二階堂黎人のレビュー一覧

  • クロノ・モザイク

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    ネタバレ

    時間移動がなかなか把握できず苦労しましたが、エンターテインメントとしては面白かったと思います。名前の繋がりは分かりませんよね。

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    2018年01月05日
  • 人狼城の恐怖 第一部ドイツ編

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    世界最長の本格推理小説。隔世の立地、密室、大量殺人、王道を行く作品です。
    とりあえず第1巻完読。
    長いが案外読みやすくどんどん進められます。
    長いだけあって、情景や登場人物が丁寧に描かれるため、後半の無差別殺人の恐怖感がより一層引き立ちます。大量の謎をばらまいていった第1巻ですが、本格推理小説として、トリックと動機はきちんと回収できるのかな?ラスト人狼出てきちゃってオカルト系?嫌な予感はしてますが2巻以降も読み進めてみたい。

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    2016年12月25日
  • クロへの長い道

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    ミステリー。ハードボイルド。
    何かのアンソロジーで読んで気に入ったので、買ってみました。
    主人公のキャラクターが斬新。
    シンちゃん、大好き〜!

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    2016年08月20日
  • 魔術王事件(下)

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    はじめての二階堂作品、だと思う。
    人狼城が本棚に納めてあるが、新書判での続きがなかなか手に入らなかったのでまだ、未読。
    なんとなくシリーズものだとは気づいていながら中途半端な所から読んでしまいました。
    いろいろな事柄が詰め込んであったが、トリック を知れば「あぁ」と、なります。案外気がつかないものです。

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    2016年03月21日
  • 地獄の奇術師

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    蘭子さんデビュー作、良くも悪くも懐かしいというか…。いろいろぶっこまれまくりです。青春ミステリとも言えそうだし、乱歩のような怪奇的要素。うん、いろいろ乱歩だ(笑)作中では古今東西の名作に触れられ、二階堂氏のミステリ愛のようなものを感じます。おかげで読んだことない物の、ネタバレを食らった気も。先ほども言ったとおり、ミステリ愛が強すぎて乱歩を筆頭に作品の背後に先達の方々が見え隠れしているように感じました。とはいえ、この古めかしい雰囲気も結構好き、蘭子のムカッとこさせる言動もかわいいし、もう少し追跡です。

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    2016年01月03日
  • 覇王の死(下)

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    空き家の事件で名探偵の帰還に仰天したワトソン君と同じ、もしかしたらそれ以上の衝撃を、二階堂蘭子シリーズのファン諸氏は味わったのではないでしょうか(大仰)(作風に倣って)(大きなお世話)。

    下巻に突入すると、事態はいよいよ狂乱の一途を辿ります。変死・怪死の相次ぐ集落。ラビリンスの魔手は、いよいよ本懐である大富豪にまで及び、物語の語り手である青年の悲惨な逃避行でいったん幕を閉じます。

    そして、いよいよ!
    名探偵・二階堂蘭子、リターンズ!!です!

    哀れな被害者の枕元で淀みなく容赦無く真相を暴き立てる蘭子。
    「科学や理論であらゆる答えは得られる」と断言する蘭子。
    かなり無茶、かなり荒唐無稽と言わ

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    2015年07月30日
  • 東尋坊マジック

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    ネタバレ

    水乃サトル・シリーズ

    東尋坊にやってきたサトルと由加里。由加里の目の前で射殺された髭の男。トレンチコートを着た犯人に突き飛ばされた由加里。サトルが拾った薬莢。容疑者として逮捕されたサトル。捜査のため京都にいた馬田警部補との取引。連続殺人犯「冥妖星」の正体を探る。1976年から4年ごとの閏年の閏日に殺人を繰り返す「冥妖星」。監禁され殺害される被害者。被害者にされる珊瑚の指輪。福井県警が見つけ出した容疑者・黒塚と秋田。秋田が捨てた犯行に使われたマカロフ。東尋坊事件と同日に同じマカロフで殺害された大阪の弁護士・野末。東尋坊事件の被害者・岩山正三の妻・日奈子。日奈子が過去に行った擬装結婚から交換殺人

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    2015年04月15日
  • 吸血の家

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    二階堂蘭子シリーズ二作目。
    とても読み応えのある本格ミステリー。
    過去の殺人が一番好き!!
    ジョン・ディクスン・カーの『テニスコートの謎』読んでみたいな。

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    2015年03月09日
  • 地獄の奇術師

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    【背表紙】
    十字架屋敷と呼ばれる実業家の邸宅に、ミイラのような男が出没した。顔中に包帯を巻いた、異様な恰好である。自らを「地獄の奇術師」と名乗り、復讐のためにこの実業家一族を皆殺しにすると予告をしたのだ。「地獄の奇術師」の目的は何なのか。女子高生で名探偵、二階堂蘭子の推理が冴え渡る、本格探偵小説。

    度重なる不可能犯罪。
    複雑な人間関係。
    読み応え十分の作品。
    このシリーズも集めよう。

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    2015年01月07日
  • 地獄の奇術師

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    序章からして面白いです。ワクワクするような始まり方。
    二階堂作品って予想がつかなくて好きです。
    もしかしてこうかな?と思っていると、トンでもない方向に向かったり。
    そういう意味では読者を裏切らない作家さんです。
    二階堂蘭子シリーズも正統的な本格ミステリの道を進み、そこを二階堂兄妹がいい味を出しながら事件を解決へと結びつけます。
    本書でも私の好きなディティールがいっぱい!
    館、一癖も二癖もある実業家の一族、謎の怪しい男。
    やはり基本的にはこういう正統派の本格を読むのが私はやっぱり好きなんだなぁ~と再確認しました。
    舞台が昭和40年初頭というのも楽しめた要因かもしれません。
    蘭子さんシリーズは大作

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    2014年09月30日
  • 吸血の家

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    美人姉妹に旧家での惨劇…横溝作品を彷彿させる妖しさに冒頭から惹き込まれます。
    『足跡なき殺人』が2つ、密室殺人が1つと内容が盛り沢山ですし、物語の作り込みが丁寧で好感が持てました。
    24年前の『足跡なき殺人』はシンプル且つ虚を突いたトリックで感心しましたが、テニスコートの『足跡なき殺人』は微妙でした。巧く盲点を突いてはいますが、よくよく考えると、地面の状態を見ればバレバレだと思います。旧家でテニスコートというのも若干浮いているので、なくても良い気がしました。
    その他、蘭子のネタバレつきの推理小説批評にが鼻につきましたが、総合的に見ると良作な推理小説だと思います。

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    2014年07月16日
  • 軽井沢マジック

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    いろいろ鼻につく設定やらなんやら、気になる点は多いのですが…クセになる面白さがあります(苦笑)。
    そういえば、今作は過去のミステリィ古典のネタばれがなかったような気がします。

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    2014年07月09日
  • 私が捜した少年

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    ネタバレ

    友人から、いなくなった弟を捜して欲しいと依頼を受けたシンちゃんこと渋柿信介。同じ頃、殺人を犯した暴力団員が、潜伏先の愛人宅から消失した。―表題作。他、全5編を収録した短編集。

    私の名は渋柿。職業は自称私立探偵。ライセンスは持っていない。・・・ こてこてのハードボイルドかと思いきや、ハードボイルドパロディ。(短編のタイトル全てオリジナルのパロディ) とは言え、人間消失、アリバイとしっかりミステリーしていて、トリックを見破るシンちゃんはお見事! 二階堂先生の重厚な作品の合間にいかがでしょうか

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    2014年06月24日
  • 奇跡島の不思議

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    ネタバレ

    この作品に限らず、ネタバレを会話に盛り込むのはやめてほしいです。
    キャラ立てがいちいち鼻について好きじゃありませんでした。
    それ以外はかなり楽しめました。二階堂 先生のほかの作品も読んでみたいです。
    ところで、謎解きの上で最初の見立てはかなり親切なヒントなのでしょうか?

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    2013年11月24日
  • 奇跡島の不思議

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    「孤島」「館」「見立て殺人」「密室」「過去の事件」などなど、とにかく本格モノの要素をこれでもかと詰め込んだ魅力的な作品です。
    真犯人に意外性がなかったものの、「見立て殺人」理由はオリジナリティーがあり好印象でした。
    ただ、事故死体の首を切断して皿に乗せた理由は最後まで明かされなかったので、やや消化不良でした。

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    2014年03月08日
  • 悪霊の館

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    二重鍵密室、甲冑姿の亡霊、黒ミサ、呪われた遺言、そして蘭子に迫る危機。おどろおどろしい雰囲気にバタバタと人が死んでいく展開が面白くて最後まで一気読みでした。
    ただ、動機はかなり強引な感じがしました。合間に挟まれるエピソードが退屈だったのもマイナス要因になりました。

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    2013年10月13日
  • 奇跡島の不思議

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    ネタバレ

    約一週間かけて読みました。
    読みごたえは抜群です( *´艸`)
    「孤島の連続殺人」
    犯人あてといかにもな本格派!

    島に閉じ込められ、追い詰められる様子。
    容疑者達の疑心暗鬼、心の奥底に隠していた本音。
    そんなスリルがひしひしと本文から伝わってきました。
    あと「芸術サークル」となっているだけに、二階堂先生らしく有名作家がゴロゴロ出てきます。

    今回へぇ~と、思ったのは「色盲」
    私も中学くらいまでこの検査をしていました。なんか3Dみたいで面白かったんですがこれが差別に繋がるなんて。
    しかもこの検査が始まったのが戦時中の徴兵検査だなんて思いもしなかった。
    検査が通っても、通らなくても地獄。
    そんな

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    2013年12月01日
  • 吸血の家

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    ネタバレ

    どうやったの?と首を傾げたくなる密室だけではなく、
    何故密室にする必要があったのかにまでちゃんと答えてくれる作品。
    (まあちょっとこじつけっぽいところもあるけど)

    血吸い姫の伝承といい相変わらずちょっと怖いテイストが面白かった。
    欲を言えば作中にもっと怖さを出せたら良かったかな。

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    2013年07月23日
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険

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    4+
    全然期待していなかったが、四編とも小ネタ満載、しっかり本格でなかなか面白かった。オリジナルの「麦酒〜」や「本陣〜」を既読だったことも幸いだった。

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    2012年08月23日
  • 悪霊の館

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    蘭子がタイプじゃないわ~って偉そうに言っときながら、そろそろシリーズ読破しようとしてる私です⊂((・x・))⊃何様か
    だって、二階堂先生、ミステリスキーのツボを押さえるのがうまいんだもん!←

    やっぱり「何となく」毎回犯人は分かっちゃうんだよなあ。…トリックはもちろん看破できないけどね!←←
    物理トリックは解けた試しがないのですが、大枠はぼんやりとでも見破れるのが嬉しい作家さんですd(^_^o)

    怪奇性・残虐性・ふんだんに盛り込まれた意匠・「災いの遺言」・双子の多い旧家・見取り図・犯人の襲撃を受ける名探偵・衝撃のラスト…ミステリスキーならウホッ(o^^o)となってしまう要素詰め込みまくりでご

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    2012年08月15日