上田秀人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
十一代将軍 徳川家斉の時代、武芸のみでは武士の生活はすでに立ち行かなくなってる。江戸から遠くはなれて領地を持つ大名は、国禁の密貿易に手を染める。幕府はそれを知っていながら目をつぶる。そんな中、津軽藩が新たにロシアと密貿易をはじめる。なんとその手助けをするのが、将軍家斉の実父治済だ。彼には野望があり、次期将軍の座に付くべく画策しているのだった。
奥右筆秘帳シリーズ第二弾『国禁』、奥右筆組頭の併右衛門と、彼の護衛、立花家の次男衛悟がお話を盛り上げる。併右衛門の上役が事件の詳細をもみ消そうとしていたり、脇役の忍や僧侶など、また剣の大立ち回りと読みどころ満載なのだが、この巻では話は完結せず、第三 -
購入済み
設定は面白いのに登場人物に魅力が感じられません。どの人も名前と身分の説明があるだけで、顔かたちや声、癖などの描写がないからだと思いました。心理描写にも乏しく、全員がのっぺらぼうのように感じてしまいます。物語が進めば面白くなってくるのかな、という期待をこめて★2つです。