【感想・ネタバレ】クロへの長い道のレビュー

あらすじ

名探偵、大人顔負けの大胆推理で謎に迫る! 難事件はボクが解く! ――私の名は渋柿。一匹狼の私立探偵。独身で6歳の、ちょっとシャイな黄色人種。母親や知人たちは、私のことを気安く《しんちゃん》と呼ぶ。ライセンスを持たない幼児探偵が、難事件を次々と解決していく、ハードボイルド感漂う表題作、「見えない人」をテーマに描いた『八百屋の死にざま』など、4編を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

(笑)
 巷ではもう(15年位前からだが)見た目は子供、頭脳は大人な名探偵が活躍しているようだが、本作はそれを軽く超越し見た目は幼稚園児、頭脳は幼稚園児、でも語り口は50代(しかもハードボイルド)な主人公が活躍する推理小説である。
トリックや謎解きはそれほど高度なものではないし、幼稚園児とハードボイルド、なんとも不可解な組み合わせであるが、兎に角面白い。抱腹絶倒これは呼んでみなきゃ解らんけどね(笑)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ミステリー。ハードボイルド。
何かのアンソロジーで読んで気に入ったので、買ってみました。
主人公のキャラクターが斬新。
シンちゃん、大好き〜!

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2016年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 まさかの幼稚園生探偵(口調だけがハードボイルド)! 人物を描写するときにいちいち「黄色人種」て言うのに爆笑。そして最後まで黄色人種しか出てこんし。
 最後の事件がことのほかシリアスで驚いた。心理的な密室? 共犯? ていうのかな。子供社会ならではの事件だった。
 ただ、シンちゃんの母ルル子がDQNくさくてあまり好きになれなかった……。
 いまから10年以上前の作品なので、戦隊モノやアニメがちょっと懐かしい。

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2012年07月31日

Posted by ブクログ

5歳の幼稚園児、シンちゃんが主人公で、探偵。

このシンちゃんの『』のせりふがかっこよくて面白い。

事件の内容はペット探しから殺人事件までさまざま。
シンちゃんの両親もいい味だしてた。
特に母。設定がすごい。

シンちゃんが、かわいい。

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2012年03月12日

Posted by ブクログ

二階堂黎人という作家は、鳥肌が立つような迫力に満ちた傑作を書くかと思えば、なんとなく才気ばかりが立ったすっきりしない作品も書く。特にメタとかパロディに足をつっこむと、どうも個人的には好きになれない。

幼稚園児のハードボイルド探偵が活躍する短編集も、ある意味でパロディである。各短編のタイトルを含め(「八百屋の死にざま」は笑った)、思わずにやりとするようなネタは多いのだけど、全体としてみるとやっぱりムリがあるような気がする。趣向がうまく作品として収まっていないのである。

その中でも表題作はうまく設定を生かしていると思うのだが、「動物のお医者さん」の愛読者には、案外早く真相がわかってしまったりするのである。

ただ、全体としては愛嬌のある作品群ではあると思う。好きな人は好きなんだろうし、主人公をかわいいと思う人は思うのだと思う。僕は、同じシンちゃんでも、クレヨンの方が好きだなあ。案外、あっちのシンちゃんもハードボイルドだし。

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2011年07月18日

Posted by ブクログ

5歳の幼稚園児探偵とその両親が活躍する連作短編ミステリ。

作者が自己満足で書いた本というのが第一印象。
主な登場人物が、何かの型に嵌ったパターン化された
ありがちなキャラクターで、ハードボイルドに見せかけて
ウケを狙っているのだろうかと思うような描写が多かったり。
トリックにしても先が読めるものが多々ありました。

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2010年09月29日

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