上田秀人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第十七弾にして完結編。
数馬の妻で本多政長の娘・琴が、一度離縁された紀州徳川家から再嫁を求められます。
勿論、断固拒否の数馬サイドですが、琴に執着する紀州藩主・徳川光貞が次々と強硬な揺さぶりをかけてきて・・。
“留守居役”という難しい役職につかされた、若き数馬の成長が楽しみだったこのシリーズもついに完結です。
ここ数巻は、数馬の義父・本多政長が美味しいところを持っていく感じでしたが、結局最後まで“本多劇場”でしたね。恐るべし、そして天晴れ本多ファミリー、という感じです。
ハラスメントの権化のような徳川光貞の悪行も、将軍の前で晒されることになり、まずはひと段落で良かったです。
今後も数