上田秀人のレビュー一覧
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購入済み
ひとつの可能性を提示
荒木村重のミステリアスな生き様は長く私の知的好奇心をかき立て続けている。
それに応えてひとつの可能性を提示頂いた小説だ。相変わらず上田先生のユニークな切り口は興味深く読め、かなりの説得力も感じた。ただ、信長の動きにやや違和感かあり他の要因、背景が絡んでいるのではと新たな思考を拡げている。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好き上田秀人先生
いつものロジカル時代小説ではなく、もう一つの
得意技である「戦国」物語ですが、時代は1642年
(ヤマ勘)主人公の平戸藩は前年オランダ商館を
長崎に移されて、南蛮貿易の繁栄を奪われた後で
なおかつ幕府から睨まれている状態での新たなる
長崎警固への対策に主人公を向かわせる
実は本書は第3巻で、アタクシはココから読み始
めたため推測交えて書いたりもする
タイトルの辻番奮闘記というのは、江戸に幕府を
開いたと雖も、政治の中心が来たばかりで何かと
物騒な時代(戦国の気風が残る)辻斬り防止の為
諸藩で辻番を設けた(1629年)
本作品でも以前その様な物騒な時代で、主人公も
気持ち