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加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描く好評の書下ろしシリーズは最終巻。加賀百万石の筆頭宿老・本多政長は将軍・徳川綱吉に謁見したあともなお、江戸に留まる。神君家康の懐刀と言われた本多正信の血筋を引く重鎮である政長が、国許に戻らないため各藩の留守居役が加賀の若き留守居役・瀬能数馬に接触をしてくる。宿老不在の加賀では、越前福井松平家の国家老次席が訪れ、藩主の綱昌がかつて数馬に書かされた「詫び状」の返還を要求したのに対し、政長の息子である主殿は妙手を打つ。江戸城内、幕閣では、無役の名門・酒井家の処遇が取り上げられ、滞留中の政長と数馬にも影響が及ぶ。本多家に敵対してきた老中・大久保加賀守は代々の遺恨を晴らすために、配下に密かに命令を出す。加賀の前田家では、主殿が内紛をおさめた。一方ついに徳川御三家の紀州藩主が数馬の妻・琴を狙い動きはじめる。
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Posted by ブクログ 2021年06月16日
シリーズ17作目。作家の上田氏は10冊前後で終わるシリーズが多い中で長い方。若い主人公が身近の指導者により成長するパターンが基本だが、このシリーズも当初は妻の琴や義父の本田家老により成長してきたが、義父の登場場面が多くなると完全に義父の活躍で食われてしまったようだ。
今回は最終回なので、紀州藩主や老...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月07日
シリーズ第十七弾にして完結編。
数馬の妻で本多政長の娘・琴が、一度離縁された紀州徳川家から再嫁を求められます。
勿論、断固拒否の数馬サイドですが、琴に執着する紀州藩主・徳川光貞が次々と強硬な揺さぶりをかけてきて・・。
“留守居役”という難しい役職につかされた、若き数馬の成長が楽しみだったこのシリー...続きを読む
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