あらすじ
知勇にすぐれる戸次道雪の娘誾千代と縁づいたことで、立花宗茂の「戦国九州三国志」が始まった――。大友家臣としての島津家との死闘、豊臣秀吉政権下での朝鮮従軍を経て、関ヶ原へ。誾千代との葛藤の中で奮闘し、天下人に「剛勇鎮西一」と恐れられた稀代の猛将の懊悩を精緻に描いた、第十六回中山義秀文学賞受賞作。
【目次】
第一章 鳳雛の籠
第二章 名門の盾
第三章 生の攻防
第四章 新しき枠
第五章 異国の風
第六章 天下騒擾
終 章 失地回復
新装版あとがき
解説 末國善己
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Posted by ブクログ
西国無双と呼ばれた人物なため、順風満帆な話かと思って読み始めたが、婿養子故の家中での孤独感なども描かれており、とても波瀾万丈な人生だったのだなと感じ、とても話に引き込まれた。
Posted by ブクログ
ゲームなどでも人気の戦国武将、立花宗茂の本ということもあり読みやすかったです。
テンポも良く、一気に読むことができるので歴史小説をあまり読んだことない方でも読みやすいと思います。
ひとつだけ気になったのが宗茂の妻・誾千代の扱いですね。
なんだか世間知らずで感じの悪い嫁という印象しか受けない描かれ方だなーと。
私の中では本田小松ばりの女傑ってイメージだったのですが、、
結構な頻度で登場するのですが、こんな扱いをするならあまり出してほしくなかったですね。