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徳川将軍三代の今、武は百害あって一利なし。
女中にして見張り役でもある伊賀女忍の佐夜を傍に、柳生藩勘定方の淡海一夜は、愚痴りながら算盤を弾いていた。
旗本から大名となった柳生家慶事のお披露目に、老中や惣目付ら、お歴々を招かねばならぬのだ。
万に一つでも、手抜かりがあれば、取り返しのつかない事態に陥ってしまう宴席に、柳生を好ましく思わない客が必ずやって来る。
彼らの嫌がらせに対抗すべく、一夜は知略と人脈を駆使し、防備を固めはじめた。
一方、柳生家改易を企み、一夜を取り込まんとしたが、失敗に終わった惣目付の秋山修理亮は、「ある噂」を耳にして、再び甲賀組与力組頭の望月土佐を呼び出した。
さらに柳生の郷では、三代徳川将軍家光が寵愛する柳生左門友矩に、老中・堀田加賀守が送り込んだ忍の魔手が迫る!
一夜の奇策は功を奏すのか? 危機一髪の第四弾!
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Posted by ブクログ 2021年08月07日
剣では無く算勘を見込まれて江戸に連れ出された一夜だが、相変わらず元の商売に戻りたくて言動が激しい。武家に恨みを買うが、商人や女性にはモテモテ。今回も特有の勘で危機を乗り越えるが、周辺からは良く思われない。今回は父である柳生宗矩をも激怒させてしまう。最後は敵方にも深く入り込んだが、この結末は次回に持ち...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月17日
柳生家が1万石の大名になったことで、今まで
の役柄から恐れられていた存在から、周囲全て
が敵になる、当面の最大の敵は財政難であるが
江戸初期の時代はお金は不浄のモノとする風潮
があるため算盤一つあってなく商人からは喰い
散らかされている状況を、大阪商人の知略人脈
を駆使して一息
こんどは襲い掛かる老...続きを読む
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