上田秀人のレビュー一覧
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購入済み
市井ものとはまた別の楽しみ
江戸時代モノの作品は、下町の風物や捕物帳などのいわゆる市井ものが面白いうと思ってきたが、この作品のような武家物もなかなかに面白い。登場人物も市井ものと異なって完全に自由自在とはないかないが、その制約の中でどれだけイキイキとした話を作上げることができるかが、作者の力量であろう。その点でこの作品は成功していると思う。江戸時代後期の武家の困窮と商人の活躍もちゃんと描き出されている。
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購入済み
ハラハラドキドキ
4巻くらいまでは、主人公中心で行くところ全て敵に遭遇、機転と持ち前の剣技で解決してゆきハラハラドキドキの物語でした。ただ後半は家族の危機が中心で長い話になり少し飽きが来ました。
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Posted by ブクログ
勘定侍柳生真剣勝負6作目 やはり面白かった! 大名になってしまった柳生家の財政立て直しに駆り出された主人公一夜。柳生家の当主は実の父親なのだが、この父親は主人公を使い捨てにしようとする。一夜は、かわいそうな若者なのだ。
しかし、彼は全くめげない。持ち前のバイタリティとコミュニケーション力で、危機を乗り越えるばかりか、味方を増やしていく。父親の政敵までとも仲良く(?)なるのだ。
時代小説といえば義理人情物が多い中、こういうドライな主人公がかえってよい。
ただファンとしては、一夜の人並外れた身体能力による戦闘シーン(逃げ回るだけなのだが)や剣筋を見切るシーンが今作にはなかったのが残 -
Posted by ブクログ
本筋の両替商の商いの話しは薄目で解決もせず、次作に持ち越し。
今作では用心棒の隣に住む柳橋芸者の加壽美が、襲って来た相手を簡単に殺した事から窮地に陥る話しがメイン。本当は田沼の隠密で、その為に田沼より芸者を引退する事を命じられる。一千両も掛けた引退式から、加壽美の敵方は裏に両替商が居ると、両替商に乗り込んで騒動に。不思議なのは用心棒は加壽美が田沼の隠密だと知っていながら、両替商に伝えていない事。よほど加壽美に脅されているのだろうか?加壽美は仲間と次々敵を殺して行く。
加壽美と敵方の争いは続き、両替商は疑問に思いつつ、これも次作に持ち越し。
何も終わっていないので、スッキリ感が無い。