p. 50【「二つのインフレが世界を切り刻む」】
《「育ち盛り経済」(中国などの経済発展)による「二つのインフレ」(1.「引き上げ型」・2.「押上げ型」)で〈材料費コスト〉が上昇しても、製品価格にそのまま反映させては売れなくなってしまう為、企業は「自力でコントロールできるコスト」として徹底的に押さえ込んだのが〈人件費コスト〉であったが、非正規・派遣と言う「ワーキングプア」の増加は格差社会の深化・「豊かさの中の貧困問題」を生み出した。→「製品」を買える収入を持つ人の減少が不況からの立ち直りを困難にすると言うデス・スパイラルに。