【感想・ネタバレ】地獄の奇術師のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

当時新本格派なんて知らずに読みふけったなかの1冊! 綾辻行人先生や有栖川有栖先生、歌野晶午先生、我孫子武丸先生を呼んでたらあとがきに必ずでてくる作家に二階堂黎人先生の名が!
デビュー作品を読んだらノックアウト!オドロオドロした雰囲気がよく名探偵二階堂蘭子がまたよくてね!
あの当時は幸せな読書体験だっ...続きを読むたな〜

はやく蘭子事件簿読みたいね〜

ぜひ〜

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Posted by ブクログ 2015年07月18日

黎明期の二階堂蘭子。
その友人、黎人が書き手となり、連続殺人事件の謎を解き明かす。

描写にぞっとするところもありなかなか読み進められず日数がかかってしまったけれど。

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Posted by ブクログ 2012年10月06日

犯人の一人は途中でわかってしまったし、トリックもわかりやすかったけど、久しぶりにのめり込んだミステリー。この作者の他の本も読んでみたい!多分、横溝正史っぽい雰囲気が気に入ったのだと思うけど、ドキドキしながら読めて、面白かった!ただ、最後に明かされた、犯人の真意は、ちょっとこじつけっぽくて、よくなかっ...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

二階堂蘭子シリーズ


暮林家連続殺人事件。顔の皮をはがれた女。三重密室で殺害された男。
暗躍する「地獄の奇術師」と名乗る怪人物。
暮林家が帰依するキリスト教の神父ダマンに隠された秘密。

 1997年9月11日購入

 1997年10月27日初読

 2009年6月25日再読

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Posted by ブクログ 2022年07月10日

地獄の奇術師 二階堂黎人
読みました。
面白かった。
シリーズ物最高です。
次回作を明日から読みたい。

推理小説、探偵小説、ガイドが参考になる。

まだまだ知らない作家作品がある。
入手したい本がまた増える。
順番待ちの本がまた増える。
すべて読むため長生きしなければいけない。
いい本しか読みたく...続きを読むない。
時間を無駄にしたくない。

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Posted by ブクログ 2018年02月25日

二階堂蘭子シリーズの1作目にしてデビュー作、僕と同い年のミステリ。
序盤から漂う乱歩を想起させる奇怪さは古き良きミステリを思わせ心躍る。蘭子や黎人のキャラクターも良く、ストーリー展開も飽きさせず読みやすい。
謎解き面については、犯人は当たったがトリックは一部判らなかった。しかしそもそもトリック自体は...続きを読むあまり良くできているとは言えない。フーダニットが判るとハウダニットのいくつかは予見できるが、ハウダニットの作りが弱く古典的過ぎてやや拍子抜けする。但しそれがある意味本格の気風を表現していて物語としては面白い。
犯人の動機については大好きだった。謎解きとしてのホワイダニットではなく、物語としてのホワイダニットが秀逸。終盤で評価が一気に上がった。最終章の伏線回収には舌を巻く。
蘭子の探偵としての資質は正直未熟だと思ってしまったが、ここから始まる蘭子の名探偵としての事件の最初の1ページとして読むと話は別。蘭子の成長を見たいと強く思わせる1作目だった

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

『お前の力なぞ、悪魔の力の前にはまったく無力なのだ。お前は今、こうして悪魔と戦って死ぬのだをお前の体を突き抜けたこの燭台の形を見てみろ。ちょうど十字架のようではないか。お前はここで、愛する神と共に地上より滅びるのだ?』

こういうセリフがなぜか懐かしく感じる。もう25年以上前の作品なんだな。二階堂黎...続きを読む人は『聖アウスラ修道院の惨劇』しか読んでないから、他も読みたくなった。
やっぱ、名探偵、不可能犯罪、無駄な猟奇性は外せない構成要素だな。

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Posted by ブクログ 2016年01月03日

蘭子さんデビュー作、良くも悪くも懐かしいというか…。いろいろぶっこまれまくりです。青春ミステリとも言えそうだし、乱歩のような怪奇的要素。うん、いろいろ乱歩だ(笑)作中では古今東西の名作に触れられ、二階堂氏のミステリ愛のようなものを感じます。おかげで読んだことない物の、ネタバレを食らった気も。先ほども...続きを読む言ったとおり、ミステリ愛が強すぎて乱歩を筆頭に作品の背後に先達の方々が見え隠れしているように感じました。とはいえ、この古めかしい雰囲気も結構好き、蘭子のムカッとこさせる言動もかわいいし、もう少し追跡です。

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Posted by ブクログ 2015年01月07日

【背表紙】
十字架屋敷と呼ばれる実業家の邸宅に、ミイラのような男が出没した。顔中に包帯を巻いた、異様な恰好である。自らを「地獄の奇術師」と名乗り、復讐のためにこの実業家一族を皆殺しにすると予告をしたのだ。「地獄の奇術師」の目的は何なのか。女子高生で名探偵、二階堂蘭子の推理が冴え渡る、本格探偵小説。
...続きを読む
度重なる不可能犯罪。
複雑な人間関係。
読み応え十分の作品。
このシリーズも集めよう。

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Posted by ブクログ 2014年09月30日

序章からして面白いです。ワクワクするような始まり方。
二階堂作品って予想がつかなくて好きです。
もしかしてこうかな?と思っていると、トンでもない方向に向かったり。
そういう意味では読者を裏切らない作家さんです。
二階堂蘭子シリーズも正統的な本格ミステリの道を進み、そこを二階堂兄妹がいい味を出しながら...続きを読む事件を解決へと結びつけます。
本書でも私の好きなディティールがいっぱい!
館、一癖も二癖もある実業家の一族、謎の怪しい男。
やはり基本的にはこういう正統派の本格を読むのが私はやっぱり好きなんだなぁ~と再確認しました。
舞台が昭和40年初頭というのも楽しめた要因かもしれません。
蘭子さんシリーズは大作が多くて、本当に読み応えのあるシリーズです。

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Posted by ブクログ 2011年04月30日

乱歩調の雰囲気が漂う。
密室トリック自体は凄く驚く内容ではないが、他の伏線などはフェアでよかった。
シリーズデビュー作という事で、失敗エピソードが発生したりして、次作以降も読みたくなった。
最後はこじつけの様な…

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

本作の話には一部キリスト教の話が含まれていましたが、まさかそれがここまで大きくかかわっていたとは驚きです。悪魔ですか、しかし・・・・

最後の犯人の顛末あたりが、神がかりにしてしまうのは少しもったいない気がしました。(始まりの部分と終わりの部分はいるのか)



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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月15日

『人狼城の恐怖』が面白かったので、二階堂黎人の初期作をまとめ買い。でも、本作は後にE・クイーン『十日間の不思議』を読んだら、動機も手口もそっくりじゃない? って思ってしまったのである。

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Posted by ブクログ 2022年04月06日

ミイラのような異様な格好をした人物が
自宅周辺に現れた。

一体どういう男で、何の目的が…という
分かりやすい所から始まった、と思ったら
ものすごく絡み合って不可解な事件に。

言われてみれば、と振り返るところもありますし
そうだったのか、と驚く場面も。
今と違う、戦争終わってちょっと、という時代な...続きを読むので
こんな複雑な人間関係ができた、ともいえるかと。

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Posted by ブクログ 2021年08月04日

江戸川乱歩風の探偵小説。
面白いけど漫画。動機がおどろおどろしくて意味不明。トリックを楽しむ探偵小説。

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Posted by ブクログ 2018年03月06日

横溝。乱歩。クイーン。カー。怪奇。探偵。密室。あらゆる要素を詰め込みました。でも、そんなにうまく行きませんでした!!な作品。
トリックは一部関心するところもあり、クイーンやカー好きなら、( ̄ー ̄)ニヤリとする展開や設定は好き。
最後に駆けての神がかりな展開を許容できるなら、むしろハマりそう。私は笑い...続きを読むました。嫌いじゃない。

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Posted by ブクログ 2017年02月17日

本格ミステリーに対する気負いが著者にあったのかもしれない。
20年以上も前の物語でもあるし、多少の古さは仕方のない面もある。
それにしても、このうんざりとするほどの注釈の多さは何だろう。
読んでいて気になってしかたがなかった。
トリックはミステリー慣れしている人にとっては驚くほどのものではない。
...続きを読むよりも伏線の張り方がわかりやすすぎて、真犯人が容易にわかってしまう。
ミイラ男の登場だけでも「えっ?」と思っていたのに、限られた登場人物の中に犯人がいると考えればおのずと真犯人の姿が浮かんできてしまう。
妙に浮いてみえた惨殺方法も、横溝的な雰囲気を出したかったのだろうか。
犯行の動機やアリバイなどに大きく関わるものではなかっただけに、何故殺害方法をあれほどまでに残虐にしたのかよくわからなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年12月18日

犯人に意外性は感じず、想定していた人物でした。余韻がある終わり方が個人的には気に入りました。蘭子と黎人にとって事件で失った人物がどういった存在であったのだろうかと考え、少し切ない気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2013年03月20日

二階堂蘭子シリーズ、第1弾。
まぁまぁでした。最後にはどんでん返しもあったし(ま、最初から見当はついたけど)、動機付けも悪くなかったと思います。
シリーズものみたいなので、続けて読んで行きたいと思います。

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Posted by ブクログ 2012年09月13日

二階堂蘭子シリーズ一作目。
異様な風貌の地獄の奇術師。
次々と殺害される暮林一族。
いくつもの密室殺人。

ボリュームはかなりあります。
途中、間延びはするけど、最後まで読みきれました。

蘭子がツンツンな感じがまだ好感が持てないけど
次作も読んでみるつもりです。

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Posted by ブクログ 2011年09月05日

二階堂蘭子、初の推理。犯人が二転三転する楽しみはあった。正直、自分の読みが外れた。しかし、本格ミステリの弱点である人物像の描写がやはりあまりなく、頭の中で人物がイメージしづらかった。「人間が描けていないのではなく、本格ミステリにおいては、あえて描かないのだ」と、以前誰かが言っていたが、それは推理やト...続きを読むリックの面白さで勝負するということだろう。その面白さがなく、かつ人間もまともに描けていないようじゃ、娯楽としての推理(探偵)小説として、申し訳ないが、読む価値はないと思う。と、話はズレたが、この小説、前半は地獄の奇術師との攻防が面白く、冒険小説的な要素があったが、後半はトリックへの推理が冗長で、リーダビリティに欠けた感が否めなかった。

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Posted by ブクログ 2011年02月21日

雰囲気は乱歩か横溝を思わせる。こういうけれん味たっぷりの話も結構好きだけれど、犯人がわかりやすくて、驚きがないのが残念だった。

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Posted by ブクログ 2010年07月21日

懐かしい乱歩の匂いがしてすっごいわくわくする! 注釈には賛否両論のようだけどミステリガイドにもなってるので自分は楽しめた。

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Posted by ブクログ 2011年04月01日

十字架屋敷周囲を徘徊するミイラ男は、自らを「地獄の奇術師」と名乗り、屋敷に住む一族に復讐すると予告した。その言葉通り、一族の者が次々と奇術師に殺されていく。しかも現場は警察の監視の目があり、内側から施錠された完全密室だった。奇術師は如何なる方法で本懐を遂げたのか?


古き良き乱歩ワールドを彷彿とさ...続きを読むせる作品。なかなか古めかしい設定です。ミステリィを読みこなしてる方には物足りないですが、初心者に勧めるのは不親切な感じ
ミステリスキーへのサービスのような注釈が多いですが、ちょっと多すぎかな?ああいうのは分かる人だけがニヤッとできるくらいがいいですね。私はほとんど分かりませんでした^^悲…

犯人当ては簡単ですが、新本格と呼ばれる作品には見られない奇々怪々のオールドファッションな雰囲気が充溢しています。この空気に魅了された人達が、新本格の興隆に関わっていったんでしょうねー
惜しむらくは人物。魅力を出し切るには至らなかったという感じ。シリーズの出だしとしては不完全燃焼かな

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Posted by ブクログ 2009年11月25日

二階堂蘭子のデビュー(デビューという言い方は
変だけど)と言う事で読んでみました。
しかし描写がグロいね。。。
ここまでえぐい表現にしなくてもいいと思うのですが。。。
とりあえずシリーズを読み続けて人狼城まで
いきたいです。

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Posted by ブクログ 2011年11月05日

二階堂蘭子シリーズ。

十字架屋敷と呼ばれる邸宅に現れた骸骨のような男。
『地獄の奇術師』と名乗る彼は何者なのか?
蘭子の名推理が冴え渡ります。

内容自体はおもしろかったですが、
蘭子の出す海外ミステリーの例が私には全く分かりませんでした;

そこが分かればまた違ったおもしろさが出てくるのかもしれ...続きを読むませんネ。

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Posted by ブクログ 2009年12月31日

いまごろですが初・二階堂です。もっと詳しかったらもっと面白かったんだろうなぁと思うと自分の知識の狭さが悔やまれます。
やっぱり探偵ものっていいな。これはここから始まるシリーズなのかな?これから読めると思うと楽しみです。
でもこの人が犯人っていうのはあまり好きじゃなかったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

十字架屋敷に出没した木乃伊のような様相をした不審人物。

彼は自らを「地獄の奇術師」と称し、復讐の為十字架屋敷の住人を皆殺しにすると予告したのだ!!


女子高生にして名探偵、二階堂蘭子の推理が冴え渡る、本格推理小説!!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

女子高生探偵・二階堂蘭子初登場。十字架屋敷と呼ばれる邸宅に「地獄の奇術師」と名乗るミイラ男が出現し、復讐のためと称して一家皆殺しを予告する。蘭子シリーズに共通しているのは江戸川乱歩を意識したような(蘭子も乱歩から来てる?)怪奇&耽美趣味。雰囲気づくりと科学捜査を避けるためか、昭和40年代に時代設定し...続きを読むてあります。古典推理小説にちなんだ注釈が至る所に入っており、楽しめる人と煩わしく思う人と賛否両論でしょう。私は後者ですが。古き良き時代の本格名探偵モノへの情熱に、著者の筆力がついて行けず乖離している感じが残念。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

如何にも戦時のおどろおどろしさを現した舞台や登場人物。大仰な言葉回しは滑稽でもあるのだけど、まぁそれがこの作者の持ち味。

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