芹澤恵のレビュー一覧

  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    レジ打ちの仕事を掛け持ちし、自宅の屋根裏部屋でその日暮らしの生活をしているリリアン(28歳)。そんな彼女のもとに、上院議員の妻である旧友から、夫の前妻の子供(双子10歳)の教育係の仕事を頼まれる。ただこの子たちは、興奮すると〈発火〉する体質であった。
    登場人物がクセだらけの人たちで、リリアンのどこかダルそうな語りでありながらリズミカルに進む。彼女と双子の育ってきた境遇が重なる部分があり双子に自分の姿を投影し、そんなところも彼女らにとっては良かったのかも。最後は「してやった」と爽快な読後感。 

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    2022年06月18日
  • 傍迷惑(はためいわく)な人々~サーバー短編集~

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    ネタバレ

    家族の絆:傍迷惑なのは疑いようもないが、退屈はしなさそうな家族。しかし夜は静かに寝て欲しい。傍迷惑な人々:家庭だけでなく職場にも面倒な人々が。ツグミの巣ごもりは、勤勉実直な社員の密かなる復讐劇で、バローズ夫人には悪いがスッとする。妄想暴走族:マクベスをミステリー脳で妄想すると、考えすぎて突飛なことになる。そういうぼくが実はいちばん……:なんでも壊す男は、もはや機械に嫌われる宿命を背負っている。

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    2022年04月25日
  • クリスマスのフロスト

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    イギリス北部の架空の田舎町を舞台にフロスト警部が次々起きる事件に奔走する警察小説。ハードボイルド小説特有のカッコよさは一切排除。個性豊かな警官の面々が楽しく、口は下品で傍若無人、いつもよれよれのスーツのフロスト警部は人間味溢れた愛すべきキャラクター。イギリスらしく紅茶を飲む場面がしばしば出てくるので、熱々の濃い紅茶を飲みながら読みたくなる一冊。

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    2022年01月09日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    短篇23編。O・ヘンリーはやっぱりいい。「最後の一葉」「賢者の贈り物」ばかりが有名だけど他の作品も知られてほしい。

    「献立表の春」…可愛くて甘酸っぱいラブロマンス
    。可愛いの一言に尽きる。いつ読んでもほんわかする。

    「甦った改心」…個人的NO.1。金庫破りの恋。

    「十月と六月」…印象的な文章が多かった。

    「警官と賛美歌」…刑務所のほうがマシというのは今も昔もあまり変わらない。

    「ミス・マーサのパン」…女性のささやかな思い込みがもたらす悲しい結末。タイトルとしては「魔女のパン」のほうが好き。

    全タイトル
    多忙な株式仲買人のロマンス
    献立表の春
    犠牲打
    赤い族長(レッド・チーフ)の身代金
    千ドル
    伯爵と婚礼の客
    しみったれな恋人
    1ドルの価値
    臆病な幽霊
    甦った改心
    十月と六月
    幻の混合酒(ブレンド)
    楽園の短期滞在客
    サボテン
    意中の人
    靴
    心と手
    水車のある教会
    ミス・マーサのパン
    二十年後
    最後の一葉
    警官と賛美歌
    賢者の贈り物

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    2021年09月23日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    一つの話が短いのにどれも意外な結末が待っていて凄い。十月と六月、私も騙されたけど、これ男の方が年上っていう価値観、思い込みが無いと騙されないよなと。(勿論大尉という位もあるが)騙されるタイプの話、読者が持っている常識に左右されるなと思った。

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    2021年09月22日
  • フロスト始末 下

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    主人公の毒舌が非常に面白く上司に対しても遠慮のない物言いが好感。作家さんはもうお亡くなりになったらしいが今から前のシリーズも読みたいと思った。また事件自体も結構凄惨で私好み。

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    2021年04月03日
  • 夜のフロスト

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    流感が大流行。警察でも欠勤者続出でフロストに仕事は集まる。しかし不思議にもフロスト警部は流感に罹らない。連続老女切り裂き事件で記録的な死者数を記録する。今回もフロスト警部は眠る暇もなく倒れそうだが不運にも倒れない。安定の面白さ、孤軍奮闘の第三弾。

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    2021年03月09日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    良かったけれど、アジア系の顔が吊り目かつ細めでこの表現でいいのかな〜とは思ってしまった。
    子供にはいいかも。

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    2020年12月04日
  • フロスト日和

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    フロスト警部シリーズ第二弾。

    鋭いのか鋭くないのか分からなくなるのに、最終的には優秀な警部だと思わざるを得なくなるところが魅力的だなあと。

    連続婦女暴行魔から始まり、公衆トイレで発見される浮浪者の死体、頻発する少額窃盗にひき逃げに少女の失踪事件…。

    こんなに同時に事件が起きるミステリーを初めて読んだかも?(笑)読んでるこっちまで不眠不休な錯覚に陥るほど目まぐるしくて、そこが抜群に面白かった。

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    2020年10月29日
  • 冬のフロスト 下

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    微妙に全部のフラグを回収しきれていないのでは?と思う気もするけど、まぁ細かいことを気にするのはやめにしよう。

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    2020年07月07日
  • フロスト日和

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     700ページを超える長編のおおよそ半分くらいまで読んだところで、物語の中ではまだ1日しか経過していないことに驚いてしまう。ここまで一体何件の事件が発生したというんだ。そして、そのすべてにフロスト警部はかかわっている。右にフラフラ、左にふらふら・・・・絶妙なステップで、最後の700ページを迎えるあたりではすべてが解決してしまっている。

     眼前にある事実を洞察し、緩急、硬軟、清濁併せ、是は是、非は非と、筋を通していく。ああ、僕もこんな感じで仕事を進められればな~。あやかりたい、あやかりたい・・・。

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    2020年07月03日
  • クリスマスのフロスト

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    評判がよく、読み出す。ロンドン郊外、12 月末の灰色で寒いデントンの街を、愛すべきフロストが活躍。評判に偽りなく、最後は満足。これから全作読破するぞ、と。楽しみ。

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    2020年06月24日
  • iレイチェル~The After Wife~

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    ネタバレ

    CL 2020.4.11-2020.4.25
    とても読みやすくて面白かったんだけど、
    やっぱりアンドロイドが人間の心を持つのは不気味。
    クロエは人間のエイミーよりロボットのiレイチェルを取った(一時的ではあるけど)。それだけでもう十分おそろしいことだよね。

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    2020年04月25日
  • フロスト日和

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    ネタバレ

    フロスト警部の第2作が2019年の読み納め。あちこちで起きる事件に振り回されるフロストをはじめとした警察官たち。これが終盤、見事に収まっていく。ハチャメチャにみえるフロスト警部が時折見せる人情味がたまらない。

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    2020年01月03日
  • フロスト始末 上

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    R・D・ウィングフィールドの遺作にして、「フロスト」シリーズ最終作。原著は 2005年、翻訳は 2017年の出版。いつものように夜を徹っして読みふけり、とうとうこの最高に面白いジェットコースター警察小説シリーズも全巻読み終わってしまった…。

    と思ったら、著者の遺族の許可を得て別人による続編が書かれているらしいので、それでも読んでみるか。

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    2019年09月07日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    科学者、アーティスト、政治家など今までの習慣、困難を打破して活躍した女性の端無を1ページで人物画と共に紹介。娘もこの本を読んで目指すべき人物像が見つかるといいなと思う。
    読みやすいし、読んでいて勇気が出てくる。姪にもプレゼントしたいと思った一冊。

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    2019年08月22日
  • フロスト始末 下

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    いつものように事件が同時多発するデントン署。フロストもいつも通り。愛着のあるキャラクターたちともうこれで最後なのかと思うと寂しい。
    巡査部長時代のフロストなぁ。読みたいような読みたくないような…。

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    2019年07月26日
  • フロスト始末 下

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    いつものように無理からの大団円(笑)。
    解説に別の著者でのシリーズ継続を知ったが、読みたいような読みたくないような・・・

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    2019年06月30日
  • フロスト始末 下

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    ネタバレ

    フロストシリーズ 最終作。

    日本の作品のように 主人公の心の中を描く部分が少なくストーリーを追いかける展開なので、最近は洋書の方が気軽に楽しめるようになった。
    そのきっかけがこのシリーズのように思う。
    が、このシリーズもこれが最後になり、寂しい気がする。
    あとがきに書いてあったのだが、この作者がなくなり、他人がシリーズを引き継ぎ出版されたようだが、日本ではまだ翻訳販売されていないようである。


    本書のあらすじは、少女強姦、殺害、スーパーマーケット脅迫など今回も様々で相変わらずフロストが忙しすぎる展開。

    今回、新しい上司が現れ、マレットと共にフロストを他の警察署に移動させる企てを施していく。
    この新しい上司の必用なまでの嫌がらせをフロスト得意の受け流し、ブラックジョークなどで返すのだが、なかなかうまくいかないし同僚の新人婦人警官もこの上司にイジメられるのだが、フロストが一生懸命かばってやる姿も今までにないフロストの良さを引き出している。

    事件そのものも、なかなかの展開でさながら推理小説を思わせるような感じで奥深い。

    重ね重ねこれで終わりかと思うと、もっともっと読みたいと思わせられる。

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    2019年06月23日
  • フロスト始末 上

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    相変わらずのデントン警察署そしてフロスト。
    とんでもない数の事件とフロストの危機がどう収まるのか。これが最後という事でハラハラしながら下巻へ。

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    2019年06月21日