浜矩子のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    『幸せとは、自分の生に対する肯定である。」/西研
    哲学の章 ヘーゲル『精神現象学』の章を読めただけでも大満足。
    これほどヘーゲルの哲学を分かりやすく噛み砕いて説明するのがすごい。
    西研さんはニーチェの本もよかったけど、今回はさらに良かった。

    今の時代、ニーチェの哲学は受け入れやすいし、ちょっとした...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    「幸せ」について、文学の章、経済学の章、哲学の章、心理学の章の4つの章から考察されている本です。
    内容はかなり専門的なので、要点だけ知りたい方は、まとめのページだけ読むだけでもいいかもしれません。

    文学の章は井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』。
    経済学の章はアダム・スミス『国富論』。
    哲学の章は...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    著者は書ききれない感じですが、わかりやすい。ポイントもついてるように感じます。この著者はクリスチャンです 関係無いことですが。
    日本の金融緩和は 相対的にまだ必要と私は考えますが 著者はそれについては旧日銀のようにお金は十分にありますという考えです。
  • 新・国富論 グローバル経済の教科書
    とても面白かった。「ヒト・モノ・カネが国境を越えて、移動するグローバル経済では、カネがヒト、モノをひっぱり回し、企業が成長しても、人々は幸せにならない。国民国家も機能不全に陥っている。スミスの「国富論」に立ち返り、ヒト・モノ・カネ、企業と国と人の幸福な関係を再び築く経済を考える」
    とある。グローバル...続きを読む
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    グローバル経済というものを、そもそも経済とは何かというところから、「市場」「通貨」「金融」「通商」「政策」の5つの要素に分けて解きほぐしていく。
    読みやすくかつ経済の本質をついた本。
    経済がグローバル経済になっていくことの必然と危険が腑に落ちる。

    経済をまたヒトと信用の手に取り戻さないといけないの...続きを読む
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    経済の本は難しいというイメージがあり、経済の事は知りたいけれど読むのがしんどそう・・・という理由でついつい遠のいてしまっていたけど、この「超入門・グローバル経済」は本当に分かりやすい!そして、読みやすい!大人だから今更聞けない、知ってて当たり前な事もしっかり分かりやすく説明してくれているとても嬉しい...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    これ、面白かったです。
    基軸通貨をラインの黄金の指輪に見立て、その変遷を説明しているのですが、読み物として、面白い。

    何も知らない私には、大変勉強になりました。

    そして、金について考えさせられますね。通貨とはなにか。まぁ答えが書いてあるわけですが。
  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    政府部門も民間部門も赤字のアメリカ。それを補うためにドルを刷りまくった。今は基軸通貨であり、過去の栄光の残照もあって、過大評価されているが、所詮借金大国。これに対して日本は債権大国。多少の起伏はあっても長期トレンドでみれば1ドル=50円に向かって収斂している。1ドル50円時代の到来は、とりもなおさず...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    ニーベルングの指環の話になぞらえて、これまでの基軸通貨の移り変わりとその中での日本の「円」の立場や果たしてきた役割をまとめてくれてて、非常にわかりやすく、著者の明晰な感じがとっても伝わってきました。
    そして、歴史が繰り返すわけについても、深い洞察で「確かにな」と思いながら読み進めることができました。...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    外国為替と通貨についての総論として読みやすく完成度が高い。いままで漠然としていた円高の問題のほか、以下のようなタームが理解しやすい。

    シティ(イングランド銀行)、金本位制度、ブレトンウッズ体制、基軸通貨、ニクソン・ショック、グラス・スティーガル法、ボルカーショック、レーガノミックス、プラザ合意、ブ...続きを読む
  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    債権大国である日本の円は、いわば’かくれ基軸通貨’という。これからどうするかの答えはなかなかないらしい。経済にポイントを置いて過去をふりかえりながら、未来をさぐる。税金は上げないでほしい。でも日本の財政の不安をぬぐうのにはそれしかないのだろうか?
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    グローバル化した市場。

    人・物・金が、いとも
    簡単に国境を越える今、

    繁栄も滅亡も世界中が
    一蓮托生。

    一つの地球経済の中で
    共存共栄していくには、

    結局のところは、人が
    人を信用するしかない。

    必要なのは、小難しい
    理論ではなく、

    かつて物々交換の市場
    にあったような原点の
    営みです。
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    好色一代男
    好色一代女
    井原西鶴

    お金があっても、好色に身を費やしても幸せとは限らない。
    例えば美貌にかまかけて、スポーツ選手や実業家と結婚し、ママタレントとなり、自分のブランドを立ち上げるセレブの道も幸せかどうかわからない。
  • “スカノミクス”に蝕まれる日本経済
    ひどい内容でした。
    著者の言っていることがおかしいのではなく、菅首相の言っていること、やっていることが酷いと思いました。

    菅首相のやっていることがおかしいことだらけだけど、それを全部あげつらい”スカノミクス”と呼ぶ人も、よく見ているものだな、毎日そんなことを考えて暮らしてよくおかしくならないな。と...続きを読む
  • 人はなぜ税を払うのか―超借金政府の命運
    実際に浜さんが話しているのが、聞こえて来そうな書きっぷり。

    それはともかく、なんとなく知っているつもりの消費税。改めて気づかせてくれる1冊です
  • 強欲「奴隷国家」からの脱却 非正規労働時代をマルクスが読み解いたら
    反アベノミクスの舌鋒鋭いエコノミスト、浜矩子さんがマルクスを語る!というちょっと意外な本。確かに現在の資本主義を理解するために資本論を読み返す、とか今マルクスが生きていたらどう考えたか・・みたいな本もかなり出てきていて、マルクスの視点が再評価されている・・のでしょうか。
    資本論の入門書というわけでも...続きを読む
  • 民主主義をあきらめない
    2015年10月7日第1刷分。
    この日付より後だから2016年になってたかもしれないけど、浜矩子さんと柳沢協二さんそれぞれをお招きしての講演会に行った。そのどちらかの時に、会場で購入したものと思う。

    私が比較的、政治について語れるようになったのは、去年の参院選からだけど、それまでにも安倍政権に対す...続きを読む
  • 地球経済のまわり方
    確か、『新聞記者』望月がどこかで本著者に触れている中で、”信のおける人”的内容だったから、一度その著作を、ということで入手。読みやすそうなプリマー新書から。
    2/3くらいまで読んで、とりあえず物足りなさが大。ただ残り1/3、世界経済俯瞰の段になって、一気に興味深い内容になった。予備知識が不可欠で、基...続きを読む