あらすじ
将軍家斉が法要中に襲われた衝撃も冷めやらぬ大奥に、お末二人が入った。奥右筆組頭立花併右衛門は、婿となる衛悟と娘瑞紀にその素性を探らせる。家斉の御台所茂姫は外様島津家の出であった。藩主重豪は、将軍の外祖父となり外様から親藩入りするという野望を隠さない。斬られてもひるまない死をおそれぬ薩摩の捨てかまりが伊賀者、お庭番らの暗闘に参戦、シリーズ最高潮の盛り上がりを見せる第十一巻!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
今までは様々な陰謀の中で翻弄されながらも戦う二人の姿がメインであったっが、ここ2冊ほどはその設定はかわっていないものの、完全に将軍暗殺という陰謀のみ。
ただそれを画するのが三者三様で、そのたびに併右衛門と衛悟は命を狙われる羽目になる。
ストーリーの流れがシンプルになった反面、話に勢いがあってこれはこれで面白い。
前回で定信が離脱?、今回は島津、太田備中&伊賀が離脱かな?あとは朝廷、そして最大のライバル一橋&冥府との戦いが最終巻のメインになりそう。
Posted by ブクログ
奥祐筆シリーズ12巻(最終巻)は読んだ
・・・で、11巻
定信が失脚・絹に殺される寸前
伊賀者の奥祐筆への攻撃がついに逆鱗に!
筆の力をまざまざと見せつけられる!
面白い!
Posted by ブクログ
上田秀人の奥右筆シリーズと、高田郁のみをつくしシリーズは、新刊が出たら即購入が欠かせない。
今回は衛悟が、かなり成長しているようだ。冥府との距離が狭まっている。クライマックスに近付いている。
Posted by ブクログ
奥祐筆シリーズ・11
・・時代考証とか どこいったー^^?
相変わらず ネタ切れ中らしく?^^;;
前巻で登場した坊主が またも騒動の黒幕であるという展開
あと執拗に出てくる伊賀者の話
これ池波さんみたいに忍者がメインの話ではないと思うが
・・いい加減もう親子の対決に話進めてもいいんじゃね?
この坊主(深園)脇キャラ感ハンパないから 読者は皆
この小者キャラが最後まで生き残るなんて 思ってないと思うよ^^;
どうせ覚蝉も死んでないんでしょ??
話自体はハードボイルド調で 軽いですので読みやすく
展開もわりと派手で 気楽に読める時代モノなのですが
もう少しメリハリが欲しいかなと つねに全力疾走してる感じ
しかもこの本って衛吾が 一応主役なんだと思うんだけども
その衛吾のキャラが周りに比べると ぼんや~りとしてて
併右衛門とのギャップを楽しむというより 中途ハンパで凹凸にさえなってないかも・・
衛吾も瑞紀のこと好きだという設定で話進んでるけど
それさえも衛吾から感じられない(周囲がそうだっていう描写はある)のが何ともビミョー