篠田節子のレビュー一覧

  • コンタクト・ゾーン(下)

    Posted by ブクログ

    前半は主人公三人の姿に怒りを覚えていたが、後半の生き抜く姿を見て、がんばれと応援していました。「生きる」ということにしぶといのは女のほうなのかも。

    0
    2009年10月04日
  • 聖域

    Posted by ブクログ

    「読む人を虜にする原稿」って、たまらなくそそられる帯にひかれて購入。読んでみれば、下北、イタコ、宗教と、いま興味を持っているキーワードがぽろぽろ出現。めいっぱい期待したけど、うーん、このボリュームに収めようというのは無理だったんじゃあなかろうか。このテーマで長大な大河小説を書いてくれれば読み続けてみたいけれど。

    0
    2011年08月06日
  • 愛逢い月

    Posted by ブクログ

    恋愛小説の短編集。
    今まで読んできた篠田節子の小説のコアの部分がちりばめられているような形に仕上がっている。

    0
    2009年10月04日
  • インコは戻ってきたか

    Posted by ブクログ

    出版社に勤める女性の響子。
    最初に彼女のプロフィールが細かく紹介されるが,
    それが後に続く非日常的状況と激しくギャップがあるような気がして
    余計強く後半を際立たせる。

    0
    2009年10月04日
  • レクイエム

    Posted by ブクログ

    短編集。
    全ての作品というわけではないが,
    バブル崩壊の前後の光と闇の対照を描いている作品が多い。
    また,題名通り死に関する作品も少々あった。

    0
    2009年10月04日
  • ハルモニア

    Posted by ブクログ

    天才的チェロ奏者が,多大な苦しみを味わいながらも自身の音楽ハルモニアを紡ぎ出す物語。
    同一著者の『聖域』と『カノン』を合わせたような印象があった。

    0
    2009年10月04日
  • 神鳥(イビス)

    Posted by ブクログ

    夭逝した明治の女性画家が死の直前に描いた「朱鷺飛来図」。
    この画の妖しい魅力に魅せられたイラストレーターと作家の男女。
    この画に隠された謎を探ろうと2人は画家の足跡を追う。
    2人が奥多摩の山中で遭遇したのは時空を超えた恐怖の世界。
    ヒッチコックを思わせるような鳥をモチーフにしたホラー作品。
    画家の謎を追う展開や生きざまには引き付けられるが,
    真相とラストが単純なパニックホラーで少し残念。
    ただ,迫り来る鳥の描写はうまく,恐怖を演出している。

    0
    2009年10月04日
  • 神鳥(イビス)

    Posted by ブクログ

    朱鷺飛来図に隠された真の意味を探る話。
    本来のイメージと大きくかけ離れた描写に恐怖を感じた。
    怖さというよりも,気味の悪さを感じさせる本だった。

    0
    2009年10月04日
  • 秋の花火

    Posted by ブクログ

    閉塞した日常に訪れる転機を冷静で繊細な筆致で描いた短編集。
    バラエティーに富んだ5編が収録されており,
    どの作品も設定やプロットがよく練られている印象を受ける。
    女性が理論的に男を見るとこういう印象なのかと思わされる。
    わざと蔑んだような面もあるが,示唆に富んだ視点は興味深い。
    初めて著者の本を読んだが,導入作には適した本だったと感じる。
    個人的には,「ソリスト」,「戦争の鴨たち」が良かった。

    0
    2009年10月04日
  • 百年の恋

    Posted by ブクログ

    いつか忘れちゃったけど、電車で読むものがほしくて駅の売店で買う。女性が働くのって大変だなーって思う。どうしよう。[08/06/??]

    0
    2009年10月04日
  • ハルモニア

    Posted by ブクログ

    よく分からない。

    最後のページを、一文一文ちゃんと読んだけれど意味が分からなかった。

    結局の所、作者は何を伝えたかったのだろう。

    成長してから読んだら、
    少しくらいは意味理解できるかな…。

    0
    2009年10月04日
  • コンタクト・ゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻。インコと同じようなStory。バカンスに行ったお気楽日本人女性が現地の争いに巻き込まれて、生き延びる。
    ガイドの工藤がいきなり消えたのにはびっくりだったが。。。。

    0
    2009年10月04日
  • 秋の花火

    Posted by ブクログ

    最近、心おだやかになるような本ばかり、読んでいたのですが、桐野夏生の「I'm sorry, Mama」とこの本を読んで、冷たい隙間風が心にぴゅーぴゅー。いや、そういう本も嫌いじゃないんですけど、ちびっこのいる母として、なんとなく心穏やかでいたい気持ちもあったりして。って本の内容とは関係ない・・で、内容。一番印象的だったのは、「灯油のつきる時」なんとなくラストが想像できてしまうのですが、うまいなあと感心。寂しいときのやさしい言葉ってすがりたくなるものなのですよね。何げないひとことでも。「観覧車」は個人的にどっちにも感情移入できず。「秋の花火」は、老人の性について考えさせられました。いや

    0
    2011年09月12日
  • 神鳥(イビス)

    Posted by ブクログ

    ホラーです。
    この本を読み終えたらすぐにネットで登場する鳥を探してみました。
    その姿を改めてみた時ブルブルと震えがきました。
    目が怖い!色も怖い!鳥怖い!あのくちばしでトントンと・・。
    しかし、主人公の相棒がどうしても気に食わない。
    二人がコンビを組む事になる経緯も不自然。強引過ぎ。
    相棒のキャラ設定もうちょっとどうにかしてほしかったです。

    0
    2009年10月07日
  • レクイエム

    Posted by ブクログ

    幻想短編集とあるが、「コンクリートの巣」は幼児虐待を扱っていて、毛色が違う感じ。「自分が悪いから、母親が叱る。悪いのは自分だと自分を納得させているかぎり、家庭内に彼女の居場所は、一応確保されているんだ。」・・・涙。

    0
    2009年10月04日
  • コンタクト・ゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    東南アジアのある国の豪華リゾートにでかけた日本の30代女性3人が、突如勃発した内戦に巻き込まれ、日本に帰国できないまま現地の村でサバイバルする…という話。バリ島のリゾートホテルに持って行って読んだので、臨場感をたっぷり味わた(悪趣味…)。私が篠田節子の最高傑作と思っている『弥勒』につながるテーマだが、3人3様の女性の性格、行動、関係が単純でなく多面的に描かれていてこれまた読み応えがあった。しかし内戦の情勢が込み入っていて読んでいて途中でちょっと退屈になるところも…。

    0
    2009年10月04日
  • 百年の恋

    Posted by ブクログ

    気持ちのすれ違いを、互いに抱えながら、結婚、出産、育児を経験を経て、絆を築いてゆくであろう夫婦のお話。奥様の方が、収入も学歴もあって、旦那様が家事などを引き受けていたのだが、なんか、お互い、いつも、胸の中にモヤモヤ・イライラがあって、読んでいて、少し辛くなった。

    0
    2009年10月07日
  • 百年の恋

    Posted by ブクログ

    2/16 「女たちのジハード」的なものを期待しすぎた。主人公の女が自分の崩壊っぷりに似ててどきどきした。

    0
    2009年10月04日
  • コンタクト・ゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    ワガママ贅沢三昧OL3人組がリゾート先でゲリラに巻き込まれ、命をかけたサバイバルが始まる・・・。
    政治経済に疎い私には多少難しいところもあったけど、パワフルな彼女たちを応援していた。同じ女性として、恋って、仕事って、人生って、社会って何だろう??と考えさせられた本でした。篠田さんが描く女性はとても共感が持てるし、大好き!

    0
    2009年10月04日
  • 死神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    購入詳細不明。おそらく17年ものの積読本。
    2016/7/13〜7/16

    タイトルから、篠田さん得意のホラー系ミステリを想像していたが、全然違った。福祉事務所で働くケースワーカー達の苦悩を描く連作短編集。こういう職場で働く人たちは、人間の暗部を否が応でも見なければならず、自身は相当メンタルが強くないとやっていられないんだろうなぁ。

    0
    2016年07月16日