【感想・ネタバレ】亡霊館の殺人のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年08月16日

ディクスン・カーへの愛とリスペクトの短編集。
メリヴェール卿のパステーシュ2編、カー関連のエッセイ2編、「吸血の家」短編バージョン収録。
ほんとにカーっぽいけど、トリックなどはかなり古典的で好き嫌いが別れるかも。
「吸血の家」は長編バージョンをほとんど忘れているので読み返したくなった。

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

ジョン・ディクスン・カーのパスティーシュ二編、特別付録の【吸血の家[短編版]】、カーに関するエッセイ二編を収録したカー好きには堪らない一冊。
表題作の【亡霊館の殺人】は、短剣や目張り密室などカーらしいネタが盛り込まれておりパスティーシュとしても楽しめますし、トリックも良い出来で作品の質が高いです。
...続きを読むエッセイの【カーは不可能犯罪ものの巨匠だ!】は、二階堂黎人による作品のランク付けと、「意外な犯人」、「密室」、「足跡のない殺人」など分野別に紹介されています。大変参考になりますが、個人的に気に入っている『皇帝のかぎ煙草入れ』が佳作扱いなのと、カー初心者に『火刑法廷』を薦めるのはちょっと違うんじゃないかなと思います。
【吸血の家[短編版]】は焼き直し作品なので何とも言えない感じです。これならもう一編パステーシュを読みたかったです。

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