二階堂黎人のレビュー一覧

  • 私が捜した少年

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    ネタバレ

    友人から、いなくなった弟を捜して欲しいと依頼を受けたシンちゃんこと渋柿信介。同じ頃、殺人を犯した暴力団員が、潜伏先の愛人宅から消失した。―表題作。他、全5編を収録した短編集。

    私の名は渋柿。職業は自称私立探偵。ライセンスは持っていない。・・・ こてこてのハードボイルドかと思いきや、ハードボイルドパロディ。(短編のタイトル全てオリジナルのパロディ) とは言え、人間消失、アリバイとしっかりミステリーしていて、トリックを見破るシンちゃんはお見事! 二階堂先生の重厚な作品の合間にいかがでしょうか

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    2014年06月24日
  • 奇跡島の不思議

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    ネタバレ

    この作品に限らず、ネタバレを会話に盛り込むのはやめてほしいです。
    キャラ立てがいちいち鼻について好きじゃありませんでした。
    それ以外はかなり楽しめました。二階堂 先生のほかの作品も読んでみたいです。
    ところで、謎解きの上で最初の見立てはかなり親切なヒントなのでしょうか?

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    2013年11月24日
  • 奇跡島の不思議

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    「孤島」「館」「見立て殺人」「密室」「過去の事件」などなど、とにかく本格モノの要素をこれでもかと詰め込んだ魅力的な作品です。
    真犯人に意外性がなかったものの、「見立て殺人」理由はオリジナリティーがあり好印象でした。
    ただ、事故死体の首を切断して皿に乗せた理由は最後まで明かされなかったので、やや消化不良でした。

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    2014年03月08日
  • 悪霊の館

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    二重鍵密室、甲冑姿の亡霊、黒ミサ、呪われた遺言、そして蘭子に迫る危機。おどろおどろしい雰囲気にバタバタと人が死んでいく展開が面白くて最後まで一気読みでした。
    ただ、動機はかなり強引な感じがしました。合間に挟まれるエピソードが退屈だったのもマイナス要因になりました。

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    2013年10月13日
  • 奇跡島の不思議

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    ネタバレ

    約一週間かけて読みました。
    読みごたえは抜群です( *´艸`)
    「孤島の連続殺人」
    犯人あてといかにもな本格派!

    島に閉じ込められ、追い詰められる様子。
    容疑者達の疑心暗鬼、心の奥底に隠していた本音。
    そんなスリルがひしひしと本文から伝わってきました。
    あと「芸術サークル」となっているだけに、二階堂先生らしく有名作家がゴロゴロ出てきます。

    今回へぇ~と、思ったのは「色盲」
    私も中学くらいまでこの検査をしていました。なんか3Dみたいで面白かったんですがこれが差別に繋がるなんて。
    しかもこの検査が始まったのが戦時中の徴兵検査だなんて思いもしなかった。
    検査が通っても、通らなくても地獄。
    そんな中、有香子姫に落ちた天罰は当然だったかもしれない。
    自分だけ「戦争」という地獄から逃れようとしていたのだから。

    誰に感情移入したかはシオン!
    可愛い子です。
    でも、彼もきっと今からが生き地獄となるだろう。
    じっくり読んでも色々考えた作品です。

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    2013年12月01日
  • 吸血の家

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    ネタバレ

    どうやったの?と首を傾げたくなる密室だけではなく、
    何故密室にする必要があったのかにまでちゃんと答えてくれる作品。
    (まあちょっとこじつけっぽいところもあるけど)

    血吸い姫の伝承といい相変わらずちょっと怖いテイストが面白かった。
    欲を言えば作中にもっと怖さを出せたら良かったかな。

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    2013年07月23日
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険

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    4+
    全然期待していなかったが、四編とも小ネタ満載、しっかり本格でなかなか面白かった。オリジナルの「麦酒〜」や「本陣〜」を既読だったことも幸いだった。

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    2012年08月23日
  • 悪霊の館

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    蘭子がタイプじゃないわ~って偉そうに言っときながら、そろそろシリーズ読破しようとしてる私です⊂((・x・))⊃何様か
    だって、二階堂先生、ミステリスキーのツボを押さえるのがうまいんだもん!←

    やっぱり「何となく」毎回犯人は分かっちゃうんだよなあ。…トリックはもちろん看破できないけどね!←←
    物理トリックは解けた試しがないのですが、大枠はぼんやりとでも見破れるのが嬉しい作家さんですd(^_^o)

    怪奇性・残虐性・ふんだんに盛り込まれた意匠・「災いの遺言」・双子の多い旧家・見取り図・犯人の襲撃を受ける名探偵・衝撃のラスト…ミステリスキーならウホッ(o^^o)となってしまう要素詰め込みまくりでございます。

    800ページ超のボリュームに相応しい、豪華絢爛な殺人劇。死者は何と二桁に登ります。謎解きの段階で生き残ってる容疑者がまあ少ない(笑)。これはミステリスキーなら見逃す手はないですよ…。

    長すぎ!登場人物多すぎ!!時代錯誤すぎ!!!と突っ込めばキリがないですが、70年代が時代設定なので、最後のはスルーしましょう~(笑)。そんな不満を補ってあまりある読み応えを保障できます!


    資産家の老女が遺した不可解な遺言状が執行する一月前、大邸宅の中で惨殺体が発見された。
    黒魔術のような装飾の施された室内の中心に横たわる首なし死体ーーその首の在り処を捜索する捜査陣を嘲笑うかのように、第二第三の事件が発生する。
    やがて戦前の外国人失踪事件にまで追究が及ぶ中で、名探偵・二階堂蘭子にも魔の手が迫る!

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    2012年08月15日
  • クロへの長い道

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    ネタバレ

     まさかの幼稚園生探偵(口調だけがハードボイルド)! 人物を描写するときにいちいち「黄色人種」て言うのに爆笑。そして最後まで黄色人種しか出てこんし。
     最後の事件がことのほかシリアスで驚いた。心理的な密室? 共犯? ていうのかな。子供社会ならではの事件だった。
     ただ、シンちゃんの母ルル子がDQNくさくてあまり好きになれなかった……。
     いまから10年以上前の作品なので、戦隊モノやアニメがちょっと懐かしい。

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    2012年07月31日
  • 軽井沢マジック

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    キャラの造形はライトノベル系で
    眉目秀麗だけれど変人というギャップのある主人公です。
    ただ、このせいか本編の中でキャラが若干ぶれていて
    掴めないのがちょっと残念。

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    2012年07月02日
  • 軽井沢マジック

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    ネタバレ

    王道本格ミステリ!
    キャラもたってるし、謎もトリックも王道でぐいぐい読み進められました。
    由加理ちゃんがかわいくてニヨニヨしてしまいました。和む。

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    2011年11月08日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    ネタバレ

    内容(「BOOK」データベースより)
    野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。
    満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。
    ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。
    そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。
    神秘の領域で惨劇が繰り返される。
    名探偵・二階堂蘭子の推理が、
    ついに暴き出した地下文書庫に隠された驚愕の真実。


    ++++++++++

    二階堂蘭子シリーズ。これは何度も読んだ作品なのに
    修道院の内部探索やら暗号やらまるっきり忘却していたので新鮮に楽しめた!
    無宗教だからか、こういう宗教絡みで悪魔的なテーマには都市伝説的な楽しさを感じる。
    レトロな時代設定と雰囲気も大好き。
    黎人の「記録者」としての徹底振り(あんまり役に立たない)
    (ラストで活躍したにもかかわらず・笑)もいいなと思う。

    二階堂さんの話はあらすじのあおり文句を裏切らないので好きです。
    あと名探偵二階堂蘭子女史も大好きなので★4つ。

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    2012年02月21日
  • 地獄の奇術師

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    乱歩調の雰囲気が漂う。
    密室トリック自体は凄く驚く内容ではないが、他の伏線などはフェアでよかった。
    シリーズデビュー作という事で、失敗エピソードが発生したりして、次作以降も読みたくなった。
    最後はこじつけの様な…

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    2011年04月30日
  • 悪霊の館

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     No.49「長門有希の100冊」
    二階堂蘭子シリーズ第四作。蘭子は島田荘司の御手洗潔、笠井潔の矢吹駆、京極夏彦の中禅寺秋彦(京極堂)たちのように殺人事件の謎を完璧に解きあかしてくれる存在だ。シリーズなので第一作を読まなければ、蘭子が二階堂家の養女というくだりがいまいちピントこないし、語り手の黎人が薄ぼんやりし過ぎに感じる。

    本格推理小説に動機を掘り下げろというのは酷なきはするが、これだけのボリュームなのだからもう少し突っ込んで欲しかった。悪霊館の真実や、事件の謎解きは十分楽しめた。おすすめの一冊である。

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    2017年11月04日
  • 双面獣事件(上)

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    目から怪光線を発射し、口からは黄色い毒ガスを吐くという「双面獣」が殺戮の限りを尽くすという生存者の回想から始まります。阿鼻叫喚という言葉がピッタリのその殺戮シーンには正直ちょっと引いてしまいました。これだけ大きな謎をぶち上げるミステリー作家は、今や島田荘司か二階堂黎人しかいないのではと個人的には思っています。こんな怪物を登場させて、二階堂先生は一体どうやって収拾をつけるのだろうと興味津々のまま、物語は下巻へと続きます。本巻前半の独白部分は真実を語ったものだろうかと疑いを持ちましたが、後半部分で、二階堂蘭子が現場検証をし、証言どおりの惨状の跡が確認されるに至って、一応事実らしいと納得しました。でも何かありそうな気が・・・。

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    2011年03月27日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    構成要素が好きなものばかりなのでわくわくと読んでたら、いきなりオカルトに走ってびっくり…と、思ったらしっかり戻ってくれて安心した。好き。

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    2010年07月21日
  • 宇宙神の不思議

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    幼い頃宇宙人に誘拐された記憶を持つ少女の過去を調査することになった主人公。しかしその前に宇宙人の存在を信じる宗教団体が現れて…
    宇宙人やUFOの存在ありきの展開は、かなり悪ノリで、それはそれで面白いんです。しかしそれに徹してくれればいいのに、一々ツッコミが入るんです。それが少し興ざめなんですよ。もちろん最後は現実的なオチに着地するんですけどね。一つの現象に対して様々な検証を行うというのが二階堂黎人のミステリ作風であり、その一環としてのツッコミなのは判るんですけどね。このくどさも二階堂作品の持ち味ではありますな。

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    2010年03月26日
  • 人狼城の恐怖 第三部探偵編

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    二階堂蘭子シリーズ。

    遂に合計20人以上もの被害者を出した人狼城の事件に
    蘭子が名乗りを上げてきますっ!!

    結構、黎人と同じ推理をしていたんですが、
    蘭子に一蹴に付されてしまいました(´ω`;)トホホ
    これからどういう風に謎が解明されていくのか。

    謎だらけの第一部・第二部やっただけに
    とても気になるトコロです。

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    2010年05月04日
  • 人狼城の恐怖 第二部フランス編

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    二階堂蘭子シリーズ。

    第一部のドイツ編とはまた別のお話しとなってます。
    ドイツ側にある≪銀の狼城≫と双子になるフランス側≪青の狼城≫。
    こちら側でも、ドイツと時を同じくして社交サロンのメンバーが
    凄惨な連続殺人の犠牲になっていた・・・

    所々でドイツ側と似ているトコロがあったりなかったりで、
    また別のお話しとして充分楽しめました。
    フランス編では、元から人狼という不可思議な生物が容認されてます。

    ドイツ編を読まず、フランス編から読んでも何の問題もありません。
    ・・・まだ蘭子は出てきません。

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    2010年05月04日
  • 人狼城の恐怖 第一部ドイツ編

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    二階堂蘭子シリーズ。

    全4部作になる第一部、ドイツ編。
    独仏国境の険しい渓谷にある双子の古城・人狼城。
    ドイツ≪銀の狼城≫に招かれた十人の客に用意されていたモノとは!!?

    密室殺人に首なし死体。
    挙句に動く甲冑とミステリーが詰め込まれた作品です。
    第一部を読む限り、本当にちゃんと解決されるのか不安になります・・・

    こちらの作品は第二部、フランス編から呼んでも
    なんら問題はありません。
    因みに。蘭子はまだ出てきません。

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    2010年05月04日