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Posted by ブクログ
「世界一長い推理小説」の完結編。
読んでる最中は寂しくて仕方がなかった。
「ああ〜これで『人狼城』が終わってしまう〜」という寂しさ。
LOTRの「王の帰還」を観ている時の寂しさ。
スターウォーズの「エピソードIII」を観ている時の寂しさ。
それと同じだ。終わって欲しいような欲しくないような複雑な心境。
この物語で列挙されている謎は次の通り。
「ハーメルンの笛吹き男」の真相、古城の伝説の謎、人間消失、死体消失、次々と起こる密室事件、衆人環視の毒殺、被害者の共通項、秘宝捜し、《人狼》の怪奇、そして残虐な殺人者の正体。
これら全ての謎がこの1冊で解き明かされる。そりゃあもう全編謎解き。清々しいまでの解決。
基本的に謎は第1部、第2部で解けるようになっている、とは作者の弁だけど、まぁもってそんなん無理に決まってます。だから映画を観るように物語りを楽むべき。
しかし、あの部屋であの人と対峙して戦わせるあの理論の部分は、ちょっと風呂敷を広げすぎたんじゃないの?という気がしないでもなかった。
どうやら作者的には阿部謹也の「ハーメルンの笛吹き男」の結末に納得が行かず、この展開を思い付いたらしいのだけど、ううーん、どうだろうなぁ、言いたいことは分かるしロマンはあるけどなぁ、広がりすぎかなぁ。
(ちなみに阿部謹也の件の書は読んだけど、内容を完全に忘れた)(もったいない・・・)
それからエピローグ。「アウスラ修道院」とも通じる部分が多大にあるんだけど、これはこれで好きかも。エピソードタイトルも「終わりのない物語の始まり」だしね。なんとも二階堂黎人らしいエンディングではありました。
という訳で、私が2005年に何か一つ偉業を成し遂げたとすれば、それはこの「人狼城の恐怖」を読み終えたという一言に尽きると思った。オレ、すげえ。
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