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人が殺されまくるのはドイツ編と一緒だが、殺され方がエグかったり、アルザスについてよく描写されてたりして違いが見られて面白かった。ドイツ編、フランス編で広げた風呂敷をどう畳むのか。
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二階堂蘭子シリーズ
アルザス独立サロンの理事ゼルディ氏の殺害事件。地方検事テセルと再開したローラント・ゲルケン。サロモン警部から聞かされたナチスの星気体の秘密。人狼城を訪れたガイヤール氏とデルマール氏の遭難。人狼城に招待されたアルザス独立サロンのメンバー。ワイン貯蔵庫で襲われたローラント。彼の目撃した首のない謎の男の遺体。密室で殺害されたアラン・リシュアン。頭部と両手の切断された遺体謎の人物からローラントを守ろうとして殺害されたモース。一時行方不明になり意識の無い状態で発見されたシャリス夫人。密室の中で首を何者かに引きちぎられて死亡。石弓で襲撃された下男グスタフとサロモン。消えたグスタフ。牢獄の中で首と手足を切断され死んだランズマン。首を持ち去られた遺体。毒殺されたミュラー医師。
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二階堂蘭子シリーズ。
第一部のドイツ編とはまた別のお話しとなってます。
ドイツ側にある≪銀の狼城≫と双子になるフランス側≪青の狼城≫。
こちら側でも、ドイツと時を同じくして社交サロンのメンバーが
凄惨な連続殺人の犠牲になっていた・・・
所々でドイツ側と似ているトコロがあったりなかったりで、
また別のお話しとして充分楽しめました。
フランス編では、元から人狼という不可思議な生物が容認されてます。
ドイツ編を読まず、フランス編から読んでも何の問題もありません。
・・・まだ蘭子は出てきません。
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再読。蘭子シリーズ8作目。
第2部。
こちらはフランス編という事で、フランス側に建つ"青の狼城"が舞台。
基本的にはこちらでも阿鼻叫喚の殺戮が行われるのだけれど、こちらはオカルト色が濃く、ドイツ側とはまたちょっと雰囲気が違う。
陰惨度はこちらが上か。
日記という形を巧く使って描いていますね。
1部2部どちらから読んでも可、とのことですが、個人的には刊行順に読むのをおすすめしたいです。
蘭子達は登場せず。ここまでで事件編は終了。
【メモ】星気体兵士、人狼、ナチス
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第2部の舞台はフランス「青の狼城」。
第1部と時間をシンクロする形で物語りが進行するが、こちらの軸はナチスが戦時中に実験を行っていたといわれる「星気体(アストラル)兵団」。
死体を自由に行き来できるというその〈人狼〉は本当に存在するのか?
するとしたら一体誰の体を乗っ取っているのか?
完璧な密室から脱出できるのは、本当に人狼だけなのか?
社交サロンのメンバーを含む10名以上を惨殺したのは誰?!
本編も登場人物は多い(今度は全員フランス名)のだけど、すらすらと頭に入ってくる手腕は見事。
ドイツ編と対になる城での事件だけに、殺害方法もやはり対。
でも「星気体(アストラル)兵団」を中核におくだけに、殺人者は神出鬼没。密室でのあり得ない惨殺や死体消失が続く。
ドイツ編と併せて、全ての謎がゴスホラーオチにならないことを祈る。
でも二階堂黎人ならきっと大丈夫。彼ならロジカルにこの大量の謎を解いてくれると信じている。