<対話>のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの

<対話>のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの

640円 (税込)

3pt

「何か質問は?」―教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街中に溢れる「アアしましょう、コウしてはいけません」という放送・看板etc.なぜ、この国の人々は、個人同士が正面から向き合う「対話」を避けるのか?そしてかくも無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?著者は、日本的思いやり・優しさこそが、「対話」を妨げていると指摘。誰からも言葉を奪うことのない、風通しよい社会の実現を願って、現代日本の精神風土の「根」に迫った一冊である。

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<対話>のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    政治の停滞と、ここで語られている対話を殺してきた「やさしさ」という暴力にはつながりがあるだろう。
    ただ意識改革を訴えるだけではもはや遅い。
    実践として、これを展開していくことが求められる。やれることからコツコツと。
    「それって野暮じゃないか?」は、対話を殺す。しかしそれによってお互いが守られていると

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    社会的弱者は言葉を否定され続け、言葉を語ることを諦めてしまう。日本の和の精神が言葉の足かせになっている。日本はルール違反に対しても寛大だが、他人の苦境も見て見ぬふりをする。要するに個人と個人のコミュニケーションをほぼゼロに留めておく国だ。日本人は客観的な立場から論理を使って語るのはそれほど苦手ではな

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    オランダに行って、オランダに関する本を色々読んで、
    どうしてこの国の人達は、反対派の人達と協働で何か事を起こしたり出来るのだろう?
    対話をすれば良いと言っているが、対話ってそんな効果があるのだろうか。
    と思っていましたが、
    この本を読んで自覚した。自分を含め日本には普段は「対話」がない。
    対話がなか

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

     対話を会話と勘違いすることなかれ。
    「思いやり」や「優しさ」といういい言葉の裏側には対立を避ける自己利益の追求があった。本来的にそれらは他者へ純粋に向いているべきであるのに。対話はそのような感情に縛られず、先入観を除外して論理的に取り組むべきもの。自己責任なのだ。

    0
    2015年03月21日

    Posted by ブクログ

    地位や年齢や知識を脱ぎ捨て、自分固有の実感に基づいて言葉を発すること。これが就職した会社でいかに排除されているかを、今一度かみ締めた。<対話>から目を背けて人並みの生活を手に入れたとしても、そこで「生きる実感」は薄いという確信がある。自分は「純粋に」どう感じるのかを、生涯大切に自覚し、機会を作って発

    0
    2013年12月15日

    Posted by ブクログ

    「空気」に従わないこと、自己主張をするということの大切さです。

    私語が続くと、教室を出ていく中島先生。
    しゃべらない学生に対して「いいかげん黙るのはやめなさい!」という中島先生。
    カンニングをした学生と徹底的に対話をした話にはうるりときた。
    意味のないきれい事の標語に対して怒りを覚え、
    放置自転車

    0
    2013年03月07日

    Posted by ブクログ

    もはや常識となった「空気を読む」という行為を始め、人間関係や社会現象などを「対話(対立)」という視点から見て書かれた本。

    本書を通して、「もっと対話をすべきだ」と言われているように感じた。
    「対話」の定義を、「自分の意見を主張することで人と対立した場合に会話によってお互いの意見を理解しようとする行

    0
    2011年12月14日

    Posted by ブクログ

    同調圧力が日本人から言葉を発する機会を奪っている。これはいわゆる「空気読めない」問題にも繋がっている。学者先生の著は往々にして読み難かったりするのだが、この本はユニークで大変読みやすかった。

    0
    2012年02月12日

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションの典型かつ第一歩は対話である。
    しかし日本は、公の場で特定個人を評価あるいは非難することがはばかられる(優しい構造=和の精神)社会であるので対話が成り立ちにくい社会である。一人一人の間の格差が大きければ大きいほど対話によるコミュニケーションは成立しにくくなる。だが、そんな今こそ対話

    0
    2010年09月06日

    Posted by ブクログ

    一連の不明高齢者問題を目にして、再度読み直したい著作。

    <対話>と聞いて「お隣さんどうし声を掛け合う」などということを想像してはいけません。個人主義とは何か、他者理解とはどういうことか、哲学的に深い話です。

    0
    2010年09月04日

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