【感想・ネタバレ】カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月16日

結局死ぬっていう大前提がある。だからその絶対的不幸に比べたら生きている間に起こることなんて問題じゃないし、なにも興味がわかない、感動しないとしても問題にはならない。
まずそのスタンスを忘れないようにしたい。そこでなんで自分はなにも感じないんだ!と悩む必要はないんじゃないか、ということ。

みんな仲良...続きを読むくというマジョリティの生き方に違和感を感じるということは、その生き方が自分にあっていないということか。

この先強く生きるのか弱く生きるのかはわからない。一つだけ確かなことは、その生きる意味を探し続けるのがいいんじゃないかってことか。結局なにもわからないかもしれない。でも純粋にいろいろ学んでたら何か見つかるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年07月15日

読み手を選ぶ本だと思うが、個人的には9章~あとがきの文章が非常に好みで、何度も読み返している。

p.210
さあ、ぼくを離れて、ぼくがきみに言ったことをすべて忘れて、きみはひとりで生きていきなさい。きみは、きみの人生をきみ自身の言葉で彩ることを決心したのだから、それをどこまでも続けることだよ。

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Posted by ブクログ 2019年04月11日

中島先生は生の無意味さと死の避けられなさに怯えと焦りを隠さない。本書でもそれは徹底的に踏襲されており、読む者の共感を呼ぶとともに深い絶望へと誘う。
一方で永井均は対照的に「存在の祝祭」、つまり長い歴史のなかで己が現在の社会に存在することの驚きを表明する。自己という存在の奇跡を高らかにうたいあげる。同...続きを読むじ現象がこれほど正反対に評価されるものなのかとしみじみ思う。
対照をなす二論のうち、中島先生はどうしても険しい方を選ばざるを得なかった。あえて苦しい道に進まざるを得なかった。それは自分には、あえて弱さを選択するという強さのように見える。気のせいだろうか。

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Posted by ブクログ 2018年05月20日

カイン好きなので何となく気になり中古で購入。
十数年振りの中島義道さんの本。
想像していたよりずっとずっと胸に刺さりました。

『T君』に語りかける中島さんの過激な言説の裏に見える真摯さ。
その言葉も実は『自分に向けて』語っていると吐露する正直さ。

読みながら自分中途半端だなあと思った。
言ってる...続きを読むことがすごくよく分かると思ったり、もしかしたら自分は中島さんが言う『粗野で鈍感な』マジョリティかもしれないなと思ったり。

中島さんのようになりたくはないけど、彼の言うマジョリティにもなりたくない。

では、どうするか。

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Posted by ブクログ 2013年04月28日

親や世間の常識に従って「いい子」として生きることしかできなかったK君に著者が
「親を棄てろ、精神的に殺せ」と力強く言う。
「常識などマジョリティのエゴにしかすぎない」と。

僕は、「そうだそうだ」と頷き、「あぁ、なんて力強く言いたいことを堂々と語っている本なのだろうか」と感動さえ覚えた。


そこま...続きを読むではよかったのだが、
後半はひたすらマジョリティに対する皮肉と戦いに終わり、僕の方向と決別した。
僕は新しい何かを作りだそうとした。つまり「哲学のようで哲学でない何か」なんだろう。
そしてそれでいい。何が悪い。

中島義道氏の本のおすすめの読み方は彼の文章と「戦う」ことだろう。それもただ一人で。単なる共感や受け売りに終わっていてはならない。彼を信奉してはならない。

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Posted by ブクログ 2011年07月10日

テーマについて言えば、村上春樹の『海辺のカフカ』と全く同じ。そして、結論的に不幸そのものを受容する決断を下して生きる選択をする点も共通している。ディテールが全く異なるのは当然だが、内容的な差異を指摘するなら、村上春樹が究極的に不幸を受容していくカフカ少年をわざと僅かながらの希望をもたせる様な描写をし...続きを読む、奇妙というより姑息というべきレトリックを用いた(僕自身はこういう書き方をしたところに春樹の人間に対する諦念が表れていると思うが、多くの読者に誤解をされかねない)のに対し、中島義道は飽くまで不幸というものに誠実に向き合ったという点に尽きると思う。ここまで誠実に不幸を直視し、それをわかりやすい言葉で、余計な修辞を用いずに描いた作品はないと思う。

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Posted by ブクログ 2010年08月16日

本書は、著者である中島義道氏が、その繊細さ故に人生に悩み苦しみ死にたいとさえ思ったT君という若者に向けて語られる手紙のような内容である。内容を読んで自分自身のことを言われているようで心が痛くなった。半分うつっぽくなった。中島義道という中毒にかかったような感じがした。この本から汲み取れたことは次の二つ...続きを読む。一つ目は自分自身について。一度きりの人生なんだから、自分に正直に、自分らしく生きたいと思った。世間はそれを認めないだろうけど、自分のやりたいことを我慢して、自分を殺して人生を過ごすなんて、なんのために生きてるのかわからないじゃないか。二つ目は他人について。普段から無駄に粗野、粗暴にふるまって他人に迷惑とか嫌な思いをさせてる人は、実は自分の弱さを否定したくて、それであの不自然な体裁をとっているのかなと思ったりする。他人の心はわからない。この本を読んではっきりわかった。世界でわかるこころは自分のこころだけ。だから、他人の常日頃からの振る舞いがそのままその人の性格だとかこころだと決めつけてしまわないようにしたい。

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Posted by ブクログ 2010年06月27日

いい子から抜け出せなくてもがき苦しんでいた自分を変えてくれた大事な一冊。
自分のことを言われているようだったのと、読んでいて作者が作者自身の言葉で話しているので入ってきやすかった。
この本を読んでも救われないとあったけど、私はカインを読んでから息をするのが楽になったという意味で救われたのかもしれない...続きを読む

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

マジョリティでない人間はどのように物事をとらえるのか、何を求めるのかについて書かれている。
この本に登場する人物は、初めて読んだとき「俺だ!俺がいる」と感じるまでに自分そっくりだった。

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Posted by ブクログ 2021年12月07日

①100人いれば100通りの考え方がある
・著者中島義道の考え方は非常に独特だと感じた
・少なくとも自分とは異なる
・人と群れるのが嫌い、勉強やテスト好きなど
・そしてあまり共感できるものは多くなかった
・しかし、マジョリティが単にマイノリティを制圧するのは良くないと感じた
・100人いれば100通...続きを読むりの考えがあって、それを知った上で合意を取っていく必要があるのではないか

②人が抱える闇を綺麗に文章化している
・誰もが陥る闇を文章に落としている
・それも、難しい表現や哲学用語を使わずに
・なぜ自分が闇を抱えなくなったのかも分かる気がした
・きっと歳を重ねる中で、鈍感さ、という技を磨いたからだ
・都合よく闇には目を閉し、常に先を見て走れるようになったからだ
・これは自分の成長ではないだろうか

③何のために生きるのかを考えさせられた
・何のために生きるのか、それを知るために生き続ける
・この言葉には、説得力があった
・たしかに20年行きただけでは何も分からなかった
・28年生きて、初めて生きる意味を少しずつ感じるようになった
・この言葉や本は自分を振り返らせてくれた

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

嫌われる勇気とかとも似てるような人間関係や社会に悩む若者(青年)への本。
今の筆者が進路に悩む若者に語りかける形式で進んでいく。彼は親から期待されている道と自分の興味の狭間で悩んでいるという。
自分の若いときの話を引き合いに出しながら、『弱い』若者に向けて主にカントの哲学にそっていかに自分が『強く』...続きを読むなったのか、どんなことに苦しみを、救いを、感じたのかを告白する。
著者は自分は強くなったという。しかし決して幸福になったとは感じていない。彼は強くなる過程でいろんな人の存在を打ち消してきた。それがよかったのか悪かったのか。ただその道は生き延びるために必要だったのだ、という。
彼自身、強くなったことを後悔しているような節もあるのが面白い。彼の孤独の城は、地位は、成功は、ある意味敗北と取れなくもない。しかし死には打ち勝つことができた。たぶん人の数だけ戦いがあって、そして敗北も勝利もあって。こんな人もいたのだなあと思う。
カインな人に向けて、限定的な書き方をしているが、ちらとでも思い至るところのある人は意外と多いのではないだろうか。みんな何かしらの印を刻みながら、自分を殺しながら(生まれ変わった、変わった、というのはある意味少しずつそれまでの自分をあやめていくことでもあるのだなあと思う。変われなかったら自分自身への死が待っているのかもしれない)、生きていっている。

タイムリーすぎる本を読んだなあと思う。個人的にはそこまで死を恐れていないという天の邪鬼な気持ちがある。単純に死んではいけない、という論理はむしろ苦しいと思う側だ。しかし死にたくないときにこういう本は力になる。自分の命の始末が自分で決められる世界であって欲しい。ただそんな世の中は単純な幸福はもたらさないだろう。むしろ物事を複雑にする。だけど私は死よりも自由が欲しい。それはたぶんこの著者の言葉でいったら、人に迷惑をかけることから逃げたいからだ。そして私は弱いまま生きたいと思う。

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Posted by ブクログ 2016年01月31日

初中島作品。
簡単に人物を批評すれば、この上ない比類ない皮肉屋であり、環境がそうさせた典型例だとも感じた。
心理学的用語でいえば、離人症、ACである。


苦しみ続けることによって変化する。自殺してしまったらその苦しみさえ無に帰してしまう。

106⇒人類には粗野な人種と繊細な人種がいる。全く別に人...続きを読む種。粗野な方が総じて人生というゲームで勝ち続け、繊細な方は負けに負ける。それによってどんどん偏屈な人間になっていく。

107⇒粗野なものは悩まない強さ、気にしないという鈍感さ、そして忘れるというずるさを持っている。

繊細なものは粗野にはなれない。


そして日本に蔓延する思いやり教、優しさ教、気遣い教といわれる伝統的な慣習に嫌悪してる。日本は道徳のレベルが高く謙虚で慎み深い民族。と、一般的に言われる。俺が思うに、それはどうもうっわつらの自己保身のためのツールに過ぎないと感じる。

氷山の一角とまでは言わないが、笑顔優しさは人間の先っぽの表層の部分に過ぎない、と。

そう友達も家族も表象に過ぎない。つまり性格ではない。自分がそのように認識しているだけ。

この日本に蔓延する常識と呼ばれるマジョリティ側の価値観に窒息死しかけるマイノリティの叫びの声。

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Posted by ブクログ 2015年06月20日

読後感はあまり良くない。考えさせられる一作。現代社会で暴力的なまでに拡大し、自らの力を及ぼし続けるマジョリティである善良な市民。彼らに対抗するカインと呼ばれるマイノリティー。ニヒリズムの観点から明確な理論で善良な市民を批判しており、現代社会で無条件に善行を崇拝し、他者に強要する善良な市民に読む価値が...続きを読むあるだろう。

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Posted by ブクログ 2014年07月07日

ほぼ全く違和感がなかったのは、同じ境遇だからかな。やっぱり【幼少期の環境×人格形成】は一番の興味分野なんだろうなぁ(u_u)

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Posted by ブクログ 2013年04月15日

二人称。筆者の若き姿と思しき架空の青年への書簡というスタイルは精悍でスマート、クール。自分語りはたいてい鼻に着くものだがそれすらクールに見えるのは、ある種の壮絶な事実が支えているからだろう。自己愛だけではここまで構築できない。気取りや顕示欲と紙一重ながら力量で読ませる。

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Posted by ブクログ 2013年02月15日

ここ数年に流行したアニメに描かれている主題は、ガンダムしかり、エヴァンゲリオンしかり、攻殻機動隊しかり、「お互いのコミュニケーション不全が問題の原因だということだ。だから「心が分かり合えることが理想なんだ」という流れにいきつく。

エヴァンゲリオンでは全人類が1つになることで他人を無くし、傷つくこと...続きを読むのない世の中を理想とした。しかし主人公はやはり他人が居る世界を望むことになる。それはこの厳しい現実の世界で生きていくということだ。

しかし、この本は言ってしまえば他人のいない世界をあえて望んでいる。他人がいるから気を遣うのだ、期待して傷つくのだ、他人の評価に踊らされるのだ、いい子でいようとして窮屈になるのだ。自分の殻にこもれ!他人を拒絶しろ!世の中に迷惑をかけろ!

言いたいことは本当に良くわかる。善人がいかに利己的な都合で自分を縛ろうとするのか、そんな利己的な評価を受けようといい子にしようとする自分はなんて不自由なのか。

この本に書かれている指針のように行動しようと、しまいと、「誰かのため」や「愛」や「善行」は自分の中に潜むいったいどんな動機に駆り立てられての行動かを考えるきっかけになる1冊である。

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Posted by ブクログ 2011年09月23日

身につまされすぎて、スラスラ読み進められない。少し読んでは、自分の中で言葉を落ち着けるために、本を閉じ、時間をおかなくてはいけなくなる。

自分の中でくすぶっていた悩みを、綺麗に言語化してくれる本です。

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Posted by ブクログ 2011年03月09日

著者本人が述べていますように、この本は著者自身へと書かれたものでしょう。したがって当然彼と同じ「カイン」という資質を持った人間以外にはまったく理解不可能な本だと思います。しかし、もしも「カイン」であってなおかつ若く悩み多い人であったならば、その「未来」である中島氏からの言葉はおそろしくためになるもの...続きを読むであるはずです。

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Posted by ブクログ 2009年10月11日

「いい子」から逃れられない苦しみ。「理解」してくれた鈍感な偽善者への復讐。「他人」を(精神的)に殺す方法。怒る、迷惑をかける、自己中心的になる、期待に背く、幸福を諦める、など。T君にあてた手紙として記述。

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Posted by ブクログ 2021年08月01日

“必ず人は死ぬ、死ねば何も無い、それはどういうことだろう?何もない、何もない……それがずっと何億年も続くと考えると、背筋が寒くなり………” という表現が後半にあったが、これは自分も幼い時に考えてたことで、それが言語化されてて、文字で見てるだけで、死について別に考えてないのに、やや怖くなった。
...続きを読むも大人になるにつれて、いつしか死んだ後の世界について考えるのをやめた、怖いから。考えそうになった段階でシャットダウン。考えるのを辞めた時点で筆者の言うマジョリティに属したわけです。
でもその死を、絶対的不幸と捉えてそれ以外の不幸は蚊に刺されたようなもんだと言ってる考え方がとても新鮮だった

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Posted by ブクログ 2020年07月26日

毒を持って毒を制す。自身の凝り固まった考え方をリフレーミングするには手軽だが...。うやむやにしてきたこと、現在進行形で偽っていることなどが浮かんでは消えていく...。うん、もうしばらくは消したままにしておこう。

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Posted by ブクログ 2020年07月10日

中島義道節が炸裂していた。本書は中島が死にたいほど悩んでいるT君(架空の人物)に宛てた手紙形式のエッセイです。しかし多分30年前の20代の過去の自分に宛てた手紙に近い。だからこれは自己啓発ではなくエッセイという方が正確な気がする。だけど中島の生き方はマイノリティーには励まされる。
少し引用します。
...続きを読む
そして、きみはいつか死ぬ。この広大な宇宙の中で。たとえ、きみの書いたものが、きみの死後少数の人にあるいは大勢の人に読まれることがあるとしても、まもなく誰もきみのことを覚えていない時が来るであろう。きみはまったく忘れ去られるであろう。  それでも、地球は優雅に太陽のまわりを回転し、太陽は銀河系を回りつづけるであろう。そして、いつかこのすべてがなくなるであろう。

大体こんな調子です。しかし不幸を味わい続けてでも現実と向き合い続ける中島の態度は美しくすらあります。ただ中島義道という人間を知るのに特別本書を読む必要はないでしょう。彼の著作で他にもっと良作があります。

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Posted by ブクログ 2018年12月31日

幼い頃から「いい子」でいた著者が、同じような生き方をしてきた結果、20歳になって自分の生き方に疑問を抱き苦しんでいる「T君」へ向けて書いた、9通のメールという体裁の本です。

著者は、社会と折り合いがつけられない不器用な若者に、そうした自分を圧殺してしまうのではなく、逆にそうした生きづらい自分の人生...続きを読むを考えるために生きる、という道筋を示そうとしています。

おそらく「T君」も、著者の手紙を読んですぐさま悩みから解放されるということにはならないのだろうと思います。そうした自分自身のほとほと嫌気がさすような「どうしようもなさ」に付き合っていくうちに、そうした自分の「どうしようもなさ」を決して投げ捨てることができず、それと付き合っていくしかないという諦めがついたときに、「なぜ生きるのか?」という問いを考えるために生きるという、著者の語っている答えに出会うことになるのではないか、という気がします。

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Posted by ブクログ 2013年03月23日

私は「カイン」と「善良な市民」の狭間にいる人間のように思います。
だから共感する部分、そうでない部分があり、結果的に評価としては★★★となりました。

共感する部分に関しては、引用にてまとめてあります。

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Posted by ブクログ 2012年03月25日

著者自身が自らの経験のなかで掴み取った生き方
親の立場として読むと、親の願望で雁字搦めしていただろうことに心が痛くなる

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Posted by ブクログ 2011年09月11日

「何故生きる」それを知るために。
安心したがる。納得したがる。マジョリティーの側にいることの不気味な強さ、自分の中にある、善意というものの醜悪さを知る。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

彼の著書の中でも、特に読みやすい。
専門用語は使われていないし、語りかける口調だし。


正直内容は、彼の他の本と重なるところが多いなぁ、と感じた(・ω・;)(;・ω・)

ただやっぱり自分の言動で、他人に迷惑かけたかな?って気にしすぎても仕方ないな、とは思った。
他人の気持ちなんて『わかる』んじゃ...続きを読むなくて、意味付けしかできない。
あと人間は迷惑をかけずに生きることは不可能っていうのも納得。



親にとって『いい子』であることについての話が興味深かった!いわゆるアダルトチルドレンか?

『いい子』なのかは知らんが、実は私には反抗期っていうのがなくて。喧嘩はするけど(笑)

『反抗期』と呼ばれる時期に、祖父母と対立していたおかげで、母親とは仲良くなっちゃった(笑)

…のはいいかもしれないけど。

面倒くさくていちいち反抗する気になれないっていうのもあるよね。
なんつーかこれはよくないね。
反抗期っていう成長に必要なプロセスをふんでいないままきちゃって、未熟な気がする。
そんなわけで、ちょっぴり自分と重ねちゃったf(^ー^;

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

自身の長く苦い経験を振り返りながら、不器用にしか生きることができない若者(=読者)に向かってアドバイスしている。
とても共感できるところもあるし、そうでないところや、むしろ「?」なところもあった。

氏の他の作品に比べると、少々分かりにくかったように思う。

氏の作品としては、「働くことがイヤな人の...続きを読むための本」や「私の嫌いな10の言葉」の方が好きだな、僕は。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

自分と重なるところ、違うところ、、
読んで損することはない。

あの頃の考えはどこに行ったんだろ・・・。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

この本から何かをもらう人はたくさんいると思うが、読み手を選びそうな本でもある。自分を弱いと思わない人でも、アダルト・チルドレンじゃない人も、読む価値はあると思う。

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