二階堂黎人のレビュー一覧

  • 私が捜した少年

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    前読んだアンソロジー「EDS」に出てきた探偵〝シンちゃん”のお話。5つの短編集。なんか思ったより面白くなかった。まぁそれがゆるミスなんだろうけど、シンちゃんがハードボイルドぶってるとこがいらっとくるというか。ケン一、ルル子夫婦が思ったよりバカっぽいのも何かなー。こんなに事件のことをべらべらしゃべっちゃいかんだろう。時代背景が古い、っつーか、その時代の話なんだからしょうがないけど。とにかく、合わなかった。続編は読まずに返そう。

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    2014年06月05日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    文語調の文が下手だと思います。
    それとキリスト者に対する偏見がむごい。
    また、蘭子のキャラが非常に鼻につく。
    古典的名作のネタバレが散りばめられている。

    ・・・など、なんでこの作品を手に取ってしまったのか自分でも疑問です。

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    2014年03月22日
  • 悪魔のラビリンス

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    再読。蘭子シリーズ11作目。

    魔王ラビリンスがとうとう登場。
    作中での時間軸は4部作よりも前にあたる。
    探偵VS怪人の構図は、乱歩を読みあさって育った私には懐かしさを覚える嬉しいもの。
    物語的には蘭子VSラビリンスの、プロローグ的位置付けでしょうね。
    謎を残して終わるので続きもこのまま読み進めたいところですが、『双面獣~』が相当グロかった記憶があるので、ちょっと小休止。

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    2013年12月20日
  • バラ迷宮

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    再読。蘭子シリーズ7作目。
    短編集。

    4部作を読み終えた後なので、短編集は軽く読めて良い。
    このシリーズの短編集は『ユリ迷宮』に続いて2作目ですが、このシリーズは長編の方が個人的には好きですね。
    今回の短編集の中では「薔薇の家の殺人」が好みです。

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    2013年12月20日
  • 人狼城の恐怖 第四部完結編

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ10作目。

    4部作完結編。
    刊行当時、世界最長の推理小説と謳われていたこの作品。
    初読はノベルス版でリアルタイムに読んでいたので、この解決編まで随分と待たされ、やきもきしたものです。
    やはり蘭子は名探偵ですね。
    思わせ振り状態の蘭子は嫌いですが、解決に向かう蘭子は好きです(笑)
    数々の謎は、ああそうだったのかと納得のいくフェアなもの。
    特にメイントリックは素晴らしいです。
    4部作でボリュームはあるのですが、無駄がなく、やはり良い作品だなと改めて思います。

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    2013年12月20日
  • 人狼城の恐怖 第三部探偵編

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ9作目。

    4部作第3部。
    探偵編という事で、ここからようやく蘭子登場。
    様々な仮説が展開、検証されていく。
    まだ調査中なので、蘭子も思わせ振りでイライラします(笑)
    1部2部と殺戮の連続だったので、読み手のこちらもここで頭を冷やせるので良いですね。
    次で完結。

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    2013年12月20日
  • 人狼城の恐怖 第二部フランス編

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    再読。蘭子シリーズ8作目。

    第2部。
    こちらはフランス編という事で、フランス側に建つ"青の狼城"が舞台。
    基本的にはこちらでも阿鼻叫喚の殺戮が行われるのだけれど、こちらはオカルト色が濃く、ドイツ側とはまたちょっと雰囲気が違う。
    陰惨度はこちらが上か。

    日記という形を巧く使って描いていますね。
    1部2部どちらから読んでも可、とのことですが、個人的には刊行順に読むのをおすすめしたいです。
    蘭子達は登場せず。ここまでで事件編は終了。

    【メモ】星気体兵士、人狼、ナチス

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    2013年12月20日
  • ユリ迷宮

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ5作目。3編の短編集。
    一番好きなのは「ロシア館の謎」ですね。
    広大な屋敷消失トリックが本当にお見事です。
    作品自体の雰囲気もとても好み。
    後の2編はまあまあですかね。
    コントラクトブリッジのルールのくだりは、毎度読み飛ばしてしまう。

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    2013年12月20日
  • 悪霊の館

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ4作目。
    二重鍵密室、甲冑姿の亡霊、黒ミサ、呪われた遺言、そして蘭子に迫る危機。
    登場人物が多くドロドロしてて、バッタバッタと人が死んでいきます。
    でもやっぱり雰囲気は好きだ。

    作中で主人公が盛大に名作ミステリのネタバレしちゃってるのはどうなんだろうかと、ちょっと気になる。

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    2013年12月20日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ3作目。
    修道院が舞台ということで、宗教色が非常に色濃い一作。
    首なし死体、見立て殺人、暗号文に密室、地下迷宮と色々とてんこ盛りです。
    そしてやはりというかなんというか、"いやいやちょっと待て!"と突っ込みたくなる場面も。
    まぁそれも含めて好きなんですけれど。
    この作品は書庫のシーンがとても好きです。

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    2013年12月20日
  • 吸血の家

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    ネタバレ

    再読。蘭子シリーズ2作目。
    旧家、三姉妹、怨霊、そして惨劇。
    こういう設定は個人的に大変好みなので、雰囲気だけでも楽しめる。
    色々と突っ込みどころもある作品ではあるのですが、足跡なき殺人のトリックはとても鮮やかで、お見事ですの一言ですね。
    ところで注釈が多いのは再読なので勿論分かってはいたのだけれど、注釈こんなに面白かったっけ?(色んな意味で)

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    2013年12月20日
  • 悪霊の館

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    2013.12.15処分

    二階堂蘭子シリーズ4作目。
    憎み合う一族が暮らす館で起こった密室首無し殺人。
    警察の介入を拒む主、甲冑の幽霊、魔女の存在など、怪しい雰囲気の中惨劇が次々と起こる。
    密室のトリックは物理+心理的で単純なものだったが、真犯人の意外性という一点で面白かった。
    二階堂作品の中では一番良い印象。
    魔女の絡みの話は、個人的には全く不要と思う。

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    2013年12月24日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    本格物には欠かせない設定がてんこ盛りで、否が応でも期待が高まるが、トンデモなオチが待っている。
    でも雰囲気が好きで読んでしまう。

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    2013年11月08日
  • 魔術王事件(下)

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    犯人も回答編の前に分かったし、トリックも8割ぐらいは正解だった。
    比較的簡単な謎解きだと思う。

    シリーズ共通して、敵は一緒のよう。

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    2013年10月26日
  • 魔術王事件(上)

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    大掛かりな舞台設定で、殺人を繰り返す、メフィスト。残酷な手口で次々と登場人物が殺されて行く。
    不可解な状況を残したまま、下巻へ。

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    2013年10月20日
  • 軽井沢マジック

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    ネタバレ

    サトルシリーズです。
    こちらは「蘭子シリーズ」とは違い、すらすら読めます(笑)
    しかし、トリックはぎっちりです!

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    2013年12月01日
  • 名探偵の肖像

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    推理作家が書くミステリパスティーシュと見れば手に取らずにはいられません。しかもそれが、かつて胸躍らせたルパンを題に取ってるとあれば尚更!

    ルパンと密室、鬼貫とアリバイ、H・Mと犯人消失、意外なラスト物、極めつけは芦部拓先生とのカー対談と、二階堂先生オリジナルのカー作品全作品論という、お腹いっぱいのフルコースです。ごちそうさまです。

    「本格推理を愛するすべての人に捧ぐ」という言葉通り、特にカー通な人ほど楽しめる作品です。私は彼の作品は5冊程度しか読んでないので、カー論は今後の指標としてざっと目を通しただけですが、読破してる方には自分のカー作品ランキングと照らし合わせながら楽しめるんじゃないで

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    2013年10月13日
  • 軽井沢マジック

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    旅行会社勤務の水乃サトルと部下の美並由加理が出張の帰途で殺人事件に巻き込まれ、軽井沢のペンションに一緒に宿泊することになる…というお話です。
    シリアスな物語というよりもドタバタを楽しむ作品なので、好みが分かれるかもしれません。
    謎解きに関しては物的証拠が無いのが難点ですが、色々な出来事をサトルが繋ぎ合わせて真実が露わになる過程は、なかなか見応えがありました。

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    2013年10月13日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    クラシカルな本格推理小説です。謎がなかなか魅力的ですし、テンポも良いので一気読みでした。
    個人的に好きなタイプのミステリーですが、トリックはあまりパッとしないですし、キリスト教をめぐる会話がペダントリーとして輝いていないので、全体的に安っぽい印象でした。
    ラストの大どんでん返しはかなり衝撃的でしたが、「何故そうしたのか」説得力が乏しく納得出来ませんでした。

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    2013年10月13日
  • 聖アウスラ修道院の惨劇

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    本格派が続くとしんどいせいか疲れました(苦笑)

    蘭子さんシリーズです。
    過去からの下りと現代のミックスが凄い。
    しかし、二階堂先生の犯人はたまに人間なのに人間以外に見えるときがある(笑)

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    2013年12月01日