【感想・ネタバレ】戦端 武商繚乱記(一)のレビュー

あらすじ

大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘をわけがあることを
承知で娶ったにもかかわらず、裏切られてしまう。妻の不貞を許せなかった小鹿は、
義父の和田山に妻を公然と突っ返すという方法に及ぶ。これが原因で、東町奉行所内では、
同僚たちからも距離を置かれて居心地がよくない日々を過ごしていた。
鬱憤をはらそうと大坂の遊郭に足を向けたものの、なぜか客引きをされない。
理由は、大商家が「総揚げ」すべての見世を貸し切っていたからだ。
その商家の名は、淀屋。西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち、莫大な富を得ていた。
淀屋に借金をする大名もあらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。
幕府も忸怩たる思いで、ついに時の老中首座・土屋相模守が手を打つことに。
一介の同心・小鹿は、商魂たくましい上方の豪商と武士の沽券をかけた争乱に巻き込まれていく。
吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説、堂々開幕!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私は上田作品は冷静に評価できず、いつも高得点。登場人物がいつも「しがらみ」に囚われて生きているから。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

大坂町奉行所で繰り広げられる権力闘争。
武士を上回る力を持ち始めた淀屋を潰せるか。
江戸町奉行と違う舞台が面白い。
話は序盤が始まったばかり、面白くなりそうな感じで終わる。

0
2023年05月06日

Posted by ブクログ

時代小説は江戸時代とひとくくりにできず、どの時代
を書いているかで登場人物や社会の空気が違う、元禄
時代が舞台の本書では武士が持つ殺気もひとあじ違う
淀屋辰五郎の改易をテーマに大石蔵之助の登場がどの
様な物語を編み出すのか楽しみな新シリーズ(´・ω・`)

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2023年04月12日

Posted by ブクログ

西国大名が皆頭が上がらない豪商淀屋を調べよと密命を受け、新奉行が大阪東町へ
その新奉行に訳あり同心小鹿が拾われる
とにかく小鹿の上司同僚が酷い輩過ぎてゲンナリです。堺屋と大石内蔵助がどう関わってくるか、が注目ポイント。小鹿が若い頃の水城惣四郎のような感じが・・・

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2023年01月05日

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