篠田節子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
確かに怪奇現象は起きますけど、「これ、異色ホラーですかっ?」…という感じです。
ホラーを期待している方はご注意ください。
幸せな家庭生活を送る主人公・瑞穂。
かつて愛した男が亡くなったことで何気なく流れていた日常のリズムが狂い、
人生を立ち止り、振り返り、40歳を目前にして焦り始めます。
女性として共感できる部分も多く、
自分を取り戻すチャンスを得た瑞穂は幸せ者です。
これから演奏三昧な生活を送るであろう彼女が何だか羨ましいです♪
グイグイ引き込まれて一気に読み終えた一冊でした。
しか~し、今まで「フーガの技法」ってつまらないと思っていましたが、
良い演奏にめぐり合っていなかっただけかも知 -
Posted by ブクログ
福祉事務所に勤務するケースワーカーたちが、様々な生活問題を抱えた社会的弱者たちを目の前にし、一筋縄ではいかぬ救済劇を描いたお話。
生活保護の業務は、福祉の中でもひときわ「救済」や「措置」といった色が濃い。どうにかして最低生活を保障しなければならない、そんな状況で、個別ニーズを解消し、その人に適した方法でより良い生活を、などという文句はどの程度成り立つものなのだろうと考えさせられる。
何をもって幸せというのか、その行きつく先は人によって各々である。そして、それを追い求める自由をたいていの人間は持っている。
しかし、生活保護の場合、幸せや充実の追及とは程遠い、死なないための措置、まさにセーフティネ