あらすじ
妾屋昼兵衛の口利きで老舗両替商の用心棒になった大月新左衛門は、働きを認められ妾の護衛を任される。だがそれは、苦難の闘いの始まりだった。江戸では、表沙汰にできぬ盗難事件が多発。裏には、将軍家斉の鬱屈に絡んだ陰謀が。嗤う妾と、仕掛ける黒幕。否応なくのみ込まれていく昼兵衛と新左衛門は、危難を振り払えるか? 疾風怒涛の第二弾。
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Posted by ブクログ
江戸中期になると有力大名を弱体化される幕府の戦略が奏功し、各大名が商人への借金に苦しんでいる中で、返済に不安を持つ商人は神君 家康公からの拝領品を担保に取る。うーん、史実化は知りませんがいかにもありそうな話です。
そして、幕閣は更に有力外様への支配力を高めるために隠密にその担保を盗む指示を出し、それに対抗するは新たに山城屋が斡旋する用心棒となった新左衛門。
妾屋に続いて妾屋番というビジネスが登場しましたが、これまたさもありなんという感じで面白い。
朴念仁の新左衛門と八重の関係がこの先発展するかも目が離せません。
Posted by ブクログ
存外面白い「妾屋昼兵衛」シリーズ 2
伊達家を辞して浪人となった新左衛門は晴れて浪人
一時期は側室付であった主が同じ長屋に住まう
気持ち複雑だけど暮らしの為、昼兵衛の世話で
用心棒生活・・・その時に関わった大名による事件が
神君拝領品をカタに借金!そして押し込みして強奪
そのやり取りに将軍の小姓や老中の側用人が気が付き
手を・・・