【感想・ネタバレ】軍師の挑戦 上田秀人初期作品集のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年03月19日

斬新な感じで面白かった。
もしかしたら、史実の裏にこれが本当にあった?と、読み進むにつれ思いが強くなる、そんな感じでスラスラ読めた。

0

Posted by ブクログ 2013年12月13日

軍師を題材にした短篇集。
官兵衛と家康の話は、今年のたくさん読んだ本の流れの中で、来年読みたくなる題材を見つけるきっかけに。

また歴史は作られるというが、裏でどんなことが起こってるのか真実を見つけるのも面白いですね。

0

Posted by ブクログ 2012年08月06日

あとがきで作者本人が稚拙と言っているけど、そんなことはない。たしかに荒削りな感じがするけど、それがかえって物語に勢いを感じさせます。上田秀人はやはりすごい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月01日

歴史ミステリーってところか。
忠臣蔵の話しの最後のどんでん返しっぷりははすごい。
ここまでのどんでん返しはぷり久々だしお見事。
理にもかなっているし本当にそうなのかもと思えなくもない。

0

Posted by ブクログ 2014年12月26日

黒田官兵衛が今川義元の桶狭間で昼食をとった謎を追う話、稲葉正休が親戚の堀田正俊を殿中で切り付けた謎、不昧公が千利休切腹の謎を追う話、勝海舟が坂本龍馬の暗殺の謎を追う話、榎本武揚の転身に憤りを感じつつ探る福沢諭吉。歴史上の人物が推理者と推理の対象者であるストーリーの作りが面白い。短編なので、推理に必要...続きを読むな情報がどんどん出てきてその経緯は丁寧に描かれていない点が残念だが、話の流れが速くどんどん読める点は面白い。

0

Posted by ブクログ 2014年12月24日

薦められて読んだ初めての著者。
歴史上の人物が、コナン君あるいは大河ドラマの上野樹里お江よろしく探偵ぶりを発揮するのは好き嫌いが分かれるかもしれません。
しかし、これが文壇デビュー前の短編集とは驚きました。
江戸中期が舞台のいくつかは読みづらく感じましたが、幕末が舞台のものは秀逸です。
「たみの手燭...続きを読む」「忠臣の慟哭」「裏切りの真」、尻上がりに筆が冴える3編だけでも一読の価値ありですね。

0

Posted by ブクログ 2014年09月24日

ひとつ前に読んだ歴史小説が不消化な感じだったので、
こちらの作品に手を出してみました。
知らない作家さんだったので、期待薄で読み始めましたが、
歴史の裏ストーリーに引き込まれました。

読んだ後に、史実はどうだったんだろう?と思わず調べたくなります。

0

Posted by ブクログ 2012年06月10日

なんとなく手に取った作品。思った以上におもしろかった(一話足りないと思ったのは私の計算間違い)。
戦国から幕末までのさまざまな軍師(勝海舟に軍師というイメージはなかったけれど)のなぞ解きを絡めたお話。
最後の榎本武明の話と、桶狭間の話、桜田門外の変の話が特に面白かったかなあ。あとのもなるほどーっと思...続きを読むわされた。もっとほかの謎(とまではいかなくても他の解釈ができそうな事件)も書いてみてほしいな(もう書いているのかも)。
ただ、徳川慶喜がけっこうこてんぱんにひどく書かれていたのは、もっくんの大河のイメージが崩されて悲しかった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月10日

初期短編集。歴史上の謎に果敢に挑戦、とありますが、この作家が好きなら読んでみては如何かと思います。真偽の程は?ですがよく調べて書いていると思います。

0

Posted by ブクログ 2019年02月20日

歴史ミステリー短編、8話を収録。

どの話も、歴史上の事件の謎を、これまた歴史上の人物が探偵よろしく解釈していくという興味深い内容になっています。
特に、幕末モノ3編は(3話すべてに勝海舟さんが登場)、それぞれの話の関わりが3部作のようで面白かったです。

0

Posted by ブクログ 2013年10月18日

最近のお気に入り「上田秀人先生」の短編集
初期作品というよりもデビュー前に書き溜めた
作品の蔵出しなので香りが強くてとんがってます
基本歴史の謎(疑問)を歴史上の人物が真相究明
するという物語・・・後々の下地を思わせる作品も!

0

Posted by ブクログ 2012年05月12日

デビュー前から上田秀人はこんなに凄かった!
発掘!歴史の謎を大胆に読み解く、驚愕の初期作品集。
 ・乾坤一擲の裏(桶狭間の戦い、黒田官兵衛)
 ・功臣の末路(堀田正俊暗殺、新井白石)
 ・座頭の一念(田沼意知暗殺、座頭)
 ・逃げた浪士(忠臣蔵、竹田出雲)
 ・茶人の軍略(千利休、松平不...続きを読む味)
 ・たみの手燭(坂本竜馬暗殺事件、勝海舟)
 ・忠臣の慟哭(桜田門外の変、小栗上野介)
 ・裏切りの真(箱館戦争、勝海舟、福沢諭吉)

本書は、日本意外史の流れをくんだ歴史短編小説集である。
桶狭間の戦いの謎を、黒田官兵衛が解いたり、堀田正俊暗殺の謎を、新井白石が解いたりする。どれもどこかで聞いたようなネタであるため、あまり新鮮味は無い。それは良いのだが、デビュー前の作品は、話の語り方が洗練されていないため、同じパターンである8本を読み切るには骨が折れた。(もっとも着想は面白いので、もっと面白い書き方が出来るかもしれない)

以下、感想です。
「逃げた浪士」と「たみの手燭」、「忠臣の慟哭」はなかなか面白かった。
「乾坤一擲の裏」ネタは面白いが生かし切れていない。
「功臣の末路」真相がこれとは、肩すかし。
「座頭の一念」ちょと無理がある。
「茶人の軍略」短編では苦しい。
「裏切りの真」榎本さんは開陽を自分から沈めませんよ。
それぞれ、面白い部分もありますが、気になる点も多々あります。

しかたのないことですが、歴史を調べるほどに、小説を単純には楽しめなくなります。

0

「歴史・時代」ランキング