あらすじ
欺瞞に満ちた、この善良な市民社会がイヤだ。といって犯罪に走ることも、自殺することも、絶望することもできない──。そういう人は、「ぐれる」しかない。人生の理不尽さを噛み締めて、ぐれて生きていくしかないのだ! 悩める現代人のための新しい哲学の書。
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Posted by ブクログ
「みなさん。もうじき死んでしまうのだし、人生何をしてもおもしろくないんですから、ぐれて生きましょう。徹底的にぐれることこそ、『正しい』生き方なのです。」
「ぐれ」について、様々な内容でぐれを推奨しております。
ぐれはなにも若者に限ったことではない。
ただ、後半になるとぶっとびすぎです。
老人に対して「なぜ自爆テロに挑まないのか」とか(笑)
ぐれるにもなかなか難しい技術がいるようですね。
Posted by ブクログ
おもしろかったぁ。interestingとfunnyの両方の意味でおもしろかった。欺瞞に糊塗されたかりそめの現実から徹底的に逃れてぐれましょう!という内容。言われてみればその通りなんですけどここまではっきり書かれると笑うしかありませんね。
Posted by ブクログ
私がくれない理由としては
ただ弱いだけなんだ
家族や知人との関係を切りたくにも切れない無力な自分
徹底的な人間になりたくてもどうもなれない無力な弱い自分
そんな自分がどうしようもなく嫌だ。。。
真実を味わい尽くす、絶望を味わい尽くす
味わい尽くせるならまだいいが、味わい尽くせないだろう
限られた存在としての私が
中途半端のまま死んでいく
絶望しきれない、ポジティブになりきれない。。。
「徹底的にならなくていいじゃん、バランスが大切さ」なんて言っても
納得できない。。。分からないがどうも納得できない
鬱陶しい。なんて絶望的
個人は個人の絶望を語れない
言い出した途端 普遍的な絶望、概念としての絶望、他人の思い込みによって勝手に曲げられた絶望になっちゃう。。。
寂しいな
Posted by ブクログ
自分を変えたくてポジティブに、前向きに、をうたう本を読んでそのように頑張ろうと思っていた矢先、この本を読み、ポジティブにをうたう本とは180度違うことを言っているし過激で衝撃的だったが、現実的で嘘がなく気持ちいい。なにも頑張る必要はない。肩の荷が下り、楽になれた。
Posted by ブクログ
「どうせ死んでしまう」という当然だけど、誰も言わないこと。
その考えに取り付かれた作者が、自分をごまかすことなく、発明した生き方が本書で紹介される「ぐれる」という方法です。
ごまかさないという強さが、コミカルにすら感じるけれど、説得力を感じ、視野が広くなるような気持ちがしました。
Posted by ブクログ
社会に従順であることと反抗的であることはどちらも幼い。好きと嫌いはその存在を意識することを前提とする。社会とは一定距離を置いて付き合うのが理想だが、それが不可なら後者でありたい。
Posted by ブクログ
ある一定層には受け入れられるのだろうが...。まあ自身も好きな領域と嫌な領域を分け、居心地の良い方に安住しているのだろう。ステレオタイプのありきたりな正義を振りかざされ、虐げられている人は救われる、のかな? 4章、終章が不快。
Posted by ブクログ
ぐれることがいいことのように書いてある。
でも、著者が最高峰の大学に入学後、ひきこもりになって、
親をひたすら恨んでいたというのが、リアリティがあって、
著者に興味がわいた。
Posted by ブクログ
通常想像するぐれるということではない。徹底的にぐれると著者はいっている。
自分のありのままをそのままうけいれて、だめでもそのまま一生懸命続けていきなさい、それがぐれるということです。とよみとった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
善良な市民たちの欺瞞に満ちた価値観が蔓延する社会が、イヤでたまらない。
その価値観から外れている自分のことも、イヤなのだ。
といって、犯罪に走ることも、自殺することもできない―。
そういう人は、真剣に「ぐれる」しかない。
自分の置かれている理不尽をまっこうから見据えて、それを噛み締めながら生きていくしかないのです。
「ぐれる」ことこそが正しい生き方だということを、初めて、かつ徹底的に説いた書。
[ 目次 ]
序章 ぐれて生きよう!(もうじき死んでしまう;真剣にぐれる)
1章 「ぐれる」とは何か(「ぐれる」とは?;「かぶく」「すねる」「ひがむ」「ふてくされる」 ほか)
2章 ぐれる理由(ぐれる理由の五要素;愛がないとぐれるのか? ほか)
3章 さまざまなぐれ方(女のぐれ方;男のぐれ方 ほか)
4章 神さまにぐれる(ぐれる理由・ぐれない理由;カインの末裔 ほか)
終章 ぐれて死のう!
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[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
人生の選択肢は理不尽な理由で制限され、個々人のスタートラインは平等でない。それでも死ぬ日まで生きていく、そのための心構え? 極端で過激な切り口ですが、目から鱗が落ちるような、共感する部分が多々あった。