浜矩子のレビュー一覧

  • 「通貨」はこれからどうなるのか

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    ネタバレ

    1ドル50円時代を説く浜矩子さんの本。
    世間は相変わらず円高傾向なのでこの本のいう通り50円時代に備えた準備をすべき(通貨に翻弄されない社会作り)が必要なんだろうなぁ。

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    2012年09月29日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    通貨の歴史と役割、これからのあるべき姿を解説している。
    浜矩子氏は、今後も円高は進み(言い方を変えればドル安が進み)、1ドル50円の時代がやがて来ると言う。
    TTPにも否定的な立場のようだ。

    また、最も印象に残ったのは、基軸通貨の定義
    『その国にとって良いことが、世界中にとってもいいことであるという関係が成り立っている国の通貨』

    なるほど♪

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    2012年09月25日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    通貨というものの歴史と現在の通貨制度の仕組みを解説する一冊。
    この手の話題に興味が無い人にはためになる内容かと思うけど、個人的にはそんなに新たに得るものが少なかったかなぁ。
    そもそもテレビとかでの発言もあんまり同感することも少ないし、そもそも髪の毛の色が気になって仕方ないんだよなぁ(笑)

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    2012年09月05日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    経済に明るくない人間にもわかりやすく書かれているのは、ありがたい。
    長期的にはドルが力を失い続けること、目立たないながらも円が存在感を発揮していることがわかった。

    ・レーガノミックスは財政資金投入と大幅減税による需要喚起策だった。金利高政策によるドル高誘導によって輸入の増加を促したことでインフレを抑えることができたが、国内産業は危機に追いやられた。プラザ合意は、アメリカに対して各国がドル高を是正するよう迫ったもの。
    ・プラザ合意の翌年にまとめられた前川レポートで提言されていた日本経済の構造調整(規制緩和、護送船団方式をやめるなど)が実行されなかったことが、バブルを防げなかった要因。
    ・97年

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    2018年10月31日
  • 「通貨」はこれからどうなるのか

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    ベストセラーとなった、「通貨を知れば世界が読める」の続編です。
    「通貨」を中心に、現在の世界経済をまとめ、こらからの方向性を示してくれています。
    重要だと思ったポイントは以下。

    ・円高はまだまだ続く。現在の適正水準から考えると、「1ドル50円」にまではなる。
    ・日本が海外に持っている債権の残高と、逆に海外からの債務の残高を差し引きした「対外純資産残高」の額は、250兆円。これはここ10年以上にわたって世界一。
    ・日本の、政府や国全体が保有する資産から負債を差し引いた国富は2010年末で約3000兆円。このようなリッチさを誇る国の通貨に対して、評価が高まるのは当然。
    ・地域通貨が欧州全土でブー

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    2012年07月26日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    「超円高」「ユーロ危機」を予見したと各界で話題沸騰!
    ついに20万部を突破したベストセラー&決定版通貨論が本書だ。

    なぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか……。
    そんな壮大なテーマを、人気エコノミストがわかりやすくも刺激的に説いていく。

    ・そもそもの通貨の意味とは?
    ・基軸通貨を巡る各国の争いの歴史
    ・ドルの覇権はすでに終わっている!?
    ・ユーロの未来はいったいどうなるのか?
    ・「1ドル50円」時代はいつ来るのか?
    ・通貨の未来、そして円の未来とは?
    など、面白くて読む手が止まらないトピックスが満載。

    知的好奇心を満た

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    2012年07月23日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    基軸通貨をめぐる過去の経緯はよくわかった。やっぱ円って強いのも再認識。その本来強い自国通貨をうまく御せない政治家たちに失望。

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    2012年07月14日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    1ドル50円時代を唱える浜矩子さんの本。
    通貨・基軸通貨の歴史がつかめた。
    結局、国力があって信頼される国の通貨が実質的に基軸通貨になるんだなぁ。
    「TPPとは現代の鎖国である」(p.184)という考え方(域内でのブロック経済だから)は新鮮だった。

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    2012年06月22日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    「基軸通貨」の歴史的流れが理解できた。ドル安、円高の流れではあるが、「1ドル50円時代」には、説得力に欠けると思う。ドルが強いからこそ、ドル安に調整されているのではないか。

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    2012年06月07日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    貨幣に足が生えると通貨。
    基軸通貨に求められるのは、希少性と流通性という矛盾した性質を両立させること。
    著者は、今後は基軸通貨でなく、いろんな地域通貨が並列に使われるようになるという主張。それもありだなぁと思う。今だって、店によっていろんなポイントつかってるしな〜。これの国際版?

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    2012年05月26日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    通貨の定義から始まり、基軸通貨の歴史を省みるなかで現状の体制の限界を明らかにし、今後の方向性を提言する、という流れだが、難解なテーマなだけに、超駆け足の議論となっている印象。
    やはり新書で取り上げる内容をオーバーしているのでは、という気がする。
    筆者の歯切れ良い語り口は分かりやすくて心地良い。

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    2012年06月24日
  • 中国経済 あやうい本質

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    表紙の題名とは異なり、貨幣経済からみた中国の経済論です。著者は実際中国には行ってないようで、あくまでも貨幣経済を軸に得られる情報を基に論じているのであるが、的確に捉えているような感じを受ける。
    ウケ狙いであやういと言う言葉を使っているが、実際は未成熟なだけで問題だらけであるというわけではない。
    冷静に見ると、日本の経済政策よりずーっと的確に手を売っているように見えるのは私だけか?

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    2012年04月13日
  • 中国経済 あやうい本質

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    薄い本で、さらりと読めます。まだ紙が使えたろうに、具体的に詳しく書いてほしいなと思うところが多かったです。
    中国社会の今抱えてる問題は全体的に理解できたが、中国経済の本質とは少し言い過ぎなタイトルに感じます。

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    2012年03月27日
  • 誰が「地球経済」を殺すのか 真相を読み解く七つ道具

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    ミステリー仕立てで解き明かしていく世界経済、という本書は、その七つ道具として「ドラマ」「人」「数字」「座標軸」「反対」「歴史」「言葉」というキーワードを使っていきます。お時間があればどうぞ。

    のっけからこういうこと言うのは何ですけれど、彼女は作家の岩井志麻子さんに似ていませんか?それはさておき、本書は経済の動向をミステリー仕立てで解説したものでございます。その謎解きのための七つ道具として紹介されているキーワードが、「ドラマ」「人」「数字」「座標軸」「反対」「歴史」「言葉」です。これを基にして世界経済を解説していくと面白いように型にはまっていくんですね。

    僕が面白いなと思ったのはエリートの

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    2012年03月21日
  • 1ドル50円時代を生き抜く日本経済

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    この本をどうレビューしようか、と思いあぐねているうちに時間が経ってしまった。そこで、同志社大ビジネス研究科のHPを覗いてみると・・・

    「経済の世界は謎解きの世界です。極上のミステリーのように筋書きが展開し、鋭利な知性による探求が真相をつきとめるのです。(以下略)」

    浜さんは経済学をこういう風に捉えていたのか、と知ってこの本にも合点がいった。経済学に答えはない。通説に依っていては浜さんのような主張は理解できない。真理かどうかはともかく、経済の森羅万象を考えるネタとしては面白い。

    今から1年以上前、震災より前に上梓された本だから、1年経って浜さんの主張を検証できる時期にきている。ドルは75円

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    2012年03月11日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    ネタバレ

    池上彰の経済系を読めば、浜さんの本書はすんなりと頭に入ってくる。
    彼女もわりとわかりやすいが、経済ど素人にはちょっときついかも。。。
    この本が世に出る前から、「超円高」「ユーロ危機」を予見したということで話題らしい。

    ・そもそもの通貨の意味とは?
    ・基軸通貨を巡る各国の争いの歴史
    ・ドルの覇権はすでに終わっている!?
    ・ユーロの未来はいったいどうなるのか?
    ・「1ドル50円」時代はいつ来るのか?
    ・通貨の未来、そして円の未来とは?

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    2013年04月25日
  • EUメルトダウン 欧州発 世界がなくなる日

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    ギリシャの問題をもう少し掘り下げて知りたく購入。人口、経済規模、健全性、国民性、全てが異なるEUの諸国が、同じ金利であるユーロを利用すれば、どんな問題が発生し得るのか、足を引っ張るPIIGS5カ国、救済を強いられる優等生ドイツ国民の不満、イギリスが距離をおく理由、小国の参加への苦悩、などよく理解できたと思う。 ただ言い回しがしつこく、内容に集中しづらい。もっとシンプルな文章が好き。著者の本をもう一冊読んでみて、それも同じ言い回しならもうやめる。

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    2012年02月18日
  • EUメルトダウン 欧州発 世界がなくなる日

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    浜矩子・著。
    2011年12月初版、142ページ。

    EUとユーロのこれまでの歴史と、今後の展望について述べた本。
    とりあえず、142ページしかないので、すぐに読める。
    そして、相変わらず文章が平易でたとえ話が多いので、読みやすい。

    ただ、内容も薄い。
    特に、EU・ユーロの歴史や背景の部分への理解が深い人には、
    正直読みごたえがない本だと思われる。
    最後に提示されている、今後のユーロの在り方についても、
    (未来予測なので仕方ない部分はあるが)量が少ない。
    また、具体性も乏しい。

    ただ、世間的に、ユーロへの絶望感が強い中で、
    一応、EU・ユーロの将来的な方向性を提示できていることは評価できる

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    2012年01月21日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    予想していた内容とは違った。

    でもタイトルにあるように「通貨」を知るためには「通貨」を視点に歴史を書かざるを得なかったんだろうな。

    それはそれで面白かった。
    しかし、歴史。もっと真面目に勉強しとけばよかったとつくづく感じる。

    ただの暗記科目としかとらえてなかったから・・・
    話がそれました。

    私も1ドル=50円あると思います。

    「まさか」が次々起こる世の中ですから。

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    2020年04月26日
  • スラム化する日本経済 4分極化する労働者たち

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    「自分だけよければ病」、まさに今の経済状況を表す言葉であるように思う。また、「フラット化する世界」を引き合いに出し、横並びが発生すると同時にそれに耐えられなくなったものが、今度は縦並びになっていく。これにより、格差がより広がるという。

    賃金だけが下方硬直性を維持せず、下方柔軟性に陥っていくことで、「モノの値段は上がるが、ヒトの値段は下がる」という最悪な状況になってしまう。そしてこの状況を続けていると、市場にカネが回らなくなる。

    グローバル化の悪い面が顕在化した状況である。
    そして、次世代を担うヒーロー像として、スーパーマンではなく、ドン・キホーテをあげていた。
    偶然にも、何冊後かに読む予定

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    2011年11月28日