浜矩子のレビュー一覧

  • 1ドル50円時代を生き抜く日本経済

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    ネタバレ

    何とも冴えない日本経済も資産ストックの観点から見れば、まだまだ安定感がある。何と言っても世界の中では押しも押されもせぬ債権大国。世界を振り回した円は、基軸通貨とまではいかないまでも闇将軍的な意味合いにおいて、疑似基軸通貨といってもよい影響力を行使した。円高は日本経済が成熟してきた結果であり、当然の帰結である。この円高環境に日本経済の構造を適合させていくことこそが賢明な生き方である。ところが、日本はプラザ合意を契機に通貨的太平の眠りから目を覚ますべきであったにもかかわらず、金融大緩和という強力な眠り薬を自らに投与することにより目覚めることを拒否してしまった。これがため、新型デフレという高いツケを

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    2012年06月28日
  • 誰が「地球経済」を殺すのか 真相を読み解く七つ道具

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    パタリロ、シェークスピア、シャーロックホームズと何をふざけているのか。思いっきりおちゃらけた展開。今回は少しおふざけがすぎるの感甚だしく冒頭は辟易気味であった。後半からようやくまともに。機知に富んだメタファーが炸裂しだす。相変わらず問題の指摘のみで処方箋はないが、ファンダメンタルズ、プライマリーバランスなど、思考停止用語の解説は非常に良かった

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    2012年06月27日
  • 誰が「地球経済」を殺すのか 真相を読み解く七つ道具

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    実は、TV番組で見た筆者の浜矩子氏は、現実の事業からは遊離した評論家的なイメージを受けたのであまり好きでなかった。しかし、本書を読み印象がガラリと変わった。「地球経済」を殺す(ダメにする)犯人を探し出す探偵七つ道具「ドラマ」、「人」、「数字」、「座標軸」、「反対」、「歴史」、「言葉」を使い、判りやすい切り口で述べられている。これらは、地球経済だけでなく、我々が日頃営んでいる事業活動でも通用する探偵七つ道具であるとも感じた。また、ユーモラスな「二日酔い男」の登場が、遠い存在の「地球経済」を身近に感じさせてくれる。
    正直言って、私自身の日頃の生活や仕事をしていく上で、世界の経済動向へ影響を及ぼす原

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    2012年01月07日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    全体的に読みやすくて「通貨」のこれまでの流れがよくわかる。
    雑誌などでみられる通貨特集に少し補足を加えたような内容といった印象。
    だからこそわかりやすい。入門編に最適。

    第2~3章が特に興味深い。2章でポンドとドルの歴史について、3章後半でプラザ合意後の円について、著者の解釈がまとめられておりここだけでも読む価値はある。

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    2013年03月09日
  • 1ドル50円時代を生き抜く日本経済

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    ネタバレ

    ―――「ドル安」の条件はかなり以前から整っていた、けれど世界中がドル安を認めないまま、今まで来た。理由は各国それぞれに違うものの、ドル安になっては困るという国々が、ドルが下がらないよう維持してきたからだ―――
    なるほど、腑に落ちました。

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    2011年08月02日
  • スラム化する日本経済 4分極化する労働者たち

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    ローマ帝国の時代、大航海時代、といままで2つのグローバル化があったが、
    現在は第三次グローバル化の時代を迎えている。
    ただ、いままでは地球が大きくなるグローバル化であったのが
    今回のグローバル化が「地球を小さくする」グローバル化だということである。


    最近の日本経済の状況については非常にわかりやすく説明されて
    大変勉強になったが、結局のところわれわれはどうすべきかについては
    かかれて入るのだが、あまり意味がわからなかったのが残念。

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    恐慌前夜の地球経済は本当にスタグフレーションの再来だ

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    2009年11月29日
  • 自民党という絶望

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    前後どのような経緯で自民党という政党が誕生したか、対米政策・対中政策・対露政策がどのように変化していったか、アベノミクスとは結局なんだったのか、統一教会と政治家たちがどのようにして互いを利用してきたか、などうっすらと問題になってはいるが、多くの人がその詳細について理解できていない部分について書かれた一冊。

    自分たちがどのように対処しなければならないのかを考えるためには、まず政治家たちが何を重要視しているのかを知る必要がある。この本はその足がかりとして有効なのではないかと思う。

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    2025年12月15日
  • 洗脳された日本経済

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    終始、寒い構成が好みではなかったが、
    アベノミクス=大日本帝国の再来説は
    興味深く面白い内容であった。

    確かにこれらの政策が始まってから、
    ブラック企業が淘汰されたり、36協定や残業時間の縮小が促進され、いわゆる「働き化改革」なるものが急スピードで推し進められたのは肌感覚としてあった。

    著者の考察だと、働きやすい環境を構築することで、子どもから老人まで、全年齢の生産量を増やしGDPを上昇させるというもの。
    その結果として、日本という国家から国民が今よりも搾取される構図が完成する。
    個人的には少子高齢化がますます進行しており、人数ではなく一人ひとりの生産性をあげる政策を取るのは仕方がないとも

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    2025年04月30日
  • 人が働くのはお金のためか

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    人は何のために働くのか。
    ほとんどの人がお金のために働くと答えるだろうなと言うことは想像できました。
    就職活動で自己実現や承認欲求を満たすためと、企業側に沿う意思表示をする。その結果が今の日本の現状に繋がるのかも。

    古代の奴隷たちは身分は低いかもしれないが、最低限の生活の保証があったことを考えると、時代の進歩が必ずしも人を幸せにする訳ではないのかもしれません。

    筆者は、マルクスの「必要の領域」から「自由に領域」への移行は選択する自由があり、初めて生まれる考え方の気もしました。売り手市場であれば、選択も自由になるかもしれませんが、一握りの人が得る果実ではないでしょうか。

    働くことの意味は人

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    2023年03月17日
  • 日本人の給料

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    日本の平均年収は400万円台。
    パート、派遣社員だと200万円台の人もいる。

    日本は今や輸入大国である。
    企業も家計も円高によって恩恵を得る時代

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    2023年01月27日
  • 日本人の給料

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    日本人の給料はここ20年ほどほとんど上がっていないという。その原因について、7人の識者・論客が語っている。
    このうち何人かの説はもっともだと思うし、逆に、そうかなと疑問の残る人もいる。ただ、インタビューという限られた枠組み、紙数の中での主張なので、正直言えば、どれが正しく、どれが間違っているかは判断のしようがない。
    個人的には、浜矩子の言うことが中々面白く感じた。それまで、トンでも学者だと思っていたが、案外説得力があった。

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    2022年05月13日
  • 日本人の給料

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    偏った人選だなとはおもったが、一方日本人の給料に関する現状とここまでの流れがいかに危機的なものなのかを知る上で非常に参考になった。使い古された用語だがケインズ経済学の「合成の誤謬」の話は、非常に納得できた。インターネットでの知識の共有がこれまで一定数存在した「あまり物事を考えてない人」を減少させ、「合成の誤謬」の状況を推進してしまっているのではないかと感じた。
    揚げ足取りではなく、こういう議論をこの本の著者たちの支持政党でもやってくれれば良いのではないだろうかと思う。

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    2022年02月18日
  • 日本人の給料

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    年功序列と終身雇用
    心を病むまで働いても弱体化した中流世界。
    このままだと外国に出稼ぎに行く必要性を感じる。

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    2022年02月17日
  • “スカノミクス”に蝕まれる日本経済

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    もう少し処方箋的な内容期待したが…浜さん、気持ちは分かるが、仮にもこの国のリーダー。アホとかスカとかあまりに下品なこき下ろしで同じ土俵に立たなくても。この国で暮らす一庶民としては、ミジメでやり切れない思いに…

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    2021年08月03日
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう

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    ・ヘーゲル 自分の人生を肯定することで幸福に辿り着く
    ・フロイト 愛する人が幸せであることが幸福
    ・井原西鶴 絶望してもそこで一度断念し次に向かう、ため息が深呼吸に変わるその瞬間が断念の後の悟りであり、幸せである

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    2021年07月03日
  • 「通貨」の正体

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    ブロックごと個別の説明をしているので、これはこれで概略理解はできた。
    しかしそもそもの「通貨の正体」については、詳細の説明がされていない。
    それもそのはずで「説明のしようがない」ということがある。
    逆に本質の説明はある。
    「すべては人間の妄想。だから通貨こそが本当の『仮想』通貨。人間の信用ありきなのだから『人本位制』である」
    説明とはこの一行に尽きるのかもしれない。
    個別説明は「ドル」「ユーロ」「仮想通貨ビットコイン」「バンコール」「人民元」「SDR」「日本円」と章ごとに行われている。
    確かに「通貨とは何か」という問いは命題が広すぎる。
    個人的には仮想通貨の未来に興味があるが、それは今のリアル

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    2021年06月26日
  • ついに始まった日本経済「崩壊」

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    死の海と化した国債と株式市場。。衝撃的な本の帯。適温経済というまやかしの言葉に騙されるべきでは無いと謳う。
    アベノミクスをアホノミクスと断言。現在の株価は日銀の思いの範囲でしか上がらないし、下がらないのはゆがめられて姿。ブラック日銀鯨。ETFを買い株式に手を出すのはどこの国でも禁じ手。

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    2021年04月14日
  • 浜矩子の歴史に学ぶ経済集中講義

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    難しい経済の話を分かりやすいように丁寧な言い回しや例えを使いながら、語り口調で書かれています。
    初心者にも分かりやすい様に工夫している一方で、まどろっこしい・冗長と感じる人も多いかもです。

    自分は「通商」の講義にて、通商秩序と通商理念の歴史的変遷を知れたことが一番印象に残りました。普段よく聞くTPPは広域のFTAであること、WTOは戦争に至った反省を生かして創られたこと、FTA・TPPなどは時代・反省に逆行した動きにならないか注意が必要なんだと知ることができました。

    また、「通貨」の歴史的変遷も勉強になりました。

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    2021年01月03日
  • 「共に生きる」ための経済学

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    現在の日本の抱える課題を「豊かさの中の貧困」と定義するセンスは流石。国家主義に陥らず共生を求める方向性も納得感はある。但し、それをどう実現するか、についてもう少し言及が欲しかった。

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    2020年10月19日
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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    過去の振り返りが長かったが、貨幣史をおさらいするのには良いと思います。あまり経済に詳しくなくても読みやすい。
    グローバリズムの限界がきてと地域貨幣が進むことも同意。一方で3D貨幣で世界を繋げるみたいな構想は面白いが、結局それの限界が出来て地域貨幣が進むのでは?という疑問も残った。

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    2020年06月05日