浜矩子のレビュー一覧
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自分用キーワード
チューリッヒの小鬼 三国通貨協定 ブレトン・ウッズ体制 バンコール スターリング諸国 ニクソンショック グラス・スティーガル法 ボルカーショック プラザ合意 アルフォンス・ドーデ『最後の授業』 マーストリヒト条約 カウンター・パーティリスク サブプライムローン証券化が問題だった 比喩:ツケの福袋 管理通貨制度 アイルランド(勝手に国内の預金の全額保護宣言) 前川レポート 護送船団方式 「上海にはカラスがいない」 ジャスミン革命時の中国のネット規制 TPPは現代の鎖国(特定地域の囲い込み政策) PIIGS 地域通貨(イタリアの飴から始まった例) -
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少々物騒なタイトルは、人を苦しめるものとなっているグローバル経済を告発するという趣旨ではない。
推理小説のタイトルに似せて、現代の経済混迷という謎解きのスキルを伝授しようとするもの。
真相を解明するための7つ道具として、「ドラマ」、「人」、「数字」、「座標軸」、「反対」、「歴史」、「言葉」のキーワードから、わかりやすく解説している。
①「ドラマ」では、経済が難しいものではなく、日常的な生活レベルから見えてくるものであることを、よく知られた小説や映画も援用しつつ、興味を持てるように説いている。
②「人」では、財政をつかさどる政治家の発言から、裏を読む必要性を教えている。
③「数字」では、経済指標 -
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ネタバレ私は、浜先生の斜に構えが厳しい口調が、好きな時もあればそうでないときもあります。
本書では、ちょっと毒づいているなぁ、というのが正直な感想です。けれども、本書は、アベノミクスやリフレ政策のデメリットを知りたい、一般の方向けの入門書だと思います。経済にあまり詳しくない方でも読みやすいのではないでしょうか。
ただし、参考のためにアベノミクス推進派の方の著書も数冊読んで頂きたいなと思います。
浜先生の著書は、過去の歴史を紐解いて、今回の事象に当てはめて説明して下さる点で、とてもわかりやすいです。また、今日に至る経緯も分かりやすいです。
発刊時に比べて少しずつ環境の変化はあるものの、まだ資産バ -
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超入門と書いてあるだけあって、グローバル経済というよりも、(海外との)経済学の教科書的な入門書の本だと思った。実際、冒頭では、「解体新書」だと書いてある。
内容は、市場(いちば/しじょう)の発生から、通貨、金融などを歴史的な発展や問題点を挙げて、最近は言葉としては取り扱わない、通商について、最終章では国ごとの政策をとりあげている。非常にわかりやすい言葉で、基本的な考えをまとめていると感じた。
つまるところ、自由・無差別・互恵がキーワードであり、それ以外の考えは歴史を見る限りうまくいっていないというのは確かに明らかだと思った。このようなあまりに当たり前のことは、本当の意味で真実なのか、それと -
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同志社大学大学院の浜矩子氏の著。
完全にグローバル社会となった現代において、
「市場」「通過」「金融」「通商」「政策」をそもそも論から考える本。
そもそもから論じることもあって、入門書と題されているが、
内容のレベルは高く、色々な示唆が得られ、読後に色々考えさせられる本。
本書で関心を持った分野を更に深掘りしていく読み方が良いのかもしれない。
日本が今後どうしていくべきであるのかは具体的には示されていない。
しかし、「シェアからシェアへ」という考え方は納得感が高い。
ビジネスにおいても、うまく活用できる考えだと思う。
新しいものの売り方のひとつとして、考えていきたい。 -
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浜矩子著、「新・国富論」を読む:
経済学説というものは、その時代が色濃く反映されたものであり、その時代背景を十分認識していないと、確かに、理解出来ないし、その価値の今日的な再認識なり、応用は、出来ないものであろう。何故、アダム・スミスなのであろうか?今日、ヒト・モノ・カネ(順番に注意!)が、簡単に、国境を越えて移動するグローバル経済では、カネが、ヒト、モノを引っ張り回し、企業が成長しても、必ずしも、人々はしあわせになるとは限らない。今や、国民国家も機能不全に陥っている。そもそも、国富論のタイトルは、An Inquiry into the Nature and Causes of the Wea -
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通貨自体は数あれど、世界中で決済や貨幣価値を図るモノサシとして使われる基軸通貨の性質と在り方を問う本。
基軸通貨の歴史を概観し、それを踏まえて今後の日本円の在り方を考察している。
経済学や世界史にあまり詳しくない私でも特に引っかかることなくスラスラと読めた。
わかりやすい記述で1ドル50円時代の到来を予想し、読者の「まさか!」という考えを一つ一つ説得していく。
新書という容量の制限と一般向けに専門的な内容は避けている点があるため、説得力にかける部分が散見される。
これを補っても現在の日本を取り巻く世界情勢や、震災を経験しても揺らぐ事のなかった円高に興味がある人には一読の価値アリである -
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筆者は経済問題のトーク番組に割合と顔をお見かけするかたです。辛口のコメントと印象深い顔立ちやファッションのせいもあり、まとまった論旨を知りたいと思っていたら、タイミングよくこの本を見つけたので早速読んでみました。副題にもあるように、1ドル50円時代もまさかのことではなく現実に起こりますよ!と根拠をひとつひとつ積み重ねて述べていく内容になっています。この推論が正しいかどうか、シャーロック・ホームズの名言を引き合いに出しているのが興味深いところです。
私たちの年代では1ドル=360円が馴染み深い為替レートですが、このように基準通貨ドルの価値が固定されていた時代からすると、今は80円を切っていますか -
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■通貨
1.リセットは極めて難しい。慣れ親しんだ昔の姿でやっていきたい。少しばかりの調整を施せば、このままやっていけるのじゃないか。この希望的観測の下に、元の木阿弥を志向する。このような具合で、我々は前には進めない。前進さえできれば、たとえ一時は闇に突入しても、その先には新たな夜明けが待っているはずだ。
2.フランスのトゥールーズ市では、市とNGOが共同で地域通貨「ソル・ヴィオレット」開発し地域を活性させている。
3.1929年の大恐慌時、ドイツのシュヴァーネンキルヘンでは地域通貨「ヴェーラ」を使い、経済を活性化させた。時間が経過するほど貨幣価値が下がる仕組み。