【感想・ネタバレ】日雇い浪人生活録(十一)金の徒労のレビュー

あらすじ

橋芸者の姿をした女お庭番・村垣伊勢は、新たな普請奉行・佐久間久太夫を材木商因幡屋が接待する座敷にいた。因幡屋の田沼意次への根回しで、佐久間は役を得たという。動いたのは金。材木商の思惑は、大がかりな普請への采配にあった。一方、両替商分銅屋仁左衛門とその用心棒・諫山左馬介は、田沼の屋敷を訪ねていた。話題は、水戸徳川家と会津松平家が金に窮する近況についてである。十万両といわれる分銅屋の財を利用しようと躍起の両家。家と禄を守りたい旗本、利のために目ざとく立ち回る者、ひたすら富を狙う者……それぞれどう動く!? 続々重版大人気シリーズ、第十一作。

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Posted by ブクログ

用心棒諫山の悪人への対応が益々手慣れてきた。人斬りと怖れられた相手も呆気なく取り押さえてしまっているし、多勢の盗賊も殆どを一人で捕まえている。一方、御庭番の芸者とのやり取りは押し捲られて遊ばれている。女中との事もあり、どちらを選んでも上手く行かなそう。田沼政治は賛否両論あるが、今のところは主人公達の庇護者でもあり正義側が強く描かれている。

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2021年05月14日

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