あらすじ
将軍家斉の四男敬之助が急逝し、尾張徳川家は後継を失う。思惑渦巻く江戸城を震撼させたのは、神君家康の書き付け発見という駿府からの急報だった。真贋鑑定を命じられた奥右筆組頭 立花併右衛門は、衛悟の護衛も許されぬ覚悟の箱根越えに向かうのだが!?
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Posted by ブクログ
なぜか上田秀人は面白い。奥右筆という通好み?のポストに集まる徳川を揺るがしかねない政治的陰謀、超絶の剣豪というお約束の設定で、陳腐だとも思えるのだが、はまってしまった。それぞれのシーンが、まるですぐ横で見ているかのように展開されるテンポの良さを感じる。
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奥祐筆秘帳シリーズ第4段
相変わらず一気読みの面白さ!
ですが、同じ陣営の人物にもそれぞれ異なった思惑があり、それが複雑に絡み合うので、内容が非常に難解です・・・。
(実は、3巻目の後に1巻を再度読み直したのですが
それでも難解です・・・。)
衛悟くんの成長はうれしいが、陰謀の出口の見えなさに
ときどき息苦しさを感じます。
しかし!
次が楽しみで仕方がありません!!!
Posted by ブクログ
今回は衛悟がかなり変わった印象で、なんだか異常に強いです。
誰も擁護はしてくれない感がますます強くなって、主人公の交代とかもあり得るのか?なんて危惧も浮かんできたりして。
Posted by ブクログ
奥右筆秘帳シリーズ4作目。
ついに、誰が何を狙ってるか一覧をメモしてしまいました。じゃないと分からなくなるんだもん(笑)。誰と誰が味方か…とか。
腹黒な人がいっぱいで、みんな己の野心のためにあれこれ動くのよね〜。とりあえず5作目も読んでみる。
Posted by ブクログ
奥祐筆シリーズ・4
バードボイルド調時代モノ^^
尾張徳川家の跡目問題に関わる話が ストーリーとして進んでいくのですが
今回の話はシリーズ中でも個人的に好きでした (^^)
Posted by ブクログ
奥右筆秘帳シリーズの第四弾
奥右筆という、顔は効くけど割とマイナーな役方系の中年男が主人公と言うのは興味を引かれた
主人公の用心棒を務める隣家の部屋住みと主人公の娘、将軍家斉とその父一橋治済などの人間関係も面白い
本作では、シリーズ第四弾ということで、神の視点である読者にとってはわかることも、特に、下っ端である主人公らにとってはもどかしいんだろうな、という雰囲気がヒシヒシと
事件自体も、家康の書付とか、将軍子息の死因とかでかくなってきた