あらすじ
「黙示録」連続殺人事件。暴かれる禁断の真実! 密室、不可解な暗号文、そして首なし死体――野尻湖畔にある修道院の塔で起こった、2つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。神秘の領域で惨劇が繰り返される。名探偵・二階堂蘭子の推理がついに暴き出した、地下文書庫に隠された驚愕の真実!
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二階堂蘭子シリーズ
尼僧の塔から転落死した太田美知子。捜査の依頼を受けた蘭子。会堂で発見されたトーマス・グロア神父の遺体。首を切られ逆さに吊るされた遺体。失踪し井戸から死体で見つかった寄宿生ハルミ・メイヴァース。文書庫に続く通路の落盤事件と前修道院長マザー・エリザベスの死。捜査中、尼僧の塔から炎に包まれ転落死したシスター・フランチェスコ。院長マザー・プリシラが探し求める《ミッチェル・ヘッジスの頭蓋骨》。使用人梶本稲の死。グロア神父の娘の秘密。
1997年9月11日購入
1997年10月27日初読
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一作目の二階堂蘭子があまりハマらなかったんですが、今回は楽しめました☆
とにかく江戸川乱歩を髣髴とさせますよねぇ。
俗世とは隔絶された女子修道院、桜の木に逆さに吊るされた首無し死体、水晶の髑髏、地下の迷宮…あげだしたらキリがない。
昭和40年代のお話で、ネットも携帯ももちろん無し。後半までどっぷりと蘭子ワールドにハマりました!
でも、迷宮を解くあたりから宗教についての蘊蓄多めでこれは苦手f^_^;
犯人を追い詰めて死なせない方が個人的には好き。でもその辺も含めて今回は楽しめました♪
いつかまた一作目も含めてじっくり再読しよう☆
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内容(「BOOK」データベースより)
野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。
満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。
ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。
そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。
神秘の領域で惨劇が繰り返される。
名探偵・二階堂蘭子の推理が、
ついに暴き出した地下文書庫に隠された驚愕の真実。
++++++++++
二階堂蘭子シリーズ。これは何度も読んだ作品なのに
修道院の内部探索やら暗号やらまるっきり忘却していたので新鮮に楽しめた!
無宗教だからか、こういう宗教絡みで悪魔的なテーマには都市伝説的な楽しさを感じる。
レトロな時代設定と雰囲気も大好き。
黎人の「記録者」としての徹底振り(あんまり役に立たない)
(ラストで活躍したにもかかわらず・笑)もいいなと思う。
二階堂さんの話はあらすじのあおり文句を裏切らないので好きです。
あと名探偵二階堂蘭子女史も大好きなので★4つ。
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じっくり時間をかけて読み進めました。蘭子のキャラクターに磨きがかかっているような感じもしますが、どちらかというと非常に淡々とした印象を受けました。途中の吸血鬼論では呆気にとられましたが最後にはしっかり落ちましたし。前作よりは格段に好きです。あの読みづらい注釈もなくすっきりと。前作で諦めなくて良かったなぁとしみじみ思ってしまいました。
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野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。神秘の領域で惨劇が繰り返される。名探偵・二階堂蘭子の推理が、ついに暴き出した地下文書庫に隠された驚愕の真実!
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長い。途中でついていけなくなった。イマイチ、犯人の動機もちょっと伝わりきらなかったし。密室のトリックも文章ではよく分からず、図が欲しいと思った。
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作中で蘭子さん、「この世が、すべて神の意志によって創造された物なら、神の意志の届かないものや、神の目が届かない所は一つも存在しないわ。だから、地獄や怪物や絶対悪など、神の人間に対する加護に反するものなんて、あり得るはずがないじゃないの」とか言っているけど、アナタ絶対に神様なんて信じてないでしょ、と突っ込みを入れたくなった。
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二階堂作品は真摯にミステリと向き合って書かれているしもっと知名度高くても良いんじゃないかと思う。けれども二階堂蘭子と黎人のキャラが謎を解くだけに存在する歯車のような感じが否めない。キャラ描写より謎だ、推理だ、という感じ。
個人的に推理小説読む上で探偵とワトソン役のそれぞれの掛け合いが好きなので、そこが残念。
本作も謎や舞台や雰囲気は最高なのに、キャラクターと推理がいまいち頭に入ってこなかった。
しかし枝垂れ桜に吊るされた逆さま首なし死体は至極美しい。
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二階堂蘭子シリーズ3作目。
宗教絡みのミステリーということで笠井潔の矢吹駆シリーズが頭に浮かびました。
矢吹駆シリーズよりも遥かに読みやすいのは有難い。
神父の死体の頭部切断理由が良かった。
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流石のボリュームに大満足なのですヽ(*´∀`*)ノ.+゜♪.+謎解きもトリックもちゃんとコツコツ解いてフラグも見極めて……と、冒険小説っぽい所と『薔薇の名前』を思わせるシチュエーションと、読んでて飽きなかったのです(* ´ェ` *)
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文語調の文が下手だと思います。
それとキリスト者に対する偏見がむごい。
また、蘭子のキャラが非常に鼻につく。
古典的名作のネタバレが散りばめられている。
・・・など、なんでこの作品を手に取ってしまったのか自分でも疑問です。
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再読。蘭子シリーズ3作目。
修道院が舞台ということで、宗教色が非常に色濃い一作。
首なし死体、見立て殺人、暗号文に密室、地下迷宮と色々とてんこ盛りです。
そしてやはりというかなんというか、"いやいやちょっと待て!"と突っ込みたくなる場面も。
まぁそれも含めて好きなんですけれど。
この作品は書庫のシーンがとても好きです。
Posted by ブクログ
クラシカルな本格推理小説です。謎がなかなか魅力的ですし、テンポも良いので一気読みでした。
個人的に好きなタイプのミステリーですが、トリックはあまりパッとしないですし、キリスト教をめぐる会話がペダントリーとして輝いていないので、全体的に安っぽい印象でした。
ラストの大どんでん返しはかなり衝撃的でしたが、「何故そうしたのか」説得力が乏しく納得出来ませんでした。
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本格派が続くとしんどいせいか疲れました(苦笑)
蘭子さんシリーズです。
過去からの下りと現代のミックスが凄い。
しかし、二階堂先生の犯人はたまに人間なのに人間以外に見えるときがある(笑)
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うーん
前作の吸血の家のほうが面白かったなぁ
なんとなく納得がいかない展開ばかりで…
以下ものすごいネタバレ
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シスターアンジェラがなぜ自殺したのか理解できなかった
父親への復讐心から犯行に手を染めたのは分かるが、吸血鬼説を本気で信じていたとは思えないし
桜の木のスマもちょっとこじつけが過ぎるんじゃないかと思った
閂の機械的なトリックにも飽き飽き
黎人がフランチェスコの落下も目撃するシーンもそんな偶然をミスリードに使うのはフェアじゃないしこのとき梶本がミスリードを誘う発言をしているのはどうしてなのか(あらかじめアンジェラと黒の部屋を密室にすることを相談していたとは思えない。密室にする意味も薄いし黎人たちが屋上から落ちるところを目撃するかもしれない)
色々納得できないところはあったが、ホラーやアドベンチャーとしては楽しめた
Posted by ブクログ
二階堂蘭子シリーズ。
聖アウスラ修道院で起こる二つの殺人事件。
今回のお話しはとても宗教色の強い作品になってます。
最後には修道院の意外な秘密が明らかにっ!!?