上田秀人のレビュー一覧
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購入済み
重厚と重複
このシリーズは、それぞれが独立した物語になっており、各巻ごとに、延々と説明が続くのには辟易した。したがって最初と中、最後と読むだけでも、良いと思う。
小説の中身は、驚くほど精緻な史実に巧みな筋書きをのせてあり、物語の中に読者を引き込んでしまう迫力は十分、素晴らしいと思います。三つ星は多すぎる説明に多くの紙面をつかっていることへのマイナス評価です。天下あたりから併右江門の石高が加増前に戻るなど、些か混乱が見られるのが惜しい。この作者のものを再び買うことはない。 -
Posted by ブクログ
奥祐筆シリーズ・11
・・時代考証とか どこいったー^^?
相変わらず ネタ切れ中らしく?^^;;
前巻で登場した坊主が またも騒動の黒幕であるという展開
あと執拗に出てくる伊賀者の話
これ池波さんみたいに忍者がメインの話ではないと思うが
・・いい加減もう親子の対決に話進めてもいいんじゃね?
この坊主(深園)脇キャラ感ハンパないから 読者は皆
この小者キャラが最後まで生き残るなんて 思ってないと思うよ^^;
どうせ覚蝉も死んでないんでしょ??
話自体はハードボイルド調で 軽いですので読みやすく
展開もわりと派手で 気楽に読める時代モノなのですが
もう少しメリハリが欲しいかなと つねに -
Posted by ブクログ
デビュー前から上田秀人はこんなに凄かった!
発掘!歴史の謎を大胆に読み解く、驚愕の初期作品集。
・乾坤一擲の裏(桶狭間の戦い、黒田官兵衛)
・功臣の末路(堀田正俊暗殺、新井白石)
・座頭の一念(田沼意知暗殺、座頭)
・逃げた浪士(忠臣蔵、竹田出雲)
・茶人の軍略(千利休、松平不味)
・たみの手燭(坂本竜馬暗殺事件、勝海舟)
・忠臣の慟哭(桜田門外の変、小栗上野介)
・裏切りの真(箱館戦争、勝海舟、福沢諭吉)
本書は、日本意外史の流れをくんだ歴史短編小説集である。
桶狭間の戦いの謎を、黒田官兵衛が解いたり、堀田正俊暗殺の謎を、新井白石が解いたりする。どれも