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「GDPが中国に抜かれた」「貿易赤字が増えている」。日本経済の行く末には暗雲が立ち込めています。でも、エコノミストの浜矩子さんは「そんなことは気にするな」と言います。カネが国境を越え、モノがグローバルな分業で生産されている今、ヒトをないがしろにする経済が生まれました。そんな世界では「国」を単位にした発想は通用しません。GDPが増え、企業が儲かっても国民は豊かにならない。ではどうすればいいのか。経済学の祖アダム・スミスの『国富論』をお手本にその答えを探りました。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年05月10日
とても面白かった。「ヒト・モノ・カネが国境を越えて、移動するグローバル経済では、カネがヒト、モノをひっぱり回し、企業が成長しても、人々は幸せにならない。国民国家も機能不全に陥っている。スミスの「国富論」に立ち返り、ヒト・モノ・カネ、企業と国と人の幸福な関係を再び築く経済を考える」
とある。グローバル...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月03日
作者は、クローバル経済の状況、問題点をうまく説明している。
しかし、結論が陳腐であり。
クローバル経済の合言葉は、「差し伸べる手」であり。諸国民がお互いに対して差し伸べる手、やさしい手、勇気ある手、知恵ある手だ。
諸国民から「全市民」に脱皮しなければならないと言っている。
国境をまたぐグローバ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月07日
浜矩子著、「新・国富論」を読む:
経済学説というものは、その時代が色濃く反映されたものであり、その時代背景を十分認識していないと、確かに、理解出来ないし、その価値の今日的な再認識なり、応用は、出来ないものであろう。何故、アダム・スミスなのであろうか?今日、ヒト・モノ・カネ(順番に注意!)が、簡単に、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
スミスとリカードの経済論の説明と今のグローバル経済について考えている。
分業体制で専門性は高まるが作業が単純となり成長がなくなる。
金本位制と管理通貨制度では政府の役割が変わり、政府が動く必要が出たが、それが機能していない。
グローバル経済で企業の富がその国に入らなくなっている。
国だけの利益ではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月25日
グローバル化の波は過去にもあり、アダム・スミスが「国富論」を書いた1776年も産業革命をはじめ、世界が大きく動いた時代だった。そして現代、正真正銘の国境なき時代を迎えている。
ヒト・モノ・カネは自由に国境を超える今日、しかし、国々とその政策がグローバル化するまでには至っていない。
モノとカネのグロー...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月09日
アダムスミスの「国富論」は読んだことがありませんが、1700年代当時に書かれた本がいまだに利用価値があると言うのもすごいことだと思います。
国富論では、諸国の富は必ずその国に帰属するものであり、現在の様にグローバルに国を超えることは想定していない。また、スミスの時代には労働価値がそのままモノの値段...続きを読む
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