芹澤恵のレビュー一覧

  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    フィクションとはいえ、女王の賢明さ、チャーミングさがたまらなく魅力的。エジンバラ公も面白くて好きだわ。

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    2023年04月08日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    シリーズ2作目。
    ミステリーともしても、イギリス王室史としても楽しめて2倍嬉しい。
    トランプ大統領など、時事ネタもあるのにいやらしくなく物語に上品さと深みがでるのは、主役が女王陛下だからなのか。
    そして女王陛下がブリタニア号の絵に固執した理由がラストにわかり、とても素敵だった。

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    2023年04月08日
  • フランケンシュタイン

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    廣野由美子著『批評理論入門』を読むために、まずテクスト『フランケンシュタイン』を。創造者フランケンシュタインの身勝手によって、不幸な生を生きることを強いられた怪物の姿が哀切。北の氷原を犬橇を操りながらフランケンシュタインの追跡から逃れている日々こそ、誰からも愛されず関心を持たれなかった怪物にとって幸せな日々だったのではあるまいか、と思わされた。こんな傑作を弱冠二十歳の女性が書いたのか! さあ『批評理論入門』読むか。

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    2023年04月01日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    楽しめました。ミステリーというより、イギリス王室史を読んでいるような気分になります。これまでの外交、文化の数々を知ることができて大満足。事件はかなり入り組んでいて、もう少し整理してくれても、と思いましたが、絵が絡んでるので読み応えありました。なんと言ってもラストのエピソードが素敵。素晴らしいです。ほんとにイギリス王室は絵になりますね。日本の皇室では考えられません。お二人とも既に天上にお住まい。面影をしみじみと思い出しています。

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    2023年04月01日
  • フランケンシュタイン

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    「知識を得るのがいかに危険なことかを知っていただきたい。人間として許された以上の存在になろうという大それた野心を抱くよりも、生まれた町が全世界だと信じて暮らしている者のほうが、はるかに幸せだということを理解してほしいのです。」

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    2023年03月15日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王をはじめ、実在の人物が出てきて、大丈夫なの?と心配になるくらい。エリザベス女王も90歳、その仕事量、まだ馬に乗るの?とタフなところ、聡明なところ、思慮深いところ、思いやり、茶目っけ。素敵だなと思う。ほんとに、表に出ない形で事件解決しててもおかしくない。続編も読みます。

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    2023年02月23日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    タイトルが面白そうだったので、手に取ってみた。
    リリアンと双子の子供たちの心の交流の話だが、リリアンとマディソンの友情?での話でもある。
    原題が、Nothing to See Hereと知り、話の内容も納得できた。
    リリアンと双子、リリアンとマディソン、の今後の関係もきになるなー。
    燃えるのは大人になったらなくなってしまうのか?話の内容には関係ないが、気になってしまった。

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    2023年02月04日
  • 夜のフロスト

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    フロストがどうのというより、何しろエゲレスの無法っぷりがスゴイ。というかこのデントンという町の問題なのか。もはや修羅の国であろうか。婆さんを殺すやら覗きやら保険金目当ての放火やらパブで暴動やら、これが1週間位?で起きるわけで、解決してすごいんだけど、なんかドタバタしてただけじゃねーかみたいで。いやもうひっちゃかめっちゃかで感想も適当というか。
    でもまぁ勢いも半端ないので面白いんだけどもね。この逆境の中でギャグの連発もなかなかで、下ネタとかも多いけど、まぁ勢いで笑っちゃうという。
    いやお腹いっぱいですわ。

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    2023年01月19日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    自暴自棄な生活を送っていたリリアンのもとに、高校時代の友人マディソンから頼みたい仕事があると連絡を受ける。マディソンは将来を嘱望されている上院議員のジャスパーと結婚し、子どもが一人いる。そのジャスパーと前妻の双子のこどもたちの家庭教師兼世話係になってほしいという。10歳になる双子は、興奮すると発火するという特異体質だった。

    子どもたちの体質の設定が突飛過ぎてコメディーかと思ってしまうが、なかなか深い話だった。一癖も二癖もある登場人物ばかりだが、読み進むうちそれは必然と思えてくる。何よりもリリアンと双子たちが愛おしい。
    脇役のカールとメアリーがステキだ。

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    2023年01月12日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    ネタバレ

    ジャスパーとかマディソンとかコイツ絶対嫌なヤツでしょと思いきや、ところどころで人間らしいところとか必死に頑張ってる部分を見せられるので、最終的に嫌いにならなかったところがすごい。カールは話が分かりすぎる男だった。

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    2022年12月07日
  • フランケンシュタイン

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    読んだらガラッと印象が変わりました。こんな話だったんだ!と結構な衝撃。少しの愛情さえあれば全然違った方向に進んでいたのではないか。救われる方法が何かあったのではないか。モヤモヤが拭えなくて心揺さぶられる。読んだそばから再読したくなる素敵な一冊。

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    2022年10月22日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ロンドンオリンピックのオープニングもそうでしたが、これほどのエンタメに応えられる英国王室、全く素晴らしいとしか言いようがありません。ここまで踏み込んだ内容でもOKとか、考えられないほど。本当に国民に愛されていたんだな、と感じ入りました。女王やフィリップ殿下の人となりもうかがえて深く感動。そして、女王のクレバーさも。ラストシーンが素敵でした。続編あるようですが、女王の面影を思い起こしながら手に取りたいです。日本の扱いが羽根のようで、ちょっと笑っちゃいました。

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    2022年10月16日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    特殊な設定、環境にも関わらず、さくっと読める物語でした。
    主人公の思い切っちゃう感じや双子の賢さがよかった!切ない面もあるけど…
    なにより好きなのは家政婦のメアリー。彼女の作る料理を食べてみたい。
    物語の後、リリアンと双子たちはどうなったのか。

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    2022年10月15日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    イギリスの女王が、推理小説の主人公として執筆をお許しになったことがすごい事だと思う。
    日本だと天皇陛下??ちょっと想像できない。
    エリザベス女王がどれだけ国民に近かったのか、よくわかる。お人柄も描かれていて、みんなが好きになるのが納得。

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    2022年10月06日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王が崩御され、今更ながらに偉大な愛された方だったと知り、
    色々興味が湧き購入。
    ミステリーとしても面白かったし、イギリス王室のお話としても面白かった。
    オバマ前大統領などもちらっと出てきて、物語とわかっているのに
    実際の王室は、エリザベス女王はこんな方なのかと思え楽しめた。

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    2022年09月29日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    荒唐無稽な設定にやっぱり日本人には伝わりにくい様々なやりとり。なのに読書中も読後感も清々しいのは、解説者さんの後書きにもあったよーに、作者の『誰にだってきっといいところはある』とゆー愛情にあるのかな。僕もそーありたいけど、なかなか。久しぶりに童話的な寓話の世界にどっぷり!

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    2022年09月22日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ちょうど本書を読んでいる時にエリザベス女王の崩御を知った。

    昨年先立たれたフィリップ殿下と共に、作中では威厳を保ちつつも親しみやすく茶目っ気たっぷりな存在として描かれている。
    実際のエリザベス女王がどのような人物か、遠い日本からでは伝記やメディアの情報で得られる以上の事は知り得ないが、本書を読んでいても崩御に伴うニュースを見ていても、イギリス国民だけに留まらず世界中からとても愛される存在であった事がひしひしと感じられる。

    本作のエリザベス女王は聡明な知性を持ち、事件を解決する探偵としての一面を持ち合わせていたというフィクションの設定だが、実際そんな一面を持っていたのかもと思わされるのもエリ

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    2022年09月11日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王陛下がとっても素敵で、実際もこういう方なのかなぁと想像しつつ一気にファンになった!
    秘書のロージーも賢くて気が利くだけでなく、美人でスタイル抜群…強くて控えめで…完璧すぎる
    ロイヤルファミリーのニュースが好きな方にはたまらないシーンがたくさんあります
    英国ミステリーならではの習慣やスイーツ、ドレスの描写もワクワクしながら読みました
    女性が活躍するミステリー!

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    2022年09月03日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    さえない生活をしているリリアンに友達のマディソンから双子の面倒を見て欲しいと頼まれる。底辺のリリアンと富みと権力を持ったマディソンの変わった友情と発火する双子へ芽生えた愛が生き生きと描かれている。雑で少しばかり下品なリリアンの真面目で愛情深い優しさに、彼女を好きにならずにはいられない。

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    2022年08月27日
  • リリアンと燃える双子の終わらない夏

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    このノベルは盛り上がるところとそうでないところが適度に仕組まれ、抑揚が利いた作品の印象がする。
    著者が持つ人生訓や道理がリリアンやマディソンの口をとおして語られ、納得や同意、説得させられるところが散りばめられている。
    独創的で個性的なこの作品を訳者も我々読者に素直に伝えている良作と思う。

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    2022年07月24日