【感想・ネタバレ】亡霊館の殺人のレビュー

あらすじ

不可能犯罪 意外な犯人 密室 足跡のない殺人
ジョン・ディクスン・カーへの愛がいっぱいにつまった珠玉の短編集!!
上級生から度重なるいじめをうけていたエドワード・スミスは近くのロダリックの森にいるといわれる霧の悪魔に復讐を願うことにした。魔女から買った霊薬を使い悪魔を呼び出すことに成功し、上級生三人の殺害を依頼する。
その願いどおり創立際の劇の稽古中、旧校舎の奥にある地下室に肝試しとして入った三人は密室の中で霧の悪魔に殺害されるが……
新作「霧の悪魔」を含む三編を収録。

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Posted by ブクログ

ミステリ。短編集。
カーのパスティーシュが2作。カーの解説が2つ。『吸血の家』の短編版。
カーはかなり好きな作家なので、パスティーシュというだけで嬉しい。
「吸血の家」の足跡トリックと犯人は覚えてた。
読んだのは10年前だったけど、印象的な作品だったということでしょう。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

ディクスン・カーへの愛とリスペクトの短編集。
メリヴェール卿のパステーシュ2編、カー関連のエッセイ2編、「吸血の家」短編バージョン収録。
ほんとにカーっぽいけど、トリックなどはかなり古典的で好き嫌いが別れるかも。
「吸血の家」は長編バージョンをほとんど忘れているので読み返したくなった。

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2016年08月16日

Posted by ブクログ

ジョン・ディクスン・カーのパスティーシュ二編、特別付録の【吸血の家[短編版]】、カーに関するエッセイ二編を収録したカー好きには堪らない一冊。
表題作の【亡霊館の殺人】は、短剣や目張り密室などカーらしいネタが盛り込まれておりパスティーシュとしても楽しめますし、トリックも良い出来で作品の質が高いです。
エッセイの【カーは不可能犯罪ものの巨匠だ!】は、二階堂黎人による作品のランク付けと、「意外な犯人」、「密室」、「足跡のない殺人」など分野別に紹介されています。大変参考になりますが、個人的に気に入っている『皇帝のかぎ煙草入れ』が佳作扱いなのと、カー初心者に『火刑法廷』を薦めるのはちょっと違うんじゃないかなと思います。
【吸血の家[短編版]】は焼き直し作品なので何とも言えない感じです。これならもう一編パステーシュを読みたかったです。

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2015年11月26日

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