あらすじ
両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諫山左馬介。宿直明けのある日、長屋に寝に帰ると、隣人の柳橋芸者・加壽美が男と揉めて悲鳴を上げていた。加壽美の正体は田沼意次に仕える女お庭番・村垣伊勢。本来助けは必要ないが、左馬介は近所の手前様子を見に行く。だがこの後、村垣は襲ってきた男を殺めてしまう。これが大きな波紋を生み、田沼から加壽美は芸妓を退くよう命じられて……。続々重版大人気シリーズ第十三作!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公のように一流の二流を目指したいものである。村垣伊勢からの評価は厳しいと思うが、一流から見るとそういった厳しい評価もやむをえないのかなとも思う。
Posted by ブクログ
本筋の両替商の商いの話しは薄目で解決もせず、次作に持ち越し。
今作では用心棒の隣に住む柳橋芸者の加壽美が、襲って来た相手を簡単に殺した事から窮地に陥る話しがメイン。本当は田沼の隠密で、その為に田沼より芸者を引退する事を命じられる。一千両も掛けた引退式から、加壽美の敵方は裏に両替商が居ると、両替商に乗り込んで騒動に。不思議なのは用心棒は加壽美が田沼の隠密だと知っていながら、両替商に伝えていない事。よほど加壽美に脅されているのだろうか?加壽美は仲間と次々敵を殺して行く。
加壽美と敵方の争いは続き、両替商は疑問に思いつつ、これも次作に持ち越し。
何も終わっていないので、スッキリ感が無い。