多くの警察モノは、ある特定の事件を追う刑事を描きますが、このシリーズでは、大小複数の事件が同時に発生します。設定としては異色ですが、その方が現実に近いと思います。ちょうど、我々、サラリーマンが扱う色々な懸案事項を同時に対応しなければならないことに似ています。
今回、発生する事件は、少女行方不明、売春婦連続殺人、ショットガン強盗、「怪盗枕カヴァー」事件などなど。さ -
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Posted by ブクログ
気になったので読んでみた次第なのだが、笑いに満ちた一冊だった。
「家族の絆」パートはエッセー集。どの物語も「なんでそうなるの!www」ってツッコミまくりだった。でも、ダム決壊の話は冗談抜き、いつだってありそうだから自戒自戒。
「傍迷惑な人々」パートはありそうな変な人シリーズ。少しホラーなところもあったり、周りがかわいそうだと思ったり。今でもいませんか、こういう人。
「暴走妄想族」パートはどこまでが事実か分からなくなるものばかり。マクベスは推理小説じゃないので!
「そういうぼくが実はいちばん……」パートもエッセーパート。実は鉄面皮なのかもとか穿った見方をしてみる。