司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 花神(上)

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    江戸末期。蘭学者となる村田蔵六の若かりし時のお話し。緒方洪庵の適塾に学び医者となる。後半、幕府のお抱えの藩士になるのだが…
    緒方洪庵のの死を持って彼の持つナショナリズムが…同門の福沢諭吉と袂を別つ事になる。
    長州藩士としてこの後どうなるのか楽しみに!

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    2017年04月10日
  • 翔ぶが如く(四)

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    ネタバレ

    西郷隆盛がいかに、明治維新の中で英雄だったかという点が事細やかに書かれている印象。この巻では、主に薩摩藩の志士の不満を解消するために、台湾に出兵する過程の話がかかれていた。幕末~明治維新の歴史の流れが頭に入っていないとちょっと文章中の事柄を理解するのは辛いかな。逆にその部分に興味を持ったりもする。こうして文章を読むといろんなことが知りたくなってくる。(そんな時間はあまり無いけれど)。感想はこんなところです。

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    2017年04月03日
  • ビジネスエリートの新論語

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    20170401 昭和の時代の雰囲気を懐かしく思い出した。社会は良い方向に変わったのだろうか。エリートという言葉も今では意味合いも違うような気がする。金言も時代と共に意味合いを変えて判断しないとだめなのだろうか。

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    2017年04月01日
  • ビジネスエリートの新論語

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    ネタバレ

    司馬遼太郎が「福田定一」として新聞記者だったころに執筆していた、古今東西の金言名句をテーマにした連載をまとめたもの。
    名言集は苦手なので、第一部は途中から読み飛ばしたが、第二部は司馬遼太郎が新聞記者時代に出会った老人二人に焦点を当てており、戦前の新聞記者が、サラリーマン記者に成り下がっていく時代を感じさせ、茶者もそれに抗いたい気持ちが伝わってきた。
    新聞記者とは、お金をもらって記事を書くものではなく、自分で書きたいネタを探し出して、身を削って記事を書くものだという覚悟に圧倒された。

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    2017年03月19日
  • 翔ぶが如く(三)

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    ネタバレ

    西郷を朝鮮に派遣するか否かを決める廟議が開催され、一度は派遣を決めるも大久保利通らの画策により否決され、西郷は政府を辞め鹿児島へ帰郷してしまう。西郷隆盛というカリスマを失い、明治政府はどうなるのか?。西郷というカリスマがいなくなっても、「亡き者として」政府を立て直そうとする大久保ら。幕末からここまでの歴史の流れをよく知っておくと話も面白く読めるかなという印象。事象の説明が詳し過ぎてややついていけない部分もあるが、ともかく一度最後までは読んでみるつもり。

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    2017年03月16日
  • 世に棲む日日(二)

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    p.156 訊問する奉行たちに対して松陰
    いまこそこの幕吏たちに日本国がいかに危ういかを説き、今後どうすればよいかを説くべきだとおもった。それには自分のいままでやってきたことを彼等におしえてやらねばならない。自分自身が赤裸々にならなければ相手の心をうつことができない、というのが松陰の平素の信条であった。

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    2017年02月27日
  • 翔ぶが如く(二)

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    ネタバレ

    西郷隆盛が提案した征韓論をめぐり、新政府の危機と察して色々と動き回る伊藤博文、岩倉具視ら反対派の動く姿が文章中で目立つ。西郷隆盛はもう少し物事に対して積極的に動くイメージがあったので、作品を読んで意外に感じた。ここまで2冊読んでみて、ちょっと本の内容を完全に理解するには自分の歴史の知識がなさ過ぎて辛いかなという印象を受けた。戦国時代と共に、日本史の流れの中では非常に興味のある所ではあるが、話の内容が詳し過ぎるためか理解がおぼつかない。ともかく、合うかどうかは別にして一度すべて読んでみたいと思う。

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    2017年02月21日
  • ビジネスエリートの新論語

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    ネタバレ

    鍍金(めっき)を金に通用させようとする切ない工面より、真鍮を真鍮で通して真鍮相当の侮蔑を我慢するほうが楽である。〈夏目漱石〉
     ずいぶんと人を食ったコトバである。こうクソミソにコナしつけては実もフタもないが、真鍮は真鍮なりの光がある。その光の尊さをみつけた人が、平安期の名僧最澄でだった。「一隅ヲ照ラス者、コレ国宝ナリ」

    「私は科学的なものでなければ信頼する気になれませんわ。一ダース位の重宝な格言を準備して置いて、それを世渡りのいろんなポイントに使い分けして、したり顔に暮らしている世間のエライ人達を観ていると、気が遠くなりますわ。あんな瘡蓋のような思想が社会の表面を被うている限り、我々の人生は

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    2017年02月19日
  • 城塞(上)

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    ネタバレ

    大坂の冬の陣・夏の陣を、戦が始まるきっかけから大坂城落城まで描いた歴史小説。
    2016年大河ドラマ「真田丸」の予習として読んだ。
    主人公は小幡勘兵衛という牢人で、後に軍学者となる人物。彼は、戦の表舞台には立っていないが、徳川方の間諜として豊臣方に入り込んでいた人物であるため、両者を行き来しつつ狂言回しとして物語を進めていく。でも、途中で時々、全く登場しなくなり、誰が主人公だっけ?となることも。司馬小説ではよくあることだけど(いわゆる「余談だが現象」)。

    たまに勘兵衛が、恋人お夏のために豊臣方に肩入れして徳川を裏切りそうになり、その場面だけはグッとくるものがあるのだけど、最終的には打算と私利私

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    2017年02月16日
  • ビジネスエリートの新論語

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    60年以上前に執筆された文章であるにも関わらず、現代にも通じてしまうという、日本社会に対して一種残念さを感じてしまう名著。
    後半部分の記者としての体験や記者になるまでの話は、まるで物語のような面白さです。

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    2017年02月12日
  • ビジネスエリートの新論語

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    司馬遼太郎氏が新聞記者であったころに本名で昭和30年
    ごろに書いた内容だそうです。
    少し古めいたところは多くありますが、会社員として
    わからなくはないと思う部分もあります。
    また、時代の移り変わりもやっぱり見てとれて、
    今の時代には起こりえないであろうことも書かれてあります。
    とはいえ日本も会社員も会社も、社会もすくなくとも
    進歩しているのでしょう。
    第2部の『二人の老サラリーマン』『あるサラリーマン
    記者』の2作は面白かったと思います。

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    2017年01月29日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    少し時代遅れだが、司馬遼太郎が描く黒田官兵衛の話。黒田官兵衛というと豊臣秀吉の参謀のイメージがあるが、この本を読むと少し異なった印象を持つ。それはこの本が豊臣秀吉に使える前の官兵衛の話に多くを割いているからである。小寺家→豊臣家→徳川家と仕える家を変えていくのは、時代の先を読みながら主君を細かく観察してその瞬間で誰につくのがベストかを考えることを示している。主君への忠誠心より自分の能力に自信がある武将であったのだろうか。組織か個人か...現代の我々の生き方にも通じる読み物。

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    2017年03月10日
  • 風神の門(下)

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    ある意味司馬遼の出発点なのかもしれない、この作品は。
    連載モノのようだけれども、次第にその独自性が濃厚に発揮されつつある感じ。
    歴史小説の王道への決別とも作家の決意とも思え、重要な作品なのかもしれんですな、本作は。

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    2017年01月21日
  • ビジネスエリートの新論語

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    初めてきちんと読んだと思う司馬遼太郎の文章です。60年ぐらい前も人は何も変わらないのだなぁと良い意味で気持ちが楽になりました。

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    2017年01月16日
  • ビジネスエリートの新論語

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    今の時代にも通ずる、サラリーマンの悲哀を司馬遼太郎の独特な鋭い視点で、ユーモアたっぷりに語るエッセイ的な内容。

    まだサラリーマン時代にも書いたものであるけども、切り口や視点が面白いし、鋭い感性だなと思わされる。

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    2017年01月08日
  • 城塞(上)

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    大阪の陣が起こる前の主要人物の人間性、状況が細かく描写されているので大きく物語が始まる序章としていると思われる。
    太閤がどれ程偉大であったかを残された愚鈍で保身に走る大坂城内の家臣との対比で表現していると感じた。

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    2016年12月23日
  • 花妖譚

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    司馬遼太郎がまだ福田定一だったころの作品。
    華道流派の雑誌に掲載されたものなので、花でテーマが統一されているが、かなり習作っぽい感じ。

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    2016年11月10日
  • 風神の門(下)

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    読み終わったのが(多分)2016年の初め。その後、大河ドラマ「真田丸」を見ながら、このレビューを書いている。ドラマとこの小説、真田幸村、後藤又兵衛、猿飛佐助、みんな描かれ方が全然違って面白い。幸村と又兵衛は老練なカリスマだったのに、ドラマでは純粋だったりやんちゃだったり。佐助なんて甲賀忍者だったはずが、真田家の信州以来の家臣だったりして。大野治長は似たような感じかな。

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    2016年11月01日
  • 風神の門(下)

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    新聞連載だったためか、とってもあっさり終わった感。
    どの人物も印象に残らないし、エピソードもおぼえてない。
    出て来る女性たちに割いた重さも同じで、最後の最後のさじ加減でどうにでもなる感じ。

    このなにも残らない感が忍者としての忍びの術か……!

    ってなりました。

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    2016年10月30日
  • 翔ぶが如く(六)

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    この巻は西南戦争が起こる1年前の明治9年をメインに描かれていました。

    島津久光さんについても詳しく書かれていたよ。
    この殿さま(って藩主になったことはないけれど…)の超エラそうな立ち位置をいつも不思議に思っていたので、その点がとても興味深かったです。

    今回は西郷さんや大久保さんの動きはほとんどなかったけれど、太政官に不満を抱く士族たちの怒りが火を噴き始め、熊本で神風連の乱、そして長州で萩の乱が起こるところまででした。

    これらは政治的ポリシーがないとか、他力本願的無計画だったりしていて、明治維新もそうだけど、頭が良くて全体が見渡せるようなタイプは暴力で事を起こそうとはしないのだな…と思いま

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    2016年11月02日