二階堂黎人のレビュー一覧

  • 怪盗アルセーヌ・ルパン 813にかくされたなぞ

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    ルパンは有名だけど、しっかり読んだことがなかったので読んだ。
    子供向けに短くまとめられてるけど、謎解きあり、アクションありで面白かった。
    作中明らかにシャーロック・ホームズがモデルのキャラクターと、作者がルパンの友人として登場してびっくりした。
    このシリーズ、人気みたいで何作か出てるみたいだけど、読みやすいし、納得。

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    2025年09月04日
  • 地獄の奇術師

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    ノリがいかにも昭和的な感じで、乱歩的な展開。全体的によくできているなあと思いつつも、鍵のトリックがビジュアルでないためにわかりにくく感じたり、またこれは仕方ありませんが、警察の無能ぶりが、どこか古臭さを感じさせたりと、終盤の展開も、どうして警察に言わないのかとか、ツッコミどころも多く、不満点も多々あった印象です。「人狼城」が凄すぎるだけに期待しすぎなのかもしれません。

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    2025年06月01日
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険

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    二階堂黎人の連作ミステリ短篇集『名探偵水乃サトルの大冒険(英題:)』を読みました。
    二階堂黎人の作品は、2月に読んだ『増加博士の事件簿』以来ですね。

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    金田一耕助を超えた!? 二枚目“変人”探偵登場
    名作『本陣殺人事件』の犯人は別人だ!読者のド肝を抜く作品集。

    長身、美形の水乃サトルは旅行会社課長代理。
    だが、度を越した多趣味と奇行から社内では変人の烙印を押されている。
    部下の新人OLと共に出張した岡山の村で、横溝正史の名作を模した殺人事件に巻き込まれる「『本陣殺人事件』の殺人」他、ミステリー初心者からディープなファンまで楽しめる本格推理小説集

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    2025年04月18日
  • ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集

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    表題作もなかなか良かったけど
    個人的に「泥具根博士の悪夢」が気に入った。
    よくある手法ではあるけど、スッキリ読めた。

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    2025年04月07日
  • 亡霊館の殺人

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    ミステリ。短編集。
    カーのパスティーシュが2作。カーの解説が2つ。『吸血の家』の短編版。
    カーはかなり好きな作家なので、パスティーシュというだけで嬉しい。
    「吸血の家」の足跡トリックと犯人は覚えてた。
    読んだのは10年前だったけど、印象的な作品だったということでしょう。

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    2025年04月06日
  • 魔術王事件(下)

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     上巻から一気読み。上巻が余りにも衝撃的で下巻で何が起きるのか楽しみだ。

     二階堂蘭子シリーズは、ラビリンスを巡り深く繋がっているようで、作品を順に追っていた方が楽しめそうだ。連作のうちの一作の様相で、今作のみでも面白いが、二階堂蘭子対ラビリンスの因縁を知っていた方がより楽しめそうだ。
     
     下巻は当然解決編になる訳だが、今作ではラビリンスとの対決は程々に謎解きの解答編の様相になっており少し物足りない。犯人についても上巻の匂わせがそのままで、予測できてしまったため、坂下警部の様に衝撃に注ぐ衝撃とはならなかった。
     動機や犯行の手段など、とても面白いのだが、謎解き要素も盛られているため、後半に

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    2024年06月29日
  • 人狼城の恐怖 第四部完結編

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    ネタバレ

    世界最長の本格推理小説ということで読破した達成感はひとしお。ただ長いだけではなく、最初から最後までずっと面白い。メインとなる大トリックはバカミスに近いが、良くこんなトリックを思い付くと感心する。

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    2024年05月09日
  • ユリ迷宮

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    「ロシア館の謎」「密室のユリ」「劇薬」の3編が収録された二階堂蘭子シリーズの短編集。この中だと「劇薬」がフーダニット、ハウダニットの要素に加えて、どんでん返しの要素もあって面白かった。

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    2024年02月14日
  • カーの復讐

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    「ミステリーランド」シリーズて刊行された作品の文庫版。主人公のルパンが古代エジプトに絡む事件を解くミステリー。トリックを含め楽しめる内容でした。

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    2024年01月15日
  • 巨大幽霊マンモス事件

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    久しぶりにこの人らしい奇想とミステリの楽しさを覚えたいい作品だ。
    ラビリンスシリーズあんまり評価しないから。

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    2023年05月02日
  • 覇王の死(上)

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    ググっと惹きつける書き方は流石だと思う。

    ただ、ニューホーリー村と眞塊村が交互に出てくるのでついていくのやっと。
    特にニューホーリー村の人物が頭に入らない。。。

    智仁と杏香が性悪そうなので下巻に期待。

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    2023年03月05日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    二階堂黎人 聖アウスラ修道院の惨劇

    まだ3作品しか読んでないが、これがなかなか良いかも。
    これからも発表順に読みたいです。

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    2022年07月27日
  • 地獄の奇術師

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    地獄の奇術師 二階堂黎人
    読みました。
    面白かった。
    シリーズ物最高です。
    次回作を明日から読みたい。

    推理小説、探偵小説、ガイドが参考になる。

    まだまだ知らない作家作品がある。
    入手したい本がまた増える。
    順番待ちの本がまた増える。
    すべて読むため長生きしなければいけない。
    いい本しか読みたくない。
    時間を無駄にしたくない。

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    2022年07月10日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    一作目の二階堂蘭子があまりハマらなかったんですが、今回は楽しめました☆
    とにかく江戸川乱歩を髣髴とさせますよねぇ。
    俗世とは隔絶された女子修道院、桜の木に逆さに吊るされた首無し死体、水晶の髑髏、地下の迷宮…あげだしたらキリがない。
    昭和40年代のお話で、ネットも携帯ももちろん無し。後半までどっぷりと蘭子ワールドにハマりました!
    でも、迷宮を解くあたりから宗教についての蘊蓄多めでこれは苦手f^_^;
    犯人を追い詰めて死なせない方が個人的には好き。でもその辺も含めて今回は楽しめました♪
    いつかまた一作目も含めてじっくり再読しよう☆

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    2022年04月02日
  • 増加博士と目減卿

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    ネタバレ

    10年以上前に購入して積ん読だった本。「Y」の悲劇」の正バージョンは20年くらい前に読んだけれど、まったく覚えていない。3編ともメタミスならではの味わい。途中までは普通のミステリっぽく進むので、メタミスでない解決があるなら読みたかった。エジプトのピラミッドって強制労働ではなかったと聞いたことがあったような気がしたけれど、ネットで調べてみたら、そういうことが分かってきたのはここ数年のことだということで、15年くらい前に書かれた本書で強制労働説で書かれているのは致し方がない。

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    2020年11月30日
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~

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    贅沢なアンソロジー。
    お城好きにはたまらない。
    特に、冒頭の高橋由太さんの作品が私好み。
    大奥という特殊な世界で繰り広げられるドラマ。
    あのラストはたまらない。
    くぅぅぅ。
    他の作品も、バラエティに富んでいる。
    伝奇的なものあり、アリバイ崩し的なものあり。
    これがアンソロジーの醍醐味。

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    2020年05月02日
  • 悪魔のラビリンス

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    ー この日を境に、私たちのまわりでは、世界はすっかり様を変えてしまった。それまでの長い間、私の周囲は明るい太陽に照らされた楽園だった。それが突然、真っ暗な地獄風景へと変貌したのである。暗闇の世界に隠れ潜んでいた巨大な魔物が飢えた野獣のように獲物を求め、我々の世界を我が物顔で闊歩し始めたのだった。

    あれから長い年月を経て一つ二つの事情が変わり、一部の条件も揃って、今ようやく、私はこの事件について発表することを許された。本当のことを言うと、私はこの陰惨な事件を積極的に語りたいとは思わない。しかし、真実はいつも一つである。それを糊塗することはできないし、私にはその権利もない。世の中の人間は、事実を

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    2019年04月30日
  • 地獄の奇術師

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    二階堂蘭子シリーズの1作目にしてデビュー作、僕と同い年のミステリ。
    序盤から漂う乱歩を想起させる奇怪さは古き良きミステリを思わせ心躍る。蘭子や黎人のキャラクターも良く、ストーリー展開も飽きさせず読みやすい。
    謎解き面については、犯人は当たったがトリックは一部判らなかった。しかしそもそもトリック自体はあまり良くできているとは言えない。フーダニットが判るとハウダニットのいくつかは予見できるが、ハウダニットの作りが弱く古典的過ぎてやや拍子抜けする。但しそれがある意味本格の気風を表現していて物語としては面白い。
    犯人の動機については大好きだった。謎解きとしてのホワイダニットではなく、物語としてのホワイ

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    2018年02月25日
  • 地獄の奇術師

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    『お前の力なぞ、悪魔の力の前にはまったく無力なのだ。お前は今、こうして悪魔と戦って死ぬのだをお前の体を突き抜けたこの燭台の形を見てみろ。ちょうど十字架のようではないか。お前はここで、愛する神と共に地上より滅びるのだ?』

    こういうセリフがなぜか懐かしく感じる。もう25年以上前の作品なんだな。二階堂黎人は『聖アウスラ修道院の惨劇』しか読んでないから、他も読みたくなった。
    やっぱ、名探偵、不可能犯罪、無駄な猟奇性は外せない構成要素だな。

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    2018年01月08日
  • 宇宙神の不思議

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    なかなか面白く読めた。
    初読かつジャケ買いだったので、シリーズ順でなかったのが悔しいところだが。。。
    内容-作風は違うとはいえ、
    京極夏彦の京極堂シリーズに雰囲気似てるのかな?
    (長編ってのも含めて)
    結構好きな作品-作家さん

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    2018年01月06日