二階堂黎人のレビュー一覧

  • 地獄の奇術師

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    二階堂蘭子シリーズ1作目。
    怪奇な殺人事件をお嬢様探偵が解決する、何とも古風でツッコミどころ満載だけどケレン味たっぷりで目まぐるしい展開はエンタメとして秀逸。まるで金田一少年の事件簿を読んでる気分で長いページ数にも関わらず楽しく読めた。(もちろん時系列的には逆だろうけど)
    犯人は早い段階で予想できるし、動機のトンデモ推理は説得力に欠けるがまぁ許容範囲かな。
    探偵の蘭子は推理小説好きのただの女子高生という印象でややキャラが立っていないようにも見えるけど、世界観は好みなので今後に期待。

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    2026年03月05日
  • 地獄の奇術師

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    まさしく、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが好きな人にはもってこいの作品だった。
    昭和42年という時代設定が絶妙なんだろうな。良い意味で色々ファジーで許されるというか、殺人現場にいくら警視正の子どもとはいえほぼ無関係の高校生は現代の設定では同席できないだろう。

    お金持ちの邸宅の妖しい雰囲気とか、不穏な天気とか、序盤の防空壕での追跡劇とか、エンタメ要素を活かしつつしっかり事件も起きてくれるので、雰囲気に浸りながらしみじみ読み進めることができる。

    個人的には、これは、没入できる環境や心理状態も大事というか、読む側が状態を整えて臨んだ方がより楽しめると思う。パソコン仕事しながら合間にサクサク読み進めるのは勿体無い。どうせなら、多少まとまった時間がある時に、お気に入りの静かな喫茶店とかで珈琲の香りを楽しみながら読むのがいい。

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    2026年02月18日
  • ユリ迷宮

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    いやー良かった☆おもしろくてページを捲る手が止まらない!
    短編集で、3篇収録されていて2篇はサラッと読めますが時代が昭和で、そこここに懐かしい単語が出てくるのもGood☆
    最後は中篇くらいの長さ。ぶっちゃけ犯人はわりとすぐわかるんだけど、明智小五郎方式というかポアロ方式というか、関係者を集めての謎解き場面が良かった☆
    最後まで動機がクルクル変わるのも良いなと。
    やっぱり大好きなシリーズです!

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    2026年01月11日
  • 悪霊の館

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    ネタバレ

    蘭子による「密室講義」が良かった(笑)『犬神家』のようなドロドロの人間関係に『黒死館殺人事件』のような雰囲気、そして大量殺人(笑)楽しめました(笑)密室のトリックは単純な感じですが効果あるな~(笑)消える甲冑や「顔の無い死体」の謎も良かったし(笑)しかし、いろんな作品のネタバレはちょっと微妙かな~。古典ミステリを読む参考にはなるんですけどね。

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    2026年01月02日
  • ユリ迷宮

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    ネタバレ

    ロシア革命直後、シュペアが体験した謎。バイカル湖近くの豪壮な館が吹雪の中で忽然と消えた。「ロシア館の謎」。

    誰も入れない密閉状態の新築高級マンションでの殺人事件。被害者の女性作家の口述執筆のカセットに録音された事件の模様。「密室のユリ」。

    コントラクトブリッジのパーティという衆人環視の中で起きた毒殺事件。「劇薬」。

    二階堂蘭子シリーズ。ちょっと大げさでクドい感じが好み。
    昔の蘭子シリーズは好きだな。

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    2025年11月24日
  • 吸血の家

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    雅宮家の悲しき血の所以がラストのなんとも言えぬ余韻となっていて良き!

    24年前の雪に足跡のない殺人、除霊祭での密室殺人、テニスコートで足跡のない殺人と本格ミステリを堪能できる内容。
    24年前の殺人がトリックも血の所以も相まって良かった!

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    2025年11月08日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    ネタバレ

    『サスペリア』や『薔薇の名前』なんかと似たような雰囲気だったな〜(笑)二階堂黎人のはテンポがいいから読みやすいな。

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    2025年09月20日
  • 地獄の奇術師

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    ネタバレ

    ミステリ談義が面白いですね(笑)ただ少しきわどいというかネタバレが・・・。江戸川乱歩のような雰囲気が好きです(笑)「地獄の奇術師」って名前も(笑)初期にあった「二階堂家の崩壊」って設定が崩れてしまったそうですがそこも気になりますね(笑)とりあえず蘭子には早く復活していただきたいです(笑)

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    2025年09月20日
  • 怪盗アルセーヌ・ルパン 813にかくされたなぞ

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    ルパンは有名だけど、しっかり読んだことがなかったので読んだ。
    子供向けに短くまとめられてるけど、謎解きあり、アクションありで面白かった。
    作中明らかにシャーロック・ホームズがモデルのキャラクターと、作者がルパンの友人として登場してびっくりした。
    このシリーズ、人気みたいで何作か出てるみたいだけど、読みやすいし、納得。

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    2025年09月04日
  • 地獄の奇術師

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    ノリがいかにも昭和的な感じで、乱歩的な展開。全体的によくできているなあと思いつつも、鍵のトリックがビジュアルでないためにわかりにくく感じたり、またこれは仕方ありませんが、警察の無能ぶりが、どこか古臭さを感じさせたりと、終盤の展開も、どうして警察に言わないのかとか、ツッコミどころも多く、不満点も多々あった印象です。「人狼城」が凄すぎるだけに期待しすぎなのかもしれません。

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    2025年06月01日
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険

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    二階堂黎人の連作ミステリ短篇集『名探偵水乃サトルの大冒険(英題:)』を読みました。
    二階堂黎人の作品は、2月に読んだ『増加博士の事件簿』以来ですね。

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    金田一耕助を超えた!? 二枚目“変人”探偵登場
    名作『本陣殺人事件』の犯人は別人だ!読者のド肝を抜く作品集。

    長身、美形の水乃サトルは旅行会社課長代理。
    だが、度を越した多趣味と奇行から社内では変人の烙印を押されている。
    部下の新人OLと共に出張した岡山の村で、横溝正史の名作を模した殺人事件に巻き込まれる「『本陣殺人事件』の殺人」他、ミステリー初心者からディープなファンまで楽しめる本格推理小説集。
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    1997年(平成9年)から1998年(平成10年)にかけて発表された社会人・水乃サトルが活躍する本格派推理小説の中短篇4作を収録して1998年(平成10年)に刊行された『名探偵水乃紗杜瑠の大冒険』を改題して2000年(平成12年)に文庫化された水乃サトルシリーズの短篇集です。

     ■ビールの家の冒険
     ■ヘルマフロディトス
     ■『本陣殺人事件』の殺人
     ■空より来たる怪物
     ■解説 末國善己

    28歳の旅行会社課長代理・水乃サトルが様々な難事件に遭遇……冴えわたる名推理によって導かれる、アッと驚く結末は!? 4篇の短編集、、、

    不思議・密室・魑魅・殺人……4つの謎にサトルが挑む。

    4篇とも面白かったですねー イチバン愉しめたのは、、、

    横溝正史所縁の地・岡山の横溝正史村というテーマ・パークを舞台にミステリの名作『本陣殺人事件』を模倣した殺人事件が発生し、『本陣殺人事件』での金田一耕助の推理に疑問を持つサトルが、トリックに関する別の真相の可能性を示す『『本陣殺人事件』の殺人』かな。

    その他の作品も、

    缶入りの『ヱビスビール』で埋め尽くされた一軒家の謎を解く『ビールの家の冒険』、

    女子高生マル文字日記に仕込まれた殺人の謎を解く『ヘルマフロディトス』、

    UFOや宇宙人の存在を確信するサトルの先輩ブタモマケルが容疑者となった天窓以外は密室だった山小屋での密室焼殺トリックの謎を解くバカミス的な展開の『空より来たる怪物』、

    と、なかなか愉しめました……水乃サトルシリーズの他の作品も読んでみたいですね。

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    2025年04月18日
  • ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集

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    表題作もなかなか良かったけど
    個人的に「泥具根博士の悪夢」が気に入った。
    よくある手法ではあるけど、スッキリ読めた。

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    2025年04月07日
  • 亡霊館の殺人

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    ミステリ。短編集。
    カーのパスティーシュが2作。カーの解説が2つ。『吸血の家』の短編版。
    カーはかなり好きな作家なので、パスティーシュというだけで嬉しい。
    「吸血の家」の足跡トリックと犯人は覚えてた。
    読んだのは10年前だったけど、印象的な作品だったということでしょう。

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    2025年04月06日
  • 魔術王事件(下)

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     上巻から一気読み。上巻が余りにも衝撃的で下巻で何が起きるのか楽しみだ。

     二階堂蘭子シリーズは、ラビリンスを巡り深く繋がっているようで、作品を順に追っていた方が楽しめそうだ。連作のうちの一作の様相で、今作のみでも面白いが、二階堂蘭子対ラビリンスの因縁を知っていた方がより楽しめそうだ。
     
     下巻は当然解決編になる訳だが、今作ではラビリンスとの対決は程々に謎解きの解答編の様相になっており少し物足りない。犯人についても上巻の匂わせがそのままで、予測できてしまったため、坂下警部の様に衝撃に注ぐ衝撃とはならなかった。
     動機や犯行の手段など、とても面白いのだが、謎解き要素も盛られているため、後半にきて流石にお腹いっぱいになってしまった。せっかく上巻で怪奇小説としての魅力が大きかったので、後半ももっと血みどろの惨劇があって欲しかった。

     権力を持っている宝生家だが、北海道の田舎財閥が何故これだけの権力があるのかと疑問に感じていたが、戦後日本の様子を考えると、社会的なコミュニティは今の時代の様に狭くないので、ある意味で当たり前なのかと納得。
     蘭子の推理は見事なのだが、もう少し活躍するとバランスが良いと感じた。探偵小説は探偵が余りにも達観しており、あらゆる能力を都合よく持ちすぎている場合が多いが、蘭子は理想的な探偵だ。

     3つの宝石と宝生家を巡る物語には一応の決着が着き、壮絶な魔術王事件の真相が明らかになった。二階堂蘭子シリーズが好みに合っている事もわかった。
     芝原に下巻でも活躍してほしかったなぁ。少し残念な気持ちだ。
     総合的に少し評価ぎ下がってしまった。後半はお約束的な要素が多く疲れてしまったなあ。

     二階堂黎人は水乃サトルシリーズ、ボクちゃんシリーズと幅広く楽しめる作家であり、改めて凄い作家だなと感心した次第だ。

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    2024年06月29日
  • 人狼城の恐怖 第四部完結編

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    ネタバレ

    世界最長の本格推理小説ということで読破した達成感はひとしお。ただ長いだけではなく、最初から最後までずっと面白い。メインとなる大トリックはバカミスに近いが、良くこんなトリックを思い付くと感心する。

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    2024年05月09日
  • ユリ迷宮

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    「ロシア館の謎」「密室のユリ」「劇薬」の3編が収録された二階堂蘭子シリーズの短編集。この中だと「劇薬」がフーダニット、ハウダニットの要素に加えて、どんでん返しの要素もあって面白かった。

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    2024年02月14日
  • カーの復讐

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    「ミステリーランド」シリーズて刊行された作品の文庫版。主人公のルパンが古代エジプトに絡む事件を解くミステリー。トリックを含め楽しめる内容でした。

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    2024年01月15日
  • 巨大幽霊マンモス事件

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    久しぶりにこの人らしい奇想とミステリの楽しさを覚えたいい作品だ。
    ラビリンスシリーズあんまり評価しないから。

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    2023年05月02日
  • 覇王の死(上)

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    ググっと惹きつける書き方は流石だと思う。

    ただ、ニューホーリー村と眞塊村が交互に出てくるのでついていくのやっと。
    特にニューホーリー村の人物が頭に入らない。。。

    智仁と杏香が性悪そうなので下巻に期待。

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    2023年03月05日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    二階堂黎人 聖アウスラ修道院の惨劇

    まだ3作品しか読んでないが、これがなかなか良いかも。
    これからも発表順に読みたいです。

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    2022年07月27日