中島義道のレビュー一覧

  • 哲学の教科書

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    中島義道さんの本は
    基本的には好きなんだけど
    今回はあまり
    はまれなかったなあ

    一語一語が
    頭の中で上滑りしていく感じ

    でも もしかしたら
    あたしの頭の中に
    哲学用の回路が
    できあがっていないから
    かもしれない

    とりあえずは 簡単そうな
    哲学ものを
    あんまり選ばずに
    さくさく読んで

    回路を作ろうかなあ

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    2012年04月29日
  • 私の嫌いな10の言葉

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    この本に書かれていることに賛同しようがそうでなかろうが、読後は自らの感覚が先鋭化される内容。
    ただこんな本を読まずとも、この社会で生きていれば自ずから考えざるを得ない話ばかりだとも。
    他の著書も読ませていただいたし、この作者の思想を喰らって生きるのは非常に面白いと思うが、喰らってなお希望とともに生きる、自分はそうありたい。

    次点として、「俺(私)、間違った事言ってる?」も加えていただきたい。

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    2012年04月24日
  • 私の嫌いな10の人びと

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    無自覚で独善的な「いい人」を痛快にこきおろす.
    場を支配する空気を十分理解しているが、その上でそんな空気は一向に意に介さず自分の意見をしっかり述べる.
    時々ぽろぽろ涙がこぼれたりと人間臭い部分が落差があって印象に残る.
    思考停止や無責任の空気に流されてはいけないのだ.

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    2012年04月21日
  • さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室

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    “ドラえもんはマンガの世界だけど、きみたちはそれがどんな魅力的でも、苦労しないで手に入れたもの、人から恵んでもらったもの、などに頼っちゃダメだ”
    “人類が消滅しないまでも、いまの十分の一に減れば、環境問題はいっきょに「解決」される。でも、だれもこういう主張はしない“
    “みんな、「どうせ死んでしまう」とか「人生に生きる意味はない」と、うすうす感じながら自分をごまかしてやっと生きているのに、近くにそれにこだわっている人がいると迷惑なんだよ”
    “人生にはどうしようもない「偶然」が左右するんだよ。だから、きみたちは、今後どんなに努力してもむくわれないかもしれず、どんなにサボってもむくわれるかもしれない

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    2012年04月10日
  • ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白

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    まぁぁ暗くて捻くれてて湿っぽい、重い重い愛に関する哲学エッセイ。
    愛とはなんと利己的で暴力的で理不尽で人を醜くさせるものなのか!
    利己的な自分の愛を底の底まで考え抜き「愛とは何か?」という問題を自らの歪んだ愛をモチーフに考察した奇妙かつ深く興味深い一冊。
    愛に疲れた人、愛を信じられない人、愛とは何かが分からず人を愛せない人必読の書……かな。

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    2012年04月10日
  • ヒトラーのウィーン

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     ナチズムや歴史ではなく、個人としてのヒトラーに迫った本。
    ヒトラーと言えば、禁煙運動と菜食主義者として有名。また、本書で触れられるユダヤ人の最終解決の方法をガス室にした理由「血を見たくないから」でわかる彼の神経質、強迫観念的、潔癖症、妥協を許さない性格。この性質があのユダヤ人大量殺戮をする行動と表裏一体だという分析は興味深い。
     今、巷で流行る嫌煙運動やベジタリアンと、現在の他人に非寛容な息苦しい社会との関係をついつい関連づけてしまう。
     

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    2012年03月30日
  • カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―

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    著者自身が自らの経験のなかで掴み取った生き方
    親の立場として読むと、親の願望で雁字搦めしていただろうことに心が痛くなる

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    2012年03月25日
  • 「時間」を哲学する 過去はどこへ行ったのか

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    読んだキッカケ: 時間について考えてみたくなった。時間は、どうして無尽蔵にあるように感じてしまうのか。人生は短いんだよということを手に取るように実感できる方法はないものか?と本書では答えば見つからずに今も模索している。

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    2012年03月15日
  • ぐれる!

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    ネタバレ

    ぐれることがいいことのように書いてある。

    でも、著者が最高峰の大学に入学後、ひきこもりになって、
    親をひたすら恨んでいたというのが、リアリティがあって、
    著者に興味がわいた。

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    2012年01月30日
  • 明るいニヒリズム

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    "じつに、一瞬一瞬、宇宙の総体は消え続けているのであり、持続してあるかのようなものはただの観念の集合であって、人間が言語によって拵えげた架空物なのである。"

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    2011年12月07日
  • 悪について

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    カント倫理学に基づいた善悪の分析。
    善なる行為だけをなして生きる、つまり善であることはできない。
    自分のなすべき行為が善なる動機から出ているのか悩み、そうあろうと心がけることが善である状態なのだろう。
    思考停止してはいけない。

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    2016年03月02日
  • <対話>のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの

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    自らの言葉に自らの心を表して、自らの言葉に自ら責任をもって、相手の言葉に真剣に耳を傾け、相手の言葉で他者との差違を学ぶ「対話」が、日本には少なすぎることを指摘し、「対話」の獲得によって社会の風通しをよくしようと主張する一冊。

    大変共感できる内容でした。

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    2011年11月23日
  • 私の嫌いな10の言葉

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    わかる、すごくわかる、と思いながら読みました。特に、七番目の『弁解するな!』の章。

    外に出ると、怒りや不満でいっぱいになるような事がたくさんある。
    それに対して、自分の意見を言ってやりたい気になるけれど、公共の場では言えない→言わない私。
    結局事なかれ主義な自分…
    頭の中では台詞までは出来上がっているのだけど。

    考え方には大方賛成するものの、何故かもやっと感が残った。得体の知れないもやもやが残るのなら、私は土屋賢二のエッセイのが好きだ。

    それでも、この本読んで、腹を立てるような人とは、友達になれないなーとも思った。

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    2011年11月19日
  • 明るいニヒリズム

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    77点。ニーチェやニヒリズムって書いとけば売れんのかな、てくらいニーチェ人気高いね。
    エニウェイ本棚に中島義道の本が並んでる人はビレッジバンガードなヤツだ。次点は内田樹。

    著者は常にその時点での「到達点」を本にする。哲学を研究している人というよりは、人生を哲学してる人だ。
    パスカルは『パンセ』で〈人間は人生が悲惨であることを知ったので、幸福になるためにそれを考えないようにした〉と書いた。これはこれでナイスな言葉だが著者にはどうしても「考えないようにする」ことはできなかった。
    「明るいニヒリズム」とはなんだろう、「あらゆることには意味がない」と言った舌の根も乾かないうちに、新たな意味・価値・目

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    2011年11月15日
  • ぐれる!

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    通常想像するぐれるということではない。徹底的にぐれると著者はいっている。
    自分のありのままをそのままうけいれて、だめでもそのまま一生懸命続けていきなさい、それがぐれるということです。とよみとった。

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    2011年11月12日
  • 人生に生きる価値はない

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    相変わらず、この人の異常に攻撃的なところがどうしても好きになれない。むしろ大嫌いである。信念を持つのは構わないが、そのことによって他者に大きなダメージを与えるのは、どのように説得されてもやはり受け入れられない。
    しかし、それでもこうした首尾一貫した主張を続ける彼の著作をいつも買って読んでしまう。気になる。
    それは、おそらく自分が幼い頃から思索していたことと共通する内容がところどころに散りばめられているからだろう。本書のタイトル文についても、小学生の頃からずっと思い続けていることだった。
    だから、これからもう少し反感を抑えられるような文章で思索を綴って貰えないものだろうか、と願ったりするが、そう

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    2011年11月06日
  • 怒る技術

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    波風が立つことを嫌い、内側の怒りを抑えて表面上の「善人」であることを何より重んじる日本人には刺激が強すぎるだろうが、怒りっぽい私には深く頷ける論だった。

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    2011年10月13日
  • 哲学の教科書

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    本屋に行って、見つけるとニヤニヤしながら買ってしまう中島義道の本。

    感想を書くのも結構骨が折れる内容です。

    「あの人には哲学がない」

    なんて人物評をしたことがある方は是非ご一読のほどよろしくお願いいたします。

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    2011年10月10日
  • カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―

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    「何故生きる」それを知るために。
    安心したがる。納得したがる。マジョリティーの側にいることの不気味な強さ、自分の中にある、善意というものの醜悪さを知る。

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    2011年09月11日
  • 哲学の教科書

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    講談社現代新書にしては、文面が硬くなく柔らかいために、読みやすいと思う。

    今回は自分の目的にあわずに読書を避けたが、哲学全体を再構成するには良い本でないかと思う。いつか、読んでみたい。

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    2011年07月29日