二階堂黎人のレビュー一覧
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ー 「相手が犯罪者にしろ、自分が神に成り代わって人間を裁く権利を有することに、君は疑問を感じないのか」私がそう尋ねると、彼女はきっぱりとかぶりを振った。
「私は、けっして自分の立場に大仰な理由付けをしたりしないわよ。探偵は探偵以外のものに成り得ないのだから、その本質に疑いをいだくなんて、自己矛盾もいいところじゃない。マルクスの言葉に、『人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである』というのがあるけれども、探偵行為が嫌になった者はさっさと犯罪の舞台から退けばいいのよ。誰もその人を引き留めたりしないのだから」 ー
ここまでで、1942ページ。やっと探偵編に入り、前半が終了。ようやく本格的な推理が始まる。最終巻が楽しみだなぁ〜。
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ー 「このヨーロッパに、太古から二つの勢力が相まみえていると考えてみたまえ。一つは実存に基づいた勢力。もう一つは神秘に基づいた勢力だ。あるいは単純に、神の勢力と悪魔の勢力と換言することができるものどもだ。
この二つの勢力の超大な力はほとんど拮抗しており、闇の世界の中で、有史以来、ずっと熾烈な抗争を繰り広げてきている。彼女が、そのどちらかの一派に付く下っ端であることは充分に考えられることだな。
若い君らも、あのアドルフ・ヒトラーがオカルトの信奉者だったのは知っておるだろう。そもそも、ヒトラーのドイツ労働者党が、トゥーレというオカルト秘密結社を母胎としておることは有名な話だ。アンダルーシアは、そのトゥーレの儀式に深くかかわっておった。私が聞いた話では、アンダルーシアは、戦時中にヒトラーに拘束され、星気体による軍隊を整備するよう命令された人員の一人だった。これが成功していれば、当時、たいへんなことになっただろう。何故なら、この軍隊は実体がなく、ほとんど不死身なのだからな。戦争の結果に、間違いなく多大な影響が出ておっただろう」
テオドールは、すっかりオカルトじみた教授の話に、完全に面食らった。 ー
1970年のドイツを舞台とした第一部。
長い長編小説としてギネスにも登録された作品。
300ページまで事件が起きないなんて、さすが。
フランスとドイツの国境の渓谷を隔てて屹立する双子の城を舞台に繰り広げられる事件。ミステリーの宝石箱のような作品。
早くフランス編も読みたいなぁ(@ ̄ρ ̄@)
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ネタバレ(※この文章は2002/01/06に書かれたものです)
■渋柿信介とは何者か?
●大人の部分
第一作の時点で5歳の信介。数字がやっと間違いなく書けるようになったばかりで漢字がまだ読めない幼稚園児なのに、「洗面所の丸い鏡に映った男の顔は、年の割には老けて見えた。母親の子宮を追い出されてからこれまでの人生の苦悩が、顔面の肌に細かい年輪を刻んでいる。妄執は、男の精気を奪い取るものらしい。(10p)」と、ペシミスティック(厭世的・悲観的)な一人語りで自分を表現する。そして、母親との関係を「昔、しばらくの間同じベッドで寝ていたことがある(11p)」と言い、スタイルのことも「スカートの下で盛り上がったヒップも、無駄なく形が整っていて、とても一度子供を産んだ経験があるとは思えない。(12p)」と、論じ、しかも、同じ幼稚園で同い年のリコちゃんのことも、「胸はペッタンコで、なかなかグッとくるボディをしている。衣装も洒落ており、セックスアピールが服を着ているような女だ・・・・・・(中略)・・・・・・ゴボウのように真っ直ぐな足が、太股まで露出している。ブラジャーはしていないようだ。(18p)」と、25歳の女も、5歳の女(幼女?)も同じように魅力あるオンナとして語る。
そして、彼は探偵である。自宅の2階に事務所を構え、一日あたりの探偵料と、必要経費をきちんと設定し、依頼を受け、解決する。もっとも、事務所はただの子供部屋で、探偵料はビックリマンチョコ2個で、必要経費は風船ガム2枚。探偵の「縄張り」は自分の通う、キンポウゲ幼稚園なのだが…。
●子供の部分
しかし、一番最初に述べたように、5歳の信介は、漢字も読めない子供なのだ。焼き魚は嫌いだし、お菓子や、特におもちゃが大好きな、そういった意味では、天才でも、50年の人生を5年に凝縮して体験したというわけでもない極普通の子供なのである。「言うまでもないが、私の仕事の大半は人間を観察し、判断する事ではない。ミニカーを机に並べ、プラレールの線路をより複雑に繋げることの方が大事だ。(60p)」
そんな子供がどうして、オトナな表現や探偵という活動をし、しかも刑事である父親の事件解決にまで貢献できてしまうのだろうか。
●一人語りの部分と『 』の謎
信介のこうした、一見矛盾して見える行為発言には、今のところ2つの謎がある。
1つは、実際両親を含む大人たちや友達と会話するときと、一人語りのときとのギャップである。一人語りのときは前述のとおり、ペシミスティックであり、社会情勢にも強い。しかし、実際の会話のときは、極普通の子供のしゃべり方なのである。
そして、もう1つは、時折でてくる、『 』の鉤括弧である(明らかに普通のもの「 」と、使い分けているように思われる)。これは、ほとんどが信介の発言時につかわれる鉤括弧なのだが、たまに、(本書に限定すると1人だけ)ミエちゃんが信介とのやり取りでこの鉤括弧で会話する部分がある。そして、この鉤括弧に入る言葉はすべて、例の一人語りをそのまま音声化したような、オトナの駆け引き満載のセリフなのである。(101p)
これに対する、疑問解決の1つの解釈として、一人語りの部分と、『 』の部分だけが、信介がその言葉で思考しているのではなく、作者が大人の言葉に、いわば面白く「翻訳」したのでは?というのが挙げられる。実際これが、作品全体を通して一番すっきりした解釈のように思われる。
ならば、信介は実際には凡庸な子供で、言ってみれば、「プロ野球好プレー珍プレー」における、みのもんたのナレーションよろしく、作者(あるいは作中内の誰か)が凡庸な子供の行為発言をアドリブいっぱいに表現しているだけなのだろうか。さまざまな事件の解決も単なる子供の偶然的な行為発言を、論理的推理であるとこじつけているだけなのだろうか。
●信介の本当の能力
しかし、信介は大人の介入しない、縄張り内(幼稚園)の探偵業務において、大人顔負けとは行かないまでも、5歳にしては充分過ぎる位論理的に、迷子のウサギの探索と、たくさんのウサギの中での目的対象ウサギの特定を行っているし、(103p・149p)他のさまざまな部分においても、刑事である父親のかかわった事件に対して、明らかに解決の糸口になるような助言めいた発言をしているように思われる。特に数に関する認識能力や読めない漢字の図形としての認識能力は確かにすごい。
それに、一人語りの部分に気になる部分があった。成田空港が世界と比較して非常に不便なことに対する運輸省への「嘆き」(252p)。などは、社会情勢に通じた者の言葉である。そして、一番引っかかったのが、あるトリックの謎を考える時に、「前世で読んだ本の記憶」を思い出す部分がある。これは、信介の前世が名探偵で、その記憶が、今5歳である信介に残っているということを示唆しているのだろうか。
ただ、その認識能力も、実際の事件の推理と切り離して考えれば、そういう能力が発達している5歳児というのも珍しくはないし、その能力が、タイミングよく発揮されたものを作者(あるいは作中内の誰か)がうまくこじつける、と言う形をとっているに過ぎないのかもしれない。それに一人語りの知識や「記憶」も作者(あるいは作中内の誰か)が、もはや、翻訳を超えて、明石家さんま的に物語の捏造にまでいたっているに過ぎないのかもしれない。…多分そうなんだろうな・・・・。
●結局、常識的なまとめ
まあ、いくらパロディと言っても、実際の子供が2階にある自分の部屋に上がるのに「それが天国への階段なのか、死刑台への階段なのか、それは昇りつめてみないと解らない・・・・・・。」なんて考えるわけないし、(そんなこた、おとなだってかんがえない)やっぱり、『作者(観察者)による現象に対するニヒル版みのもんた式論理あと付けこじつけ理論』、あるいは、『子供の日常風景をホームビデオにとった親バカなバカ親が、ビデオの中の子供の動きを実況・アフレコしちゃおう理論』によってこの作品は作られているのだろう。でないと、『前世記憶理論』や『名探偵コナン理論』や、『成長しない子供理論』や『遺伝子操作理論』や、うちゅうじんとかえすぱあとか持ち出さないといけなくなるから、それはちょっと読者として不本意だし、作者もおそらくそうだろう…と、思いたい(ただの希望)。…あ、でも、面白くして、しかも納得できるのなら、だめと決め付けるわけにはいかないので、一応保留…(でも、うちゅうじんとかえすぱあだけはやめて欲しいな・・・・)
でもとにかく、あのセリフを5歳の子供が言っていると思うことがとても面白いし、その表現の仕方は抜群だと思う。もしかしたら、本当にこの子の思考なのかもと思わせる部分を残しているのもテクニックなのかもしれないし。
この面白さは、人に薦めやすいです。 2002/01/06 -
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ー この古い館は牢獄なんだよ。時の流れから見放された監獄だよ。夜中に廊下を亡霊が闊歩し、幽霊が見張り、黴臭く、埃にまみれ、そこに住む人間たちは互いにいがみ合い、憎しみ合い、嫌い合っている。
よこしまな考えにしがみ付き、つまらぬ憎悪に身を焦がしているんだ。言うなれば、我々は囚人だよ、この《悪霊館》に、欲望という鎖で永遠に繋ぎ止められた俘囚なんだよ。 ー
莫大な遺産、条件付きの遺言状、互いに憎しみ合う腹違いの姉妹、曰く付きの館、双子、首無しの遺体、密室、呪い、、、昔ながらの探偵小説。これも素晴らしい!
古き良きミステリーへの愛が溢れてる。
次はいよいよ『人狼城の恐怖』かな。
世界最長ギネスのミステリーだから、覚悟がいるな。『悪霊の館』で900ページなのに、その4倍の長さだなんて。
『失われた時を求めて』の半分くらいかな…。
まぁ、こんなミステリーを読むくらいなら『失われた時を求めて』を読んだ方が人生の糧になりそうだけど…。 -
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ー こうして、この奇怪な殺人事件は、私たちが愛読するジョン・ディクスン・カーの『三つの棺』の冒頭の章とよく似た出来事で幕をあけた。しかもこれは、数々の凶悪犯罪を解決に導いた名探偵二階堂蘭子の事件簿の中でも、特に《足跡のない殺人》という謎に真っ向から挑戦した異色のものになった。
一般的に言って、不可能犯罪には、《鍵のかかった部屋》とか、《人間や物体の消失》とか、《不可解な死》とか、あるいは《姿なき殺人者》といった困難極まる謎が存在する。その中でも、柔らかい砂の上やまっさらな雪の上に足跡を一つも残さずに殺人を犯していく者の話は、現象が単純できわめて明確なだけに、かえって我々をひどく困惑させる。 ー
二階堂黎人の実質的な初長編ミステリー。
ミステリー好きの為のミステリー。
一族への呪い、美しい三姉妹、病弱な娘、霊媒師、雪の足跡、泥濘の足跡、密室、日本刀、そして名探偵!素晴らしいガジェット!
横溝正史的世界観の探偵小説。
25年前の作品でもはや古典だが、懐かしくて面白かった。 -
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やばいです。大脳皮質の奥の方から自分のアトムデイズが蘇ります。著者と同年齢なので大大大好きだったアトム、憧れて止まなかった手塚治虫、そして雑誌、テレビ、単行本から次々と発信されて夢中になったマンガ、というものに対する気持ちが、書かれているのは自分?と思うくらい同じなのです。そして、今の自分を作っているのがその時代に蓄積したワクワク感なのだ、と改めて感じました。もちろん著者、二階堂黎人だけの記憶、自分だけの記憶もあってその違いも楽しめました。劇画に対する著者の批評精神とか、ただコンテンツを受け止め続けたこちらからすればスゴイ!って感じです。また手に入らないコミックスを求めて小学館に乗り込む行動力もサスガ!だから著者は名だたる手塚マニアになり、こちらは一介のファンなのだと納得。しかし、シンギュラリティが議論され人工知能の可能性が理系の領域を超え始めた現代だからこそ、改めて手塚治虫のリベラルアーツっぷりから学ぶことがいっぱいあるような気がしました。急いで第2巻へ!
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『陸地から足を離すという行動は、考えようによっては非常に不安定な状況だ。船乗りならいざ知らず、普通の人間にとっては、両足の下に固い地面が存在することが、無意識における精神的保険になっている。
人間は日頃、大地を意識していない。けれども、これは途轍もなく重要なことだ。何故なら、心的にも肉体的にも、自己の存在感の立脚に関する拠り所でもあるのだから。
だから、それが急に失われたら。
象徴だ。
存在基盤の象徴。
極端なことを言えば、自我の喪失との符合だ。陸地を離れること。それはあらゆる自信喪失に繫がり、果ては、人間としての魂の尊厳を失うことにもなりかねない。』
孤島、館、見立て、人形、謎解き。理想的なクローズドサークル物。それだけで素晴らしい!
(@ ̄ρ ̄@) -
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ネタバレ『ルパンの慈善』 ルパンに騙されたガニマール警部。自分が盗んだ「聖 フランシスの燭台」をオルロージュ修道院に返すよう 依頼するルパン。オルロージュ修道院から燭台を盗み 出した手口。ルパンの予告状。ローマ法王に献上され る予定だった燭台。修道院長マザー・テレーズの秘 密。
『風邪の証言』 遺産目当てに叔父を殺害した甥のアリバイ崩し。デジ タルカメラに残された画像。アリバイに使われた写真 のデータ。前後の写真からも犯行時刻のアリバイは立 証されるが。不信に思った鬼貫警部の捜査。画像の編 集が出来る機種と出来ない機種の秘密。
『ネクロポリスの男』 冷凍睡眠から目覚めたジョンソン。死刑囚として冷凍 睡眠にかけられるジョンソンの目覚め。ジョンソンに 用意された娼婦の秘密。
『素人カースケの世紀の対決』 国内ミステリを批判する評論家・豪徳とテイスティン グ対決をするカースケ。
『赤死荘の殺人』 赤死荘で殺人が起きると予告状を受け取ったマスター ズ主任警部。監視するマスターズの前で赤死荘に入っ た3人の人物。赤死荘で殺害されたスティーブ・ドレ イク。死体の側で確保されたケン・ドレーク。2階の 窓に光るランプ。スティーブの父ジョージの車でやっ て来たスティーブの妻マージョリ。何者かを目撃した マージョリが撃った銃声で現場を離れたマスターズ。 消えたスティーブの死体の謎。
『地上最大のカー問答』
『ジョン・ディクスン・カーの全作品を論じる』 -
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ネタバレ『B型の女』
ケンイチに連れられて鎌倉で行われる結婚式に向かう信介。途中の電車の中でもめる近所に住むカップル今田丈太郎と村上静子。周囲の迷惑になり注意受けるが逆切れ。中年女性に向かって吐いたセリフ。結婚式場で遺体で発見された今田丈太郎。
『長く冷たい冬』
スキー場にやってきた渋柿家。スキー場付近に現れる不審な車。信介の知り合った子供たちや老人たちが轢かれそうになる。スキー場で行われる犬ぞり大会。信介が聞いた外国人の会話。「200キロは重すぎる」の謎。
『かたい頬』
ゴリさんと共同で購入しようとする別荘で8年前に起きた少女失踪事件。別荘の管理人をしていた元の土地の持ち主・土田。関係者に話を聞く信介とルル子。元巡査長の井出の証言。
『ドアの向こう側』
カオルコちゃんから兎の失踪事件を依頼された信介。庭に侵入した信介を怒鳴りつまみだした木佐老人。ケンイチが抱える事件。近所に住む野田老人と介護をしている姪の渡部友子が甥である野田敬三を殺害したとの訴え。訴えた老婆が目撃した青白い顔の秘密。 -
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渋柿信介シリーズ
『私が捜した少年』
大学生に売春を強要していた暴力団員・小野寺の逃亡。愛人である女子大生の寮に逃げ込んだと思われる小野寺。寮の大学生が全員そろって外出した好きに捜査に当たったケンイチ。消えた小野寺。持ち出されたごみ袋の秘密。
『アリバイのア』
土地売買をめぐりもめていた黒猫みゆきと大鹿。殺害された大鹿。作家・黒猫みゆきのアリバイ。黒猫の原稿を待つ間、担当編集者が聞いていたレコードの謎。ボーナストラックの秘密。
『キリタンポ村から消えた男』
フィリピンからの女性をあっせんしていた山下岩太郎。事務所で口論の声と銃声。駆け付けた警備員が発見した暴力団員の射殺遺体。故郷の村に逃げた山下の秘密。警備員、フィリピンでの写真にかくされた秘密。山下の一族の名前にかくされた秘密。
『センチメンタル・ハートブレイク』
テレビ局の恩人である石島プロデューサーにあいに来たルル子。彼女の親友だった木村要子の死。容疑者である愛人の甲賀のアリバイ。飛行機の中で目撃されていた甲賀。甲賀の新しい「恋人」の秘密。
『渋柿とマックスの山』
雪山での衝突事件。加害者である女子大生がレスキュー隊に通報に行くが現場に到着すると被害者が絞殺死体となって発見される。レスキュー隊佐藤の秘密。マックスの発見したスキーウェアーにかくされた秘密。
2010年11月16日再読 -
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二階堂蘭子シリーズ
アルザス独立サロンの理事ゼルディ氏の殺害事件。地方検事テセルと再開したローラント・ゲルケン。サロモン警部から聞かされたナチスの星気体の秘密。人狼城を訪れたガイヤール氏とデルマール氏の遭難。人狼城に招待されたアルザス独立サロンのメンバー。ワイン貯蔵庫で襲われたローラント。彼の目撃した首のない謎の男の遺体。密室で殺害されたアラン・リシュアン。頭部と両手の切断された遺体謎の人物からローラントを守ろうとして殺害されたモース。一時行方不明になり意識の無い状態で発見されたシャリス夫人。密室の中で首を何者かに引きちぎられて死亡。石弓で襲撃された下男グスタフとサロモン。消えたグスタフ。牢獄の中で首と手足を切断され死んだランズマン。首を持ち去られた遺体。毒殺されたミュラー医師。 -
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二階堂蘭子シリーズ
フォン・フェスト製薬の企画で「人狼城」に招待された一行。テオドール・レーゼ、フェルラーグド教授、ジャンヌ・ゼーハイム、コネゲン夫妻など10人。招待者の伯爵の不在。壊れた橋。殺害され顔を焼かれた執事バンクス。密室で首を切られたコネゲン夫妻。石弓で射殺されたシャイラー、同時に消えたヨハン・ゼーハイム。毒殺されたエクスナー、フッテン。甲冑姿の怪人物に襲われたテオドール、殺害されたフェルラーグ教授。中身の消えた甲冑。テオドールが目撃した甲冑の下の顔。バラバラにされワインの樽に沈められ首を持ち去られたメイドのハンニ。シャンデリアにつるされたマリカ・クルト。