二階堂黎人のレビュー一覧

  • バラ迷宮

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    ネタバレ

    二階堂蘭子シリーズ短編集。

    好きですが、この作者の言い回しはたまに疲れます。
    本格派を好きな方にお勧めです♪

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    2013年12月01日
  • 悪霊の館

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    ネタバレ

    吸血の家のようなびっくりするようなトリックはなし。
    大体読んでる最中に犯人の検討もついたし人間関係も分かってしまった。

    しかし魔女の件はホラー調で読んでいて楽しかった。
    雰囲気は好き。

    トリックは…
    うーむ

    テグスを使った機械的な密室トリックならないほうがいいのではと思ってしまう。

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    2013年09月02日
  • 二階堂蘭子の事件簿 薔薇の家の殺人

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    2013.8.15再読 処分

    二階堂蘭子シリーズ「密室のユリ」「喰顔鬼」「火炎の魔」「薔薇の家の殺人」の4篇。

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    2013年08月15日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    ネタバレ

    うーん
    前作の吸血の家のほうが面白かったなぁ
    なんとなく納得がいかない展開ばかりで…
    以下ものすごいネタバレ







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    シスターアンジェラがなぜ自殺したのか理解できなかった
    父親への復讐心から犯行に手を染めたのは分かるが、吸血鬼説を本気で信じていたとは思えないし
    桜の木のスマもちょっとこじつけが過ぎるんじゃないかと思った
    閂の機械的なトリックにも飽き飽き
    黎人がフランチェスコの落下も目撃するシーンもそんな偶然をミスリードに使うのはフェアじゃないしこのとき梶本がミスリードを誘う発言をしているのはどうしてな

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    2013年08月12日
  • バラ迷宮

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    二階堂蘭子が主人公の短編集。六作品収録されています。

    どの作品も独特な不気味さを持っている。これは、読んだほとんどの方が思われる事かと思いますが、江戸川乱歩や横溝正史の描く不気味さに近いかと。

    著者はカーのファンとして有名らしいので、その辺の影響もあるのかな?(未熟ながらカー作品は未読です)

    事件のトリックはわりと簡単ですが、個人的にトリック自体はさほど重要視していません。

    もちろんトリックはどれも趣向を凝らしています。『喰顔鬼』などは、そのトリックに驚かれる方も多いのでは?

    しかし、僕が惹かれたのはトリックよりも、その独特な世界観です。昭和40年代を主な舞台としているので

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    2014年02月15日
  • 吸血の家

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    二階堂蘭子シリーズ、第2弾。
    被害者と発見者の足跡しかない雪が積もった場所の死体、二重の密室など、本格ミステリー的設定のオンパレード。
    一つ目の足跡の謎は、なかなかだと思った。
    本格好きなら楽しめると思う。
    警察が大学生の蘭子に頼りっきりなのが、ちょっとアリエナイ設定だけど。探偵と警察は反目しあうのが常ですが、本作はその点では異色。

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    2013年05月09日
  • 地獄の奇術師

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    二階堂蘭子シリーズ、第1弾。
    まぁまぁでした。最後にはどんでん返しもあったし(ま、最初から見当はついたけど)、動機付けも悪くなかったと思います。
    シリーズものみたいなので、続けて読んで行きたいと思います。

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    2013年03月20日
  • 吸血の家

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    二階堂蘭子シリーズ二作目。

    二作読んで感じるのは、二階堂さんの作品は
    私にとっては読むと結構疲れる。
    あんまりそんな風に感じることないんだけど
    文体が苦手なのかな?
    内容は好きなんですけどね。

    本作の最初の事件は推理できた。
    二人目はさっぱりだったけど、三人目のトリックはぼんやり。
    推理小説が好きなのに謎解きが苦手な私も楽しめました。

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    2012年09月23日
  • 地獄の奇術師

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    二階堂蘭子シリーズ一作目。
    異様な風貌の地獄の奇術師。
    次々と殺害される暮林一族。
    いくつもの密室殺人。

    ボリュームはかなりあります。
    途中、間延びはするけど、最後まで読みきれました。

    蘭子がツンツンな感じがまだ好感が持てないけど
    次作も読んでみるつもりです。

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    2012年09月13日
  • バラ迷宮

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    何とな~くトリックに見当がつく、っていうのが今作品の特徴ですね。それが嬉しくもあり、残念でもあるという二律背反\(^o^)/

    「現実離れしすぎ!」というツッコミより「最早ファンタジーじゃん…」という感動に近いものを感じました。ここまでトリックが突飛だと、逆に正攻法なミステリのように思える不思議。

    四半世紀前の事件の詳細を、そんな詳らかに覚えてるか普通~?と突っ込むのも、また楽し(笑)。
    証言だけを手がかりに推理を進める蘭子、数分前に目の前で発生した事件を解決する蘭子、鮮やかな彼女の手腕が光ります。

    ホラーテイストな「喰顔鬼」から超王道ミステリーな「ある収集家の死」まで、色々な味が楽しめる

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    2012年07月30日
  • 双面獣事件(下)

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    ※真相にもろに触れています。
    未読の方はご注意下さい~U・x・U


    私は何度、「推理小説家は推理小説愛好家の期待を裏切らない」という固定観念に裏切られれば気が済むんでしょうか/(^o^)\

    怪物が人々を蹂躙する残虐なシーンが上巻でこれでもかと記述されていたと言うのに、

    「いや、これはあまりの恐怖で生存者達が錯覚したんだな、きっと」

    やら、

    「もしかしたら、生存者っていうのは方便で、こいつらこそ人工的に造り出された実験体なんでは⁈」

    やら、とにかく「本格推理小説」たらしめようと勝手に想像を膨らませていたんですが。

    双面獣の存在確定した時の、自分でびっくりするくらいのガッカリ感\(

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    2012年07月07日
  • 双面獣事件(上)

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    清涼院流水のデビュー作を彷彿とさせる上巻。この時点で嫌な予感しかしない人とはミステリの趣味
    が合うと思います(笑)。

    上巻では、血みどろの殺戮を繰り返す魔獣「双面獣」事件の数少ない生存者達の証言を集めています。
    怪物の仕業としか思えない犯罪現場の描写が、かなりエグい( ; ; )
    合間に挟まれる名探偵達の行動が一服の清涼剤でした。それもつかの間、すぐに阿鼻叫喚の地獄絵図が再び描かれて、の繰り返しなので、ページ数の多さとあいまって読み終える頃にはかなり疲弊しますU・x・U

    探偵・二階堂蘭子が追いかける希代の犯罪者・ラビリンスの思惑や戦時中に秘密裏に画策されていた軍部の計画など、読み進むに

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    2012年07月06日
  • ドアの向こう側

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    少年ハードボイルド小説。

    読んでる最中に読者が推理を働かせられる、という感じの突拍子もなかったり、奇想天外なトリックだったりじゃなくって楽しめた。

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    2012年06月16日
  • ユリ迷宮

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    ネタバレ

    数ある推理小説の中に登場する、数ある名探偵の中で、私が最も敬愛する二階堂蘭子女史が大活躍するシリーズの作品集です。昭和40年代という時代設定が絶妙なのか、このシリーズのもつ独特な雰囲気に浸れるというのは、素敵な読書体験です。それぞれの作品に凝らされた趣向もさることながら、純粋に読み物として素敵な文章に触れるというのも大事なことだと改めて感じました。まだ読んだことのないという方には自信を持ってオススメできます。

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    2012年04月28日
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険

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    なかなか楽しい短編ミステリ集。

    作者が、トリックを得意としているのがよくわかる。冒頭を飾る「ビールの家の冒険」は、ミステリファンなら言わずもがな、ある名作長編ミステリのパロディだけど、パロディとばかりは言えない独自の魅力を持っている。「誰もいない家に、山ほどのビールだけがある。なぜか?」という問いに対して、オリジナルはロジックで答えを出す醍醐味を味わせてくれるのに対して、作者はトリックでうならせてくれる。その手触りの違いを楽しめると、深みがうんと増す。

    有名な「本陣殺人事件」をモチーフにし、別解釈を成立させた短編も通好みの一品。名作ミステリを分析し、作者の意図とは異なる別の犯人を指摘する離

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    2012年03月28日
  • 増加博士と目減卿

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    メタ・ミステリーということで、登場する人物が、小説中の人物であることを自覚しているという、しかもそういう話であることが最初から明らかにされている面白い設定。
    内外を問わず色々な作家名や作品名も出て来て、非常に内輪話的な話もあり、二階堂黎人という作者のことがよく分かる。
    内容的には、海外の古い推理小説を読んでいるような感覚で、トリックを解明する「推理小説」を久々に読んだ、という感じ。

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    2012年03月17日
  • クロへの長い道

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    5歳の幼稚園児、シンちゃんが主人公で、探偵。

    このシンちゃんの『』のせりふがかっこよくて面白い。

    事件の内容はペット探しから殺人事件までさまざま。
    シンちゃんの両親もいい味だしてた。
    特に母。設定がすごい。

    シンちゃんが、かわいい。

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    2012年03月12日
  • 人狼城の恐怖 第一部ドイツ編

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    ネタバレ

    大長編の第一部。解決まで、どのぐらいかかるんかな~、と思うほど長い。第一部、一冊読むのにも苦労したのに、これで探偵の二階堂蘭子が出てきたら、もっと進まないぞ。

    伝説や童話に絡めた謎の設定は良いが、連続殺人はムチャクチャ強引。最後の方はホラーもスプラッターも真っ青!な進め方。なので、斜め読みしてしまった。

    第ニ部とかも同じなんかね…。

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    2012年03月08日
  • 増加博士と目減卿

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    メタ・ミステリー。

    メタ・ミステリーという言葉とその意味をこの本で初めて知った。
    これはこれで、なかなか面白い。
    被害者役の人が自分でそうだと言っちゃうから、暗くならない。

    この本の中では、最後の塔の話が
    一番おもしろかった。

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    2012年02月22日
  • 人狼城の恐怖 第一部ドイツ編

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    「世界で一番長い推理小説」の異名を取る4000枚を越える大長編。
    第1部のドイツ編は、「ハーメルンの笛吹き男」と「人狼(狼男)」を軸に、辺境の地にある銀の狼城での殺戮を描く。
    製薬会社に招待されたパーティー10名がほぼ皆殺しにされ、そのラストにも奇妙な含みをもたせ物語にゴシックな色を差す。

    最初読み始めた時に8ページから成る見取り図と20人近い登場人物(当然全員ドイツ名)にいきなり圧倒されたけれど、さすがは二階堂黎人。人物や情景の丹念な書き込みで苦労することなく頭に情景を思い描くことができる。
    殺人の内容も、超密室あり、首なし死体あり、毒殺あり、刺殺あり、のありありづくし。
    こんなに謎を巻散

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    2012年02月19日