上田秀人のレビュー一覧

  • 大奥騒乱 伊賀者同心手控え 〈新装版〉

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    前々から面白いなぁと思っていました
    江戸時代小説にはよく登場する田沼意次、松平定信。作家さんによって扱いが悪だったり良しだったり
    上田氏の小説では、松平定信は全くやな奴で登場することが多いかな

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    2022年08月26日
  • 表御番医師診療禄13 不治

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    表御番医師診療禄だけど表御番医師でなくなってからのほうが長かったです笑。
    個人的には他のシリーズと比べると主人公をそんなに気持ちを寄せることはなかったのですが、相変わらず先生の作品は読みやすいです。

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    2022年08月02日
  • 高家表裏譚5 京乱

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    吉良上野介は元服直後に従四位の官位と侍従の官職を得て上皇、天皇に密かに逢い敵側の策謀に対して共闘する事を実現した
    ロジカル時代小説の旗手が礼法の世界に踏み込んだ

    江戸幕府は権威と礼法で大名、旗本を操るのだ☺️

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    2022年07月31日
  • 禁裏付雅帳 七 仕掛

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    ミステリーを読んできたのもあってか、先生の作品を読んでると「父ではなく母では?」「妹ではなく姉では?」「この二人、初見じゃないはずだけど‥」とかあるけど、まあそれがあっても頁をめくる手は止まらないです。

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    2022年07月10日
  • 禁裏付雅帳 一 政争

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    ネタバレ

    徳間文庫で絞るなら「お髷番承り候」に続いて。
    「独身」「20代」「世間知らず」で「刀もそこらの旗本よりは遣える」と御馴染みのキーワードが並びます(好きです)。
    今回は松平定信と公家衆付近に挟まれます。
    先日、吉田神社から上賀茂神社、同志社付近を散策したのもあってか、場所が江戸城付近よりももっとわかって読んでいて楽しいです。

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    2022年07月06日
  • 維新始末

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    「闕所物奉行 裏帳合」シリーズから壮年となった扇太郎。御馴染みの天満屋も。
    個人的に、長州・薩摩側からこの時代を読むことが多かったので江戸城下側から読むのは新鮮でした。

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    2022年07月01日
  • 新装版 奉行始末 闕所物奉行 裏帳合(六)

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    今回の役職は「闕所物奉行」で「けっしょ」と読むのかと学びました。
    上田先生の作品は、1巻で「このシリーズはそんなにハマらないかも」と読み進めて、
    気付けばあっという間に最終巻で、結局最後まで読んでしまうのですが、今シリーズは、扇太郎の印象はいいのですが周りの人物がそんなに印象に残らなかった気がします。
    どうやら「維新始末」でその後の扇太郎が読めるようですので、読んでみたいと思います。

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    2022年06月29日
  • お髷番承り候十 君臣の想

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    今回の役職は通称「お髷番」の 小納戸月代御髪係。
    終わってみれば、『実兄と義父が足をひっぱってくるのをなんだかんだ将軍のお花畑番(幼馴染)という立場からの「ざまぁ」』話で、実兄も義父もなかなかにモヤモヤさせられたが、個人的に堀田備中守がときどき言ってることがちぐはぐな印象もあってか、ちょっとしょぼかった。でも2年後再会の話も読んでみたいと読み続けさせる魅力はやっぱり上田先生。

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    2022年06月23日
  • 梟の系譜 宇喜多四代

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    宇喜多四代とあるが、実質宇喜多直家一代記。
    梟雄と言われた武将だが、その権謀術策を駆使した後ろ暗さを控えめに描いてるので新鮮。
    でも四代と名打ってるのだから、秀家の部分をそんな駆け足にしなくてもと思いましだが。

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    2022年06月21日
  • 傀儡に非ず

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    丹波の荒木氏から摂津の池田氏に仕える。池田家では新参者だったが後継者争いで頭角を現す。その後新興勢力の信長につき摂津切取り勝手のお墨付きをもらう。そして信長は自分が追放した将軍義昭を暗殺する為に荒木村重に偽りの謀反を強要する。

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    2022年06月20日
  • 勘定侍 柳生真剣勝負〈一〉 召喚

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    「百万石の留守居役」「奥右筆秘帳」に続いて
    前述2作は若いほうが剣を扱ったけれど、このシリーズの若者は大坂で商人として育って剣より算盤。今作は人物等の紹介程度でしたが商人ならではの物言いとかこれから一夜の奮闘が楽しみです。

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    2022年06月15日
  • 勘定侍 柳生真剣勝負〈五〉 奔走

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    柳生但馬守が若いときに設けた商人の子「一夜」
    柳生家の存亡の危機に無理やり連れてきたのだが
    一方で武家のプライドから足かせをはめようとす
    る、発展させたいのか潰したいのか、立場が行動
    に矛盾を引き起こす
    (今の政府のようです)
    国内市場が大きい日本なので消費拡大=産業振興
    だけど個々人の消費能力を奪う48%もの搾取
    窮乏した方が僅かな餌を巡る争奪戦の過程で利権
    や汚職がはびこるのだ
    (本書にもどる)
    一夜は一刻も早く商人に戻りたいのだが、柳生の
    家の事情と但馬守の偏狭な性格が邪魔をする所に
    柳生十兵衛三巌の登場・・・面白くなる(´・ω・`)

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    2022年06月03日
  • 密封 奥右筆秘帳(一)

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    「百万石の留守居役」を読み終えてから。
    こちらも「老練者」と「世間知らずだけど腕は立つ」の組み合わせですね。
    個人的に瀬能数馬のキャラクターが絶妙に良かったので、柊衛悟はまだ様子見なのですが、これから楽しみです。

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    2022年06月03日
  • 要訣 百万石の留守居役(十七)

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    本多政長で終わった感が強いのが少し残念なのと、個人的に数馬と主殿のやり取りも見たかったです。
    いつか表題変わって国元編は‥。
    なんにしてもシリーズ一気読みしたくなる作品に出会えて嬉しかったです。

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    2022年06月02日
  • 乱麻 百万石の留守居役(十六)

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    大体通勤時間で本を読むのを帰ってからも読んで1日2冊ずつ。
    まわりのおじさん(時々爺さん)たちと嫁たちに振り回される瀬能が楽しく、1巻完結ではなく尾を引いて終わるので次巻次巻と一気読みとなり、気付けばあと1巻となりました。

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    2022年06月02日
  • 波乱 百万石の留守居役(一)

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    今村翔吾さんの「ぼろ鳶」シリーズが面白くて、時代小説を読む間口も拡げてみようと「ぼろ鳶」と同じく吉川英治文庫賞を受賞した「百万石の留守居役」シリーズに手を出してみた次第です。なにせ吉川英治文庫賞の過去受賞作が早々たる面子なので外れはないだろうと読み始めたのですが、少し話が動き出すまでは「待て」の気分でした。でも動き始めてからはさくさくと読めました。琴のことにしろ、江戸詰めのことにしろ、これから色々気苦労がありそうで、前者はニヤニヤしそうですが、楽しみながらシリーズを追いたいと思います。

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    2022年05月23日
  • 隠密鑑定秘禄一 退き口

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    新シリーズ。以前から持っていた「土芥寇讎記」という本を改めて確認して書き始めたとのこと。
    部下が調べた大名の個人情報を時の将軍が個人見解を追加した記録だそうだが、それの本物をもとに復刻版が市販されているそう。捜せばあるものですね。この記録を家斉が、大名や腹心探しに利用しようと隠密調査ができる部下として小人目付から抜擢したもの。一作目なので作者も主人公もまだまだ手探り状態。実際の役職は次回になる模様。

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    2022年04月21日
  • 日雇い浪人生活録(十二)金の穽

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    ネタバレ

    時々書かれる用心棒の心得的なシーンが良い

    両替商分銅屋仁左衛門の用心棒諌山左馬介は
    数万両資産を一人で用心棒しているが流石の
    プロ意識で酒も飲まず忠臣のように主を守る
    ところは堕落した武士の反面鏡で面白い
    御側御用取次田沼意次が将軍吉宗の宿題とし
    て託されたお金を軸とした幕政改革、武家が
    予想以上に賄賂に馴染み過ぎて予定が狂うも
    のの最終的な目標である貨幣政策に行きつく
    シナリオと推察するが・・・歩が鈍い
    作者には珍しく12巻でこの体たらく、でも久
    々の用心棒活躍シーンは面白い(∩´∀`)∩

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    2022年03月29日
  • 裏用心棒譚二 流葉断の太刀

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    ネタバレ

    将軍より下賜された茜の茶碗が盗賊に盗まれ
    相馬藩存続のため盗賊に身をやつして無事に
    奪還したが藩への復帰が認められず、意趣返
    しに田沼意次に茶碗を渡した小宮山一之臣

    盗賊の用心棒として身過ぎをしつつ田沼意次
    の命で働きもする
    政敵の多い田沼の陰謀や周到な罠が楽しそう

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    2022年03月08日
  • 勘定侍 柳生真剣勝負〈四〉 洞察

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    ネタバレ

    柳生家が1万石の大名になったことで、今まで
    の役柄から恐れられていた存在から、周囲全て
    が敵になる、当面の最大の敵は財政難であるが
    江戸初期の時代はお金は不浄のモノとする風潮
    があるため算盤一つあってなく商人からは喰い
    散らかされている状況を、大阪商人の知略人脈
    を駆使して一息
    こんどは襲い掛かる老中のアギトを破る必要が
    あるが・・・( ゚Д゚)

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    2022年01月17日