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「本格ミステリ・ベスト10」(1999年版)をはじめ、あらゆるミステリ・ベスト10を総なめした本格ミステリの金字塔。独仏国境の険しい渓谷の上に屹立する双子の古城・人狼城に招かれた10人の客に用意されていたのは、凄惨な殺しの宴だった。謎と伝説に彩られた古城に隠された秘密とは何か?全4部、4千枚を超える本格推理小説の大傑作。※「第1部」「第2部」はどちらからでもお読みいただけます。
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Posted by ブクログ
ー 「このヨーロッパに、太古から二つの勢力が相まみえていると考えてみたまえ。一つは実存に基づいた勢力。もう一つは神秘に基づいた勢力だ。あるいは単純に、神の勢力と悪魔の勢力と換言することができるものどもだ。 この二つの勢力の超大な力はほとんど拮抗しており、闇の世界の中で、有史以来、ずっと熾烈な抗争を...続きを読む繰り広げてきている。彼女が、そのどちらかの一派に付く下っ端であることは充分に考えられることだな。 若い君らも、あのアドルフ・ヒトラーがオカルトの信奉者だったのは知っておるだろう。そもそも、ヒトラーのドイツ労働者党が、トゥーレというオカルト秘密結社を母胎としておることは有名な話だ。アンダルーシアは、そのトゥーレの儀式に深くかかわっておった。私が聞いた話では、アンダルーシアは、戦時中にヒトラーに拘束され、星気体による軍隊を整備するよう命令された人員の一人だった。これが成功していれば、当時、たいへんなことになっただろう。何故なら、この軍隊は実体がなく、ほとんど不死身なのだからな。戦争の結果に、間違いなく多大な影響が出ておっただろう」 テオドールは、すっかりオカルトじみた教授の話に、完全に面食らった。 ー 1970年のドイツを舞台とした第一部。 長い長編小説としてギネスにも登録された作品。 300ページまで事件が起きないなんて、さすが。 フランスとドイツの国境の渓谷を隔てて屹立する双子の城を舞台に繰り広げられる事件。ミステリーの宝石箱のような作品。 早くフランス編も読みたいなぁ(@ ̄ρ ̄@)
二階堂蘭子シリーズ フォン・フェスト製薬の企画で「人狼城」に招待された一行。テオドール・レーゼ、フェルラーグド教授、ジャンヌ・ゼーハイム、コネゲン夫妻など10人。招待者の伯爵の不在。壊れた橋。殺害され顔を焼かれた執事バンクス。密室で首を切られたコネゲン夫妻。石弓で射殺されたシャイラー、同時に消えた...続きを読むヨハン・ゼーハイム。毒殺されたエクスナー、フッテン。甲冑姿の怪人物に襲われたテオドール、殺害されたフェルラーグ教授。中身の消えた甲冑。テオドールが目撃した甲冑の下の顔。バラバラにされワインの樽に沈められ首を持ち去られたメイドのハンニ。シャンデリアにつるされたマリカ・クルト。
世界最長のミステリ! 4部作に別れていて、ドイツ編、フランス編、探偵編、完結編となってます。 ドイツ、フランスの双子の古城でこれでもかと不可能犯罪が連発します。 もう本当に解決出来るのって感じに… それに応えて、完結編と名乗る4冊目は丸々トリック解説と犯人追及による解決編となってます! 秋の夜長...続きを読むにどうぞ。
再読なのにやっぱり怖いーーー!!!!二階堂氏の作品はものすごく血腥くてハラハラして怖い。(しんちゃんシリーズと同じ作者だとは信じられない…)推理小説としては驚きの原稿用紙四千枚超!ものすごく読み応えがありますが、1巻と2巻の恐怖が強烈過ぎて、結末を忘れてしまいました。
世界最長の本格推理小説。隔世の立地、密室、大量殺人、王道を行く作品です。 とりあえず第1巻完読。 長いが案外読みやすくどんどん進められます。 長いだけあって、情景や登場人物が丁寧に描かれるため、後半の無差別殺人の恐怖感がより一層引き立ちます。大量の謎をばらまいていった第1巻ですが、本格推理小説として...続きを読む、トリックと動機はきちんと回収できるのかな?ラスト人狼出てきちゃってオカルト系?嫌な予感はしてますが2巻以降も読み進めてみたい。
二階堂蘭子シリーズ。 全4部作になる第一部、ドイツ編。 独仏国境の険しい渓谷にある双子の古城・人狼城。 ドイツ≪銀の狼城≫に招かれた十人の客に用意されていたモノとは!!? 密室殺人に首なし死体。 挙句に動く甲冑とミステリーが詰め込まれた作品です。 第一部を読む限り、本当にちゃんと解決されるのか不...続きを読む安になります・・・ こちらの作品は第二部、フランス編から呼んでも なんら問題はありません。 因みに。蘭子はまだ出てきません。
全4冊、文庫版で総ページ数2800超、原稿用紙換算で4000枚超の超々大作。 ドイツとフランスの国境に跨って建つ人狼城。そこで同時期に、それぞれの名目で招待された人々と城の住民が連続殺人事件に巻き込まれる。本書がドイツ編。以降フランス編、探偵編、完結編へと続く。 著者は当初、物語の舞台を国内...続きを読むも考えていたようだが、「聖アウスラ修道院の惨劇」や「悪霊の館」でも扱われるような西洋宗教(=キリスト教といっても良いが)に関する要素が多分に含まれているため、ヨーロッパを舞台にして正解だと思う。 作中、ドイツ編ではハーメルンの笛吹き男、フランス編ではナチスドイツが生み出した人狼についてページを多く割いている。これが何を意味するかは完結編で明らかになることだが、これは過去に存在した人権を侵すことに対して糾弾する著者の訴えのように感じた。 最後に、著者の作品に必ず出てくると言ってもいい黎人と蘭子のミステリ談義や他作品の引用。今作ではいつにも増してふんだんに出てくるので、次はこれを読んでみたいなと思わせてくれる。
レビューを読んで知ったんですがなんだ、二階堂蘭子なのか。残念。こんなにおどろおどろしく始まったのだからパイプでもふかしながらどっしりとしたソファに構えた老紳士か京極堂(笑)のような薀蓄垂れ流す重苦しい人が探偵役で締めて欲しかったのに。
世界最長の推理物で、ギネス登録されているそうです。あらすじに「身の毛もよだつ殺人事件が起きた」とありますが、かなりグロテスクな殺人が、しかも次々起こります。背景設定の効果で、そこに閉塞感と重圧感が加わって鳥肌物でした。ただ、舞台となる人狼城が旅行の最終目的地で、その2日位前から始まります。戦争や歴史...続きを読むや伝説や登場人物の生い立ちまでもりだくさん。ちょっと辟易してきます。個人的にはハーメルンの笛吹きは必要だったの?という感じでした。
「世界で一番長い推理小説」の異名を取る4000枚を越える大長編。 第1部のドイツ編は、「ハーメルンの笛吹き男」と「人狼(狼男)」を軸に、辺境の地にある銀の狼城での殺戮を描く。 製薬会社に招待されたパーティー10名がほぼ皆殺しにされ、そのラストにも奇妙な含みをもたせ物語にゴシックな色を差す。 最初読...続きを読むみ始めた時に8ページから成る見取り図と20人近い登場人物(当然全員ドイツ名)にいきなり圧倒されたけれど、さすがは二階堂黎人。人物や情景の丹念な書き込みで苦労することなく頭に情景を思い描くことができる。 殺人の内容も、超密室あり、首なし死体あり、毒殺あり、刺殺あり、のありありづくし。 こんなに謎を巻散らかして本当に収束するのだろうか、と心配になるくらい盛りだくさん。 とにかく流れに身を任せて読み進め、奇怪なヨーロッパの恐怖に心酔するのが一番良い楽しみ方だと思う。
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二階堂黎人
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